平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

中国の民主化

2005年04月13日 | Weblog
昨日の投稿へのコメントで、杉さんが紹介している萬晩報の記事は

http://www.yorozubp.com/0504/050411.htm

です。

テレビの映像を見ても、今回の反日デモは、学生を中心とする若者たちが主体であることがわかります。そして、警察官がまったく取り締まる気がなかったこと、政府当局がバスを用意していたことなどもよくわかります。

中国の若者たちが反日デモに参加したのは、

(a)若者たちが、江沢民体制のもとで強化された、徹底した反日教育を受けて育ってきた。

(b)若者たちがケータイやパソコンなどを使っているので、情報の伝達が早い。

(c)大学卒業生が大量に生まれ、大学卒でも就職できない状況が生じ、若者たちの不満が高まっている。

というような要因が考えられます。

今回は反日メールがあっという間に広まりましたが、次回は反共産党メールや民主化要求メールが広まらないとはかぎりません。

1989年の東欧革命は、東ドイツをはじめ東欧圏の民衆が、テレビを通じて、西ドイツをはじめ西側世界の自由で豊かな生活を知り、共産党の公式宣伝が嘘であるということがわかったことが基盤にあって起こりました。そこにゴルバチョフのペレストロイカが火をつけたのです。

中国はテレビや新聞は規制できても、今やインターネットを止めることは困難です(現在は制限していますが)。中国でも今後、否応なしに海外の情報へのアクセスが進み、個人個人は、党が流す情報に踊らされず、自分の頭でものを考え、何が正しく何が間違っているかがわかるようになるでしょう。ケータイやパソコンでは、共産党にとって都合の悪い情報でも、止められなくなります。

いずれにせよ、共産党の一党独裁という硬直した政治体制は、人類と地球の進歩に合いませんので、いずれは崩壊していくことは必然です。

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