平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

脳科学で防ぐ“キレる子”

2006年05月10日 | Weblog
今日(5月10日)のNHKの「クローズアップ現代」は、「脳科学で防ぐ“キレる子”」
という番組をやっていました。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2006/0605-2.html#wed

途中からしか見られなかったのですが、「キレる」というのは、感情を司る扁桃核を前頭葉がうまくコントロールできない状態ということのようです。

このブログで3月30日から紹介した岡田尊司さんの『脳内汚染』も、同じようなことを言っていたと思います。番組では、同じゲームをするのでも、機械相手に行なうのと、実際に人間を相手にするのでは、脳の働き方が大きく違うという実験結果が紹介されていましたが、これも岡田さんの説と通じるところがあるように感じました。「人間」の「間」という文字にも示されているように、脳の成長のためにはコミュニケーションが大事だ、ということのようです。

番組では、宇都宮の幼稚園の「じゃれあい」教育も紹介されていました。全身を使った「じゃれあい」は、身体と感情の興奮、つまり扁桃核の興奮を呼び覚ましますが、その後の片付けと整理整頓は、前頭葉の働きを強めるようです。

昔は、そういう遊びは家の中でも野外でもごく当たり前に行なわれていたように記憶しています。遊びの中から、子供たちは自然に色々なことを学び、成長していったのでしょう。そういう遊びがゲーム機に取って代わられるようになって、子供の心に異変が起こるようになったのかもしれません。


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