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医薬品・化粧品・食品の安全を考えるお話

2020年05月17日 | 雑学知識


 このご時世、安倍政権の悪政は、新型コロナウイルスに負けない位の危険この上ない無謀な行動が多過ぎます。「責任はすべて私に・・・」と口癖の如く仰りますが、過去にいかなる責任を取ることも反省することもありませんでした。
他人(日本政府、隣人など)を信用せず、自らの安全は自ら守る努力も必要なことです。
その第一歩に、医薬品・化粧品・食品の安全を考えてみましょう。


保存剤はなぜ必要なの?
 医薬品・化粧品・食品には防腐剤・保存料という殺菌力の強い保存剤が必要です。身近なそれらの成分表示をよくチェックしてみてください。
例えば、インフルエンザワクチン、その瓶には数人分のワクチンが入っていることが多く、使用時に複数回にわたり瓶へ注射針を挿入するため、雑菌による汚染防止のために防腐剤である「チメロサール」を使用しています。
 化粧品食品の場合は、それに相当するものに「パラベン」があります。
防腐剤を含まない商品は空気に触れただけでも腐敗が始まり、空気中浮遊菌や指などに付着した雑菌に触れると一気に状態が変化するのです。例え作っても、一週間や10日でダメになる化粧品は、幾ら美しくなれる良い製品でも売れません。
食品でも同じでデイリー食品以外は、そのような商品は消費者が困り、保存できない商品は購入しません。
造る側だって流通途中で品質が劣化し、消費者に渡った際に問題が起こると大変です。だから、やむを得ず保存剤を使用しているのです。
ここでは、世間で騒がれる代表的なものしか取り上げていませんが、以下の内容をお読みになって殆どの方がお心当たりがあると推察します。

保存剤を管理する政府機関
 保存剤もそれぞれの用途により、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性確保等に関する法律」、俗にいう「薬機法」で、医薬品のほか、医療機器、医薬部外品、化粧品に関してする防腐剤の規定。
また、食品の保存料は、「食品衛生法」に基づき食品添加物の安全性について食品安全委員会を設けて細かい規定があり、いずれも厚生労働省の管轄で管理されています。
次の保存剤は、よく話題になる有名な危険な(?)保存剤です。


チメロサール
 チメロサールとは、別名をエチル水銀チオサリチル酸ナトリウムという有機水銀化合物毒物)で、僅かな使用で非常に強い殺菌作用のあるため薬品などの防腐剤として使用されます。
殆どのワクチンに含まれていると言われ、液状のワクチン製剤では液中の雑菌繁殖を防止するために必要なのです。

ワクチンも「3種混合ワクチン」をはじめとして種類が多く、インフルエンザ日本脳炎A型肝炎B型肝炎・ヒブ感染症・小児の肺炎球菌感染症百日せきポリオ《小児麻痺》・髄膜炎菌感染症、狂犬病などがあり、最近では新型コロナウイルスが問題になっていますが、これらの不活性ワクチンの殆どにチメロサールが使われています。ワクチンにも、生、活性、不活性の種類がありますが、ここでは紙面の都合上割愛します。)

チメロサールを含むワクチンの問題
 過去に自閉症を引き起こす等の発達障害との因果関係が指摘されたことや、皮膚過敏症では、発疹、じんましん、紅斑、かゆみ、発熱などを起こすことがあるためです。
逆に、チメロサールを含まないインフルエンザワクチン(チメロサールフリーワクチンと言われる。)は、アレルギー反応のリスクの少ないとされ、注射時の痛みや腫れも軽減されます。
その代表例である平成23年度のインフルエンザワクチンは、防腐剤にフェノキシエタノール(PE)を使ったものでした。
アナフラキシーショックの副作用 51例のうち 43例がPE含有のものでした。
つまり、害のない防腐剤はないということです。

WHOによって設立された組織GACVS(=The Global Advisory Committee on Vaccine Safety)の見解は、
 ・ チメロサールによる副反応は軽度の皮膚過敏症の他には確認されていない。
 ・ 現状では、チメロサールに替わる適当な保存剤は存在せず、その使用は不可避である。

というもので、水銀製剤の使用を減少させるべきという公衆衛生上の見地から段階的にワクチン液へのチメロサールの使用を減少させていくことが望ましいという提言をしています。


パラベン
 パラべン(Paraben)は、別名を「パラヒドロキシ安息香酸エステル」や「パラオキシ安息香酸エステル」と称し、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンと少しずつ性質が異なります。石油を精製して作られる合成保存料で、化粧品や食品にも使われています。
主な使い分けとして、水に溶けやすいか油に溶けやすいかで、メチルパラベンが一番水溶性が高くプロピル、ブチルの順に油溶性になる特徴があります。
チメロサール同様少量で大きな殺菌(抗菌)効果があるのが特長です。

