ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行2021年2月3月 その2 知床編 シマフクロウ オオワシ ウミアイサ シノリガモ等

2021-04-12 | 北海道
シマフクロウ 3月2日知床羅臼

3月2日羅臼:午後3時半近くに知床の羅臼に到着、まだ日もあるので、羅臼港内を探索する事にしました。まず目に飛び込んで来たのは港の街灯の上に止まっているオオワシ。羅臼に来たなという感じです。
近くにハシブトガラスが止まりました。いかにオオワシが大きいかがわかるかと思います。
港内の水面に目を移すとウミアイサ、カワアイサ、シノリガモ、ホオジロガモ等が浮かんでいます。ウミアイサ♂2羽が近くにやってきました。
カモはシノリガモが一番多いようです。
シノリガモの飛翔です。こちらに向かって来るところです。
上空を飛んでいるオオワシもいます。
港内を移動していると街灯に止まったオオワシが目の前です。少し夕日を浴びています。また、車が下を通っても全然平気です。
今夜と明日の2泊予定で鷲の宿に投宿します。例年ならば宿はオオワシとシマフクロウをセットにした鳥見客でごった返していますが、コロナ禍のせいで今夜の泊まり客は我々3名の他に2名との事、ゆったりと観察する事が出来そうです。最近のシマフクロウの出現パターンとして暗くなった6時から9時ごろまでにやって来て、日付が変わった午前3時から5時の間に何回かやって来るそうです。午後5時ごろから早めの夕食を摂ってスタンバイ。すると午後6時5分ごろ早くも登場!川の上流から音もなく飛んで来ました。先ずは生簀近くの木の止まって様子見です。♀は抱卵に入っている様でこの時期やって来るのは♂ばかりのことが多い様です。
暫くすると降り立ち、早速獲物をゲット。
自分でも食事して、更にお持ち帰り。食事会&お持ち帰りの時はしばらく来ないというパターン通りで9時頃まで待ちましたが来ないので、早めに就寝して午前3時に起床する事にしました。ところが部屋に戻って洗面所にいると「来ているよ!」と声がかかります。慌てて部屋に戻ってカメラを向けました。明日は大雪の予報ですが、もう結構ちらついて写り込みます。
もう2回も出てくれたと床に入りました。日付の変わった3月3日の午前3時には起床。支度を整えて観察部屋に移動。夕刻からずっと待っていらっしゃる方によると9時からは出ていないとの事。暫く待っていると3時20分頃に早速やって来ました。
今回は捕まえると直ぐにお持ち帰りとなりました。
そういう時にはまた直ぐやって来る様なのですが、10分も経たないうちに登場。今度は捕まえた獲物を一飲み。
飲み込んでいる時の半眼はちょっと不気味ですね。やっぱりくっきりしたお目目が精悍でいいです。
食事を終えてご帰還です。
それから1時間経った午前4時半頃、またやって来ました。今回は捕まえると直ぐにお持ち帰りでした。
そういう時の定型通り、15分も経たないうちにやって来ました。今回は、飛び降りるシーンを狙いました。
フワリと飛び立ち‥‥
ゆっくり羽ばたき降下し‥‥
脚をしっかり伸ばして着地です。
定型通り今回は自分でお食事。
そしてご帰還でした。
最近の登場パターン通りに来てくれたおかげで、効率よく合計6回も観察する事が出来、嬉しい事です。この日は、知床ネイチャークルーズのエバーグリーン号に乗り込む予定ですが、大雪で朝日は望めそうもないことから午前7時の出航との事。朝食を摂ってから車で5分もかからない羅臼港に向かいました。
次回はクルーズ船でのオオワシ、オジロワシ。雪の中訪問した野付半島、夜のシマフクロウ等をアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。