朝青龍には、もう擁護出来ない。

2007年08月02日 | 格闘技
朝青龍は過去様々な問題を起こし、物議をかもし続けてきた。立派な大人とは言え、異国の地、国技で頂点を極めた男に、それも若気の至りと見ていた。ただ今回の仮病疑惑に関しては残念であり、厳しい処罰に彼自身、相撲道を全うするとは思えない予感がする。確かに3年半1人横綱を全うし、本場所がなければSP番組、CM、イベントには欠かさず出ていた。敢えて、最後の擁護をするなら、周囲、協会も、相撲人気低迷に「朝青龍頼み」があったのかもしれない。1998年から日本人横綱は出ていない。あと一歩と言っても力の差は歴然としていた。大関陣に打倒朝青龍は酷だったのかもしれない。まだ若いが彼の相撲人生は至って短いと推測する。巡業、出稽古は相撲にとって欠かせないこと。多くのファンを維持、拡張する大事な巡業だが、「お金にならないことはしない」と一部報道された。厳しい縦社会と辛い稽古、母国にゆっくりする間もないが、その道を選んだのも彼自身。先場所も後輩新横綱白鵬を倒して優勝し先輩の意地を見せたが、以前のキレもなく短命なスポーツだけにこれを機に彼はもう国技の土俵に上がるのは難しいと思う。頂点を極め、母国モンゴルに帰ればヒーロー。モンゴルに帰れば仕事はあるはず。東関親方のように、後輩を発掘、育成する人格とは今、俺の目には映らない。当然この疑惑と過去の言動がまた再燃し、相撲以外で日本のタレント的活動もスポンサーは容易には使わないだろう。「お金にならない仕事」が 「お金になる」ことを分かっていないのと、周囲が少しかれに対して協会以外も依存したと思う。厳しい家庭に育ち、こうした問題が起き、強気な反面投げやりな性格に彼の決断が迫られる。これで、また相撲人気低迷は免れない。キツイ、キビシイ、キケン、上下関係諸々新弟子も年々少なくなる。国技だけに、日本人横綱誕生を期待したいが今はその該当者が見つからない。人気低迷、国技館は閑古鳥が鳴く。野球のようにTV中継がなくなるかもしれない。国営放送だからないとは思うが、老若男女に人気あるスポーツとは思えない。まあ年配の方ならまだしも。国技である「相撲」ここ数年は彼以外にもあまり良いニュースは聞こえなかった。数々の歴史と伝統の名勝負で相撲こそ国技にふさわしいものが、海外巡業でもお客は来ない、異国の方も相撲=日本のスポーツ。という図式ではないことに気づいていると思う。