パラべンを含む化粧品の問題
 現在、コスメには全成分表示が義務化されていますが、以前はこれらの成分を化粧品に配合するときは容器や包装に明記することが義務づけられていました。理由は簡単で、体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分だからです。美しくなるために肌荒れを起こしては、本末転倒ですね。
 パラべンフリー(不含)にすればいいだろう。というわけにはいきません。
化粧品販売の許可を得るには、「未開封で3年間の保存が可能である」という条件をクリアする必要があります。 highdy でもそんなものは開発できません。冬場は2週間、夏場だった1週間で腐る化粧品は、誰も買ってくれません。
ですから、パラペンフリーを謳っていても、必ずその代替品が使われています。
特に近年、化粧品による皮膚トラブルの増加が目立ち、低刺激性・低アレルギー性化粧品への関心と需要が高まっており、いろいろな代替品(化粧品基準・別表第3)があります。これら以外に最近では新商品も開発されています。
 加工食品の場合は化粧品と違って、酢、食塩、砂糖の使用による様々な保存法や乾燥や冷蔵・冷凍による手段がありますが、そうでない場合は何らかの保存料を使うことになります。
ところが、化粧品も食品もチメロサール同様どれもが完全無害というものはなく、「効果」という「ベネフィット」(=利益、恩恵)に対して「リスク」(=危険)が小さければ、我慢するという結論になっているだけです。


行きつくところは・・・
 身の回りを観察してください。女性だって、殆ど化粧をしない、または薄い化粧で、且つ紫外線で肌を痛めていない方は、50歳を過ぎても肌がきれいです。手前味噌ですが実業団の激しいスポーツ選手でもあった後期高齢者の我が紫陽花が証明しています。(決して美人とは言えませんが・・・本当の話
 highdy 紫陽花も小学生のときに BCG(結核予防ワクチン)を接種して以来、インフルエンザを含むいかなるワクチンも接種していませんが、極めて元気です。
我が家の完全無農薬有機栽培の野菜やいかなる薬品も与えないメダカも同じで薬品で痛めつけない地力・体力はとても強いもので、大切です。
 highdy の持論である「薬品もサプリメントも本来体外異物であり、毒物である」に行きつくことになります。
結論として、上記のように厚生労働省によって管理はされていますが、後期高齢者になるまでの人生で、これまであらゆることで何度裏切られたか、「良い」と言っていたことが片っ端から結果的に「間違い」になりました。日本政府を信用してはいけません。自分で確かめることです。
「体に悪いと思われる薬品・化粧品・食品は、いずれも繰り返し沢山使用しないということになります。




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画面上で 右クリック印刷 → PDFとして保存 がいいですね。
PDFファイルでは、リンクがそのまま活用できるため一気にジャンプできます。
(但し、保存先を確認して Enter を押さないと、後で整理する際に見当たらなくなりますよ!)

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2 コメント

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bennkyouno (funiel-shima)
2020-05-17 09:32:59
今朝、食事の時にテレビのCMで健康食品などと称されるものを見て私たち二人は、最近『個人の意見です』や『使用者個人の感想です』
『個人の感想であり効果(効用)効能を表わすものではありません』という見えないような小さな文字のCMが少なくなったという話をしていました。
Highdyさんのブログで事の重大さ(というと大袈裟かもしれませんが)を
知りました。昔の人たちがある面では健康だったことが頷けます。
便利と安全は必ずしも一致しないことを知るいい機会となりました。
サプリメントに対する評価(?)は医者によっても違いますね。
私も詳しくは知りませんがトクホ(特定保健用食品)と機能性表示食品の違いさえも判らない人達が多いのではないでしょうか。
立場が変われば、何でも言えます! (highdy)
2020-05-17 10:37:33
funiel-shima さん
 仰る通りです。私も「いまだから」、すなわち、立場が変われば言えることが沢山あります。
医薬品・化粧品・食品などの工場設計をしているときには、それを生業にしている関係上、「そんなものは、使ってはダメですよ!」などということは言えない立場でした。でも、私に任された食品開発などの際には、例えば、レシピ―の着色料一つとっても、すべて天然由来のもので計画する工夫をしていました。
最終的には、利用者が判断できる知識があるか否かになる可能性が高いと思います。
でも、原発のように自分達の意思で決定できない(良い国会議員を選べない)国民が多ければ、流れに呑まれるしかありません。現政権もその結果を現したものですから。

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