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肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【千葉 本八幡】 DUCK HIDE「bセット ~鴨らーめん醤油+鴨たまご飯+お漬け物~(1100円)」

旨味ストレート!間借り営業の鴨らーめん

JR総武緩行線・本八幡駅の北口から歩いて2分弱。ロータリー前のショッピングモール「パティオ本八幡」1階に2022年2月15日にオープンした「DUCK HIDE(ダックハイド)」へ。コチラはダイニングバー「SPEAKEASY-K」を間借りして朝7時半から昼2時まで営業しており、屋号にある通りDUCK=鴨を使ったラーメンを提供している。

HIDE=隠れ家というだけあって入口が奥まっていて少々分かりづらいが、不動産屋「賃貸スマイル」と携帯ショップ「テルル」の間にあるので見逃さぬように。私は見逃した。黒と赤を基調とした店内は、カウンター4席と2人がけテーブル席4卓の計12席。バーの間借りゆえ、カウンターには酒瓶がズラリと並び、思わず一杯いきたくなる。

麺類は基本的に醤油と塩の2種の「鴨らーめん」のみだが、訪れた日は夏も近いからか期間限定の「冷やし鴨らーめん」も提供していた。そしてメニュー構成としては、麺+漬物のaセット(880円)、そこに「鴨たまご飯」を加えたbセット(1100円)、さらに「日替わりサラダ」を追加したcセット(1300円)の3段階を揃えている。

店頭POPに1番人気は醤油とあったので、今回は「bセット」を鴨らーめん醤油でオーダーすることに。なお「鴨たまご飯」は、ソースを「わさび醤油」か「バルサミコ」から選べるので後者でお願いした。待つこと5分で着丼。鴨らーめんのスープは岩手鴨のガラからとった出汁に、円みある醤油のカエシを重ねた清湯だ。

しっかりと鴨を感じられるようカエシは控えめ。嫌な臭みも皆無で、アッサリとした旨いスープに仕上がっている。そこに合わせる麺は全粒粉を使った加水率高めの細麺。この手のスープに合わせるには、加水率が少々高く意外とも思ったが、しなやかでコシがあり悪くない。ちなみに醤油と塩で麺を変えているそう。

トッピングにはレアな仕上がり鴨チャーシューが3枚。味付けは控えめで肉の旨味を前面に押した逸品だ。ほか、海苔、炙った白ネギ、笹打ちの九条ネギが乗る。ナスと青菜の漬け物と一緒に小皿で添えられる刻み生姜をスープに加えることで、鴨出汁の甘味がぐっと引き立って、また違う表情を見せてくれる。

そして「鴨たまご飯」では、鴨チャーシューと温玉が共演。鴨肉はバーナーで炙ってあるので香ばしい。また、バルサミコソースは酸味を抑えて甘味を立たせているので、何かこう麻薬的な旨さがある。あっという間に掻き込んでしまった。落ち着いた店内で味わう鴨づくし。激戦区・本八幡にまたひとつ良い店が出来たな。

<店舗データ>

【店名】 DUCK HIDE(ダックハイド)
【住所】 千葉県市川市八幡2-15-16
【最寄】 JR総武緩行線「本八幡駅」北口徒歩2分

★いつの間にか閉店。残念…

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