平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

ジュセリーノという予言者(3)

2007年01月25日 | Weblog
私たちが生きていると信じている3次元の世界は、霊的次元からの投影によって生じています。これは個人としても世界全体としても同じです。

個人の場合、投影の光源に相当するのが神我(神霊的自己)で、それを映像化する元のフィルム(原型)に相当するのが霊体・幽体です。光源の光が霊体・幽体を通り、3次元世界に投影されることによって、物質界の自己が生じます。

個人の集合が世界人類です。世界人類では上の関係は、神界―霊界・幽界―肉体界となります。このへんのところは五井先生の『神と人間』にわかりやすく解説されています。

個人でいえば、霊体・幽体を形成するのは、その人の過去世から現在に至るまでのカルマ(業)です。カルマとは「作用」「行為」といういう意味のサンスクリット語ですが、岩波仏教辞典によると「輪廻転生をあらしめる一種の力として、前々から存在して働く潜在的な「行為の余力」を積極的に示すようになった」と説明されています。

そして、カルマ(業)には3種類あり、「行為のあり方により、身体にかかわる行為を「身業」、言語にかかわる行為を「口業」または「語業」、意思にかかわる行為を「意業」といって三業に区別される」ということです。

カルマは、個人の運命を決めるデータです。各人は生まれるときに、その人なりの運命のデータを、いわば録音テープやCDやDVDのような形で持参しているわけです。そのデータが3次元世界で1次元の時間軸上に展開されるのが、個人の人生です。

ただし、CDやDVDは書き換え不可能ですが、個人の運命データは、現在の「身業」=行為、「口業」=言葉、「意業」=想念によって、常に上書き可能で、書き換えられています。姓名判断や占星術で、個人の運命をある程度予測できるのは、生まれた時点での個人の運命データを解読し、推測しているからです。しかし、それらはその後の書き換え部分を判断に加えていませんから、100%当たるということはありません。

個人の運命は生まれた時点では過去世のカルマによってある程度決まっていますが、生まれたあとの想念・言葉・行為によって変えることが可能です。

同じことが世界人類全体の運命についても言えます。

ジュセリーノが未来を夢で見るというのは、夢の中で彼は霊界・幽界に入り込み、そこに存在している3次元世界への原型となるデータを読み取ったからです。しかし、そのデータはDVDのように不変なものではないので、そのまま実現するかどうかはわかりません。人類全体が生き方を変えれば、人類の未来の運命は変えられます。

前世紀に有名だったのは、エドガー・ケイシーという予言者でした。ケイシーは催眠状態の中で、様々な予言を行ない、驚くべき的中率を示しました。ケイシーは「日本の四分の一が水没する」という予言をしていました。清水勇さんが五井先生にこの予言について質問したところ、五井先生は、「本当と言えば本当、嘘と言えば嘘」とお答えになりました。

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 つまりエドガー・ケイシーは幽界に描かれている恐ろしい状況を予言していたのです。放っておけば、法則とおり、やがて事実となって地上界に現われることになるのです。そういう意味ではやはり本当のことなのです。しかし宇宙神は五井先生を地上に遣わし、「世界平和の祈り」を宣布させ、救世の大光明によって、幽界に出来上がっている地獄絵図を消し去る方法を人類に教えて下さったのです。
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  清水勇『ある日の五井先生』

日本に五井先生が生まれ、世界平和の祈りが祈られることによって、日本沈没の予言は覆されたのです。

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