平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

腐らない野菜

2005年02月14日 | 食の安全
コンビニやスーパーは激しい価格競争をしています。コストを引き下げるため、食材の多くは安い輸入品ということになります。

郡司氏の同じ記事の中に、次のようなエピソードが書かれています。

つくば山麓で農業を営んでいる友人の方が、スーパーから、売れ残りの輸入野菜を肥料として利用するように依頼されたそうです。そこで、堆肥にするために穴の中に野菜を入れたのですが、通常の発酵の日数になってもなかなか発酵しなかったそうです。

郡司氏は、それはポストハーベストの残留農薬のせいではないか、と推測しています。

ポストハーベストは、輸送中に食材が腐らないようにするために用いられる農薬ですから、ポストハーベストをほどこされた野菜は、捨てられたあとでも腐りづらくなるでしょう。

しばらく前に、中国から輸入した野菜に、高濃度の農薬が検出されたことがありました。

日本の野菜・果物にも大量の農薬が使われています。しかし、ポストハーベストまでは使われていないでしょう。

食べ物は、命のもとであり、金儲けのための商品ではありません。命とお金のどちらが大切か、言うまでもありません。すべてをお金に換算し、安ければいい、もうかればいい、というのでは、価値観が狂っていると言わざるをえません。昨日のコメント欄ですずきさんも書いていましたが、食にかかわる人びとには高い「モラル」が必要とされます。


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4 コメント

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腐らない遺体 (杉本)
2005-02-14 15:45:19
真贋のほどは不明ですが、あるジャーナリストが伝えるところによれば、今アメリカで“腐らない遺体”が増えているんだとか。原因は不明ですが、一説では防腐剤を含んだ食物を大量に食べているからとか。最初はいかにもカルトな話と思いましたが、なんだか真実味を帯びてきますね。



コンビニなどへ納品する弁当屋に勤めている人の話によれば、今コンビニ人気のおにぎりには防腐剤として界面活性剤を霧吹きで吹き付けているそうです。



こういったことは、企業のせいというよりも、一年中イチゴが食べたいとか、形のいい野菜でなければだめとか、贅沢になれた消費者側にも大きな責任がありますね。農家の人だって、薬を使いたくないと思っても、曲がったキュウリが売れない、虫が少し食った野菜では売れないとなればいたしかたないでしょうね。



一方で「不食」という生き方も出てきましたね。

http://x51.org/x/05/01/1506.php

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チベットのハゲタカ (heywa)
2005-02-14 23:11:41
興味深いコメントありがとうございます。



http://www10.ocn.ne.jp/~gen-mai/column/st_20040313.html



によりますと、鳥葬の国チベットで、ハゲタカが人間の遺体を食べなくなりつつあるそうです。また、日本では、火葬の時間が長くなる傾向があるそうです。



後者は、ただ日本人の体格がよくなったためかもしれませんが、後者は、ハゲタカが人体の汚染を本能的に察知しているのかもしれません。
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動物も食べない人体 (杉本)
2005-02-15 14:46:30
情報ありがとうございます。そうそう、たしかにそのハゲタカの話も指摘されていました。ということはやはり、思った以上に汚染が進んでいることになりますね。食べ物がすべての原因とは断定できませんが、昨今急増する若年犯罪の原因にもその一端があるのかもしれません。自分が子供の頃は、お菓子にチクロが含まれていたとか砒素ミルク事件とかいろいろありました。あれからそういう話はとんと聞きませんでしたが、無添加食べ物ブームの背後で、生きた人体の“防腐措置”が進んでいたということでしょうか。
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訂正 (heywa)
2005-02-16 07:24:16
「チベットのハゲタカ」の



「後者は、ハゲタカが人体の汚染を本能的に察知しているのかもしれません。」



「前者は、ハゲタカが人体の汚染を本能的に察知しているのかもしれません。」

です。



チベットでなぜそういうことが起こるかというと、中国(漢民族)の支配と「開発」によって、急速に環境破壊が進行していることが原因かもしれません。



日本のような温暖多雨な気候では、汚染物質もある程度は雨水によって流されますが、チベットではただ蓄積するばかりです。



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