ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行2021年2月3月 その6 釧路編 タンチョウ ケアシノスリ フクロウ ヤマセミ

2021-04-28 | 北海道
タンチョウ求愛ダンス 3月6日 釧路市 タンチョウ観察センター

3月5日根室〜霧多布〜鶴居村:根室のFI風露荘をお昼前に後ろ髪引かれながら出発し釧路方面に向かいました。途中、ケアシノスリがいるとの事で霧多布に寄ってみました。岬先端近くのキャンプ場駐車場まで行って車を降りると海から風が吹き上げて飛ばされそうでしたが、何か猛禽が飛んでいます。あれっと思ってみるとなんとケアシノスリ!えっ!こんなことあって良いのというぐらいのジャストタイミングでした。崖下から吹き上げて来る強風に上手く乗って停止飛行していました。虹彩が黄色なので、若鳥の様です。
更に厚岸湾にも寄ってみましたが、オナガガモ、ユリカモメなどが少しいたくらいで早々に釧路に向かい音羽橋に到着。寝ぐら入りを狙いましたが、明るいうちにはほとんど帰って来ません。日も落ちて暗くなり始めてやっとご帰還となりました。

3月6日釧路:翌朝は寝ぐら立ちを見ようと午前5時頃に音羽橋でスタンバイ。3月のこの時期ではさすがに寒いと言っても「けあらし」が立つ事はありませんでした。少しずつ明るくなって鶴の声とともにタンチョウの姿が浮かび上がって来ます。
するとキッキッとヤマセミの声が聞こえて何かが飛んで来ました。まだまだ暗いので、辛うじて写りましたが、やっぱりヤマセミでした。明るくなるまでいてくれないかと期待しましたが、すぐに飛び去ってしまいました。
音羽橋からの眺めはこんな感じです。
寝ぐら立ちは一斉にではなく、家族単位で三々五々飛び立って行きます。こちらに向かって来るものもいればそうでないものもあり、撮り放題という訳にはいきません。
朝焼けが無くて残念でしたが、日が差して金色の川面の上を飛んでくれました。
大部分が飛び立ったので、音羽橋を後にしてすぐ近くの”ウロフクロウ”のポイントに向かいました。ポイントでは早朝のせいかCMさんは皆無でした。2羽が揃ってまどろんでいましたが、今回は少し動きが見えます。向かって左の個体はあくびをしている様です。
そして何かイチャイチャしている様にも見えます。
お目々も少し開けてくれました。
色々サービスしてくれた亜種エゾフクロウを後にして、先ずは鶴居村の鶴見台に向かいました。コロナのせいか駐車場に車はありませんでした。早速撮影開始で、こちらは着地時のポーズです。
こちらは離陸。
2羽で雄叫びをあげます。
全体を写すとこんな感じで、数はそんなに多くはないです。
鶴見台を引き上げてタンチョウ観察センターに向かいました。こちらは有料ですが、数は多めで背景がすっきりしています。オオハクチョウがたくさんいますが、タンチョウ用の餌のおこぼれに預かろうとしている様です。鶴見台もそうでしたが、時々係の方が、白鳥達を追っ払っていました。かわいそうに。
タンチョウをドアップで。
係の方がハクチョウを追っ払おうと出てこられるとツル達もちょっと警戒してみんなゾロゾロと移動。
飛翔姿がやっぱりいいですね。
家族単位でお散歩でしょうか。
時期的には求愛ダンスがよくあるとの事でしたが、何故かあまり見せてくれません。やっと写真に収めることができました。
ということで帰りの便の時間も近づいて来たので、今回の道東遠征をここ釧路で終了としました。ハクトウワシ、ユキホオジロに会えませんでしたが、久しぶりのベニヒワ♂を収めたり、シマフクロウ、オオワシ、エゾフクロウは順当、根室では思いがけず雨氷に巡り合って幸運な遠征となりました。

次回は1ヶ月ほど遅れですが、寒桜とニュウナイスズメと菜の花コミミズクをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。