
ユキホオジロ 知床連山をバックにして 野付半島にて
12月7日野付半島: 羅臼の鷲の宿を後にして、3日目の今日は野付半島でユキホオジロ 探索です。12月に本遠征を設定したのも渡来初期はハマニンニクの群落に居着いているとの目論みからです。まずは、羅臼の港に寄って見ましたが、さほど鳥影がないので、直ぐに野付半島に向かうことにしました。9時過ぎには到着し、まずはネイチャーセンターで許可証を得て、半島の先端に直行。途中、海の向こうに雪を被った知床連山が見えて来ます。

左端の高い山は羅臼岳でしょうか。

半島先端のユキホオジロのポイントには、車止めで車を降り、更に30分の行進が必要で、機材を担いでひたすら歩きます。先の方に先客が3名ほど見えます。右手の内海もかなり氷結していますが、先端付近はまだまだで、コクガンの千羽以上はいるかと思える群が見えて来ます。

野付半島の先端からは、内海をバックに知床連山が綺麗に見えます。背景にしてコクガンの群れを収めました。

かなり遠くなので、点にしか見えませんが、少し近くを泳いでいる一群がいました。

さて、ハマニンニクの群落のポイントに着きましたが、ユキホオジロの姿はありません。あれれっ!と焦っていると、上空の方に白い小鳥の群れが舞っています。いたいた!何処かに飛んでいたんだなと思って待っているとだんだん降りて来ましたが、警戒しているのか飛び回ってなかなか着地しません。何とか被写体にはなりそうになって来たので、飛翔を狙います。知床連山がバックになると雰囲気が出ていいね!と撮りまくります。


さらに降下し、ハマニンニクの群落に飛び込みます。すると全く姿が見えなくなってしまいました。どうやら、まだ雪がないので、地面に降りると草に隠れて全然見えないのと、地面に落ちている種を啄めるので、茎を登ってくる必要がないからのようです。雪が積もっていた方が良かったようですが、そんなに都合よく北海道に来ることはできないので、しょうがないですね。

まだ渡って来たばかりで、警戒心も強いのか、直ぐに飛び出して来て、しばらく乱舞です。

待っている間に海鳥も何故か群れで飛んできます。これはカワアイサ の♂の群れ、♂ばっかりです。何ででしょう?

お山をバックに。

今度は、ウミアイサ のようです。知床連山をバックに飛んでくれました。

右に左にと何処からどこへ、何しに飛んでいるのでしょうね。

さて、ユキホオジロは、時々、飛び立っては、給水に行くのか、打ち上げられた海藻についた虫でも食しに行くのか、ハマニンニクの群落から離れて岸の方にやって来ます。

降り立つのですが、かなりの距離があります。そんなに近づいてなく、距離をとっているのですが、直ぐ飛び立ちます。なので、大きく写せませんでした。

無理してトリミングしました。

そんなに無理に近付いてないのですが、やっぱり飛び立ちます。昨日も来られた方がおっしゃるには、今日新たな一群が加わったようで、どうもそれが警戒心が強くて、他もつられてしまうのではないかとのことです、なるほどです。

でも、また降りてくれます。


待っているとまあまあ近くに来てくれましたが、条件は今ひとつでした。何とかアップにしました。




そんなこんなで、あっという間に時間は経ってお昼を過ぎてしまったので、また30分歩いて戻ります。この景色ともお別れです。

戻る途中の電柱の上には、オオワシ。珍しく口を開けています。

オジロワシもやっぱり電柱の上。

シロカモメが波打ち際にいました。

ワシももう少しセクシーな所に止まってくれないかなと思いながら走っていると、打ち上げられた木材の上にオジロワシ若鳥、しかもバックに知床の山々!これは撮らなきゃ!

こうして野付半島を後にして、今夜の宿である根室のフィールドイン風露荘を目指します。日の入り前に着いたので、ちょっと春國岱に寄って見ました。風蓮湖もまだ全面結氷はしてないようで、オオハクチョウがいました。夕暮れ時のシルエットにしてみました。なかなか思うような色になりません‥‥ 近くのレイクサンセットには、タンチョウも2羽いました。まるで飼っているかのようですが。

今回の野付半島では、2017年12月の遠征でのユキホオジロの再現+αを狙いましたが、そんなに世の中うまくは行きません。2年前のその時のブログは、こちら。
次回は、12月8日の根室でのギンザンマシコ、キレンジャク、コオリガモ、風露荘の庭に来る小鳥たちをアップする予定です。
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