平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

鎮守の森

2005年02月19日 | Weblog
面白いニュースがありました。

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CO2吸収蓄積量 鎮守の森は3倍 都内で調査

 東京都内各地の神社にある「鎮守の森」が日本の平均的な森林より三倍以上も二酸化炭素(CO2)を蓄積していることが、国学院大の学生らの調査で分かった。
 鎮守の森は古来受け継がれたところが多く、スギなどの植林が進んだ一般的な森林に比べ、シイやクスノキなど二酸化炭素の吸収量が大きい広葉樹が多い。同大経済学部の大崎正治教授は「手入れが行き届いて、日光がよくあたることも吸収量が多い一因」と分析している。
 調査は平成十二年から大崎教授のゼミ生を中心に実施。東京二十三区の神社七百九十七社中、五十九社の調査結果が昨年末、まとまった。
 一平方メートル当たりの炭素蓄積量は日本の森林が〇・〇〇四九トンなのに対し、神社は〇・〇一六二トンと三・三倍にのぼった。同面積における樹木の体積(材積量)も二・八倍と神社の方が大きかった。
 調査・分析にかかわった神社本庁教学課の葦津敬之課長は「日本人は古来、自然の中に神をみていた。二酸化炭素の排出削減は技術的な側面が強調されるが、精神的基盤としても森を守ることは大切」と話している。
(産経新聞) - 2月18日3時5分更新
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私は首都圏のJRの駅から徒歩で25分ほどのところに住んでいます。途中に小さい公園があり、50本ほどの樹木がはえています。

真夏に駅から歩いてきて公園に入ると、夜でも周囲より温度が低いのが体感できます。

コンクリートやアスファルトは日中は直射日光から熱を吸収し、夜になると放熱するので、大都会は熱帯夜になり、エアコンなしには生活できなくなりますが、それがまた廃熱をつくり出し、ますますヒートアイランド化を進めます。

都会の森林は、CO2を多く吸収するばかりではなく、エアコンの使用を抑えることによっても、二酸化炭素の削減に貢献できるわけです。

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