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Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

イベント三昧。

2006年08月27日 | デンマークっぽいもの
 久しぶりに老人ホームバイトのない土曜日だったので、天気も良いし朝から洗濯をし、その後ヨナスと街へ出掛けてきました。

 まず初めにFrederiksbergのGodthaarsvejにあるカフェで朝ごはんを。私はアーティスチョーク?が好きで、今日行ったカフェではアーティスチョークとバジルを混ぜたペーストを挟んだサンドウィッチがあり、なるほど、こんな食べ方もあるのか、とちょっとアイデア頂き。お値段49kr(1000円弱)でコーヒー16kr(310円くらい)と、高級エリアFrederiksbergの素敵なカフェの割にお手頃お値段、しかもオープンカフェで気持ちよかったです。

 その後、カフェの道沿いにあったハンドメイド&小さなデザイナーのセレクトショップで、素敵なマフラーとマフラーとお揃いの帽子を購入。そろそろ冬支度を、という名目で散財です。

 それからFrederiksbergコミューンの広場で行われているフリーマーケットへ。なかなか大きなフリーマーケットで、骨董品から日用品まで色々あります。私はそこで昔風セーター(15kr)、にんにく型にんにく保存容器15kr、60年代に大流行したホーローのキッチン用品の壁掛け小物入れ75kr(スカイブルーがきれいなので、ちょっとこれから集めていこうかと)、ヨナスはコンピューターゲームソフトを2つ(なんかコマンドーもの)を購入しました。

 まだその時点でも14時半とかだったので、Vesterbroを通って、途中素敵なおしゃれ洋服屋さんなどを冷やかしつつ、中央駅の前を通り過ぎ、Gammelvejでのお高い骨董品市をちら見し、今度はクリスチャンスボー(国会議事堂)のお隣、トーヴァルセン美術館前の広場で行われているイタリアンマーケットへ。
 小さなマーケットだったのですが、おいしいオリーブ、チーズの量り売り、その場で作って焼くピザやパスタ、各地方の名産ワインの試飲販売、あとは民芸品やイタリアメーカーの車やスクーターの展示が行われていました。そこでも我々はトスカーナの赤ワイン、くるっと巻いて着るラップワンピース?(イタリア産ではないと思うが)を購入(ワンピースはヨナスが買ってくれました)。
 そこで見たスクーターが実はクリスチャニアバイク(リヤカーの荷台が自転車の前に付いたようなデンマーク名物の自転車)とそこまで大きく値段が変わらないということがわかり、この車激高な国で車には手が出せない我々は「あれで2人乗りなら市内をふらふらするのにちょうどいいかも!」と思いましたが、冬はやっぱり寒過ぎる、ということで断念。

 その後また、今度はヨナスが見たいお店があるということでストロイエ(観光客に人気のショッピング通り)の裏手にある、おしゃれな若者通りへ。行ってみるとトラックが横に止まって道を塞いでおり、自転車を置いてそのむこうへ行ってみると、歩行者天国状態でお祭り?をやっていました。その道を塞いでいるトラックも荷台部分がライブステージになっており、色んなゲストが来てプチライブをしていました。
 そこはおされで若者に人気のカフェやらクラブ、古着屋が多い通りではあるのですが、それらのお店がすべて道の前にソファーや椅子を出して路上カフェ?を開いています。古着屋や雑貨屋もどさくさに紛れて出店をだしており、さらに一般市民と思われる若者までその横でフリーマーケットを開いているし、その隣では即席DJが大音量でレコード回してるわ、なんだか狭い道でごみごみと色んなことをやっていて面白かったです。
 土曜日の昼間ということもあり、子供連れの若くておしゃれなパパママが多く、おしゃれおしゃれで肩が凝らない感じなのもまた良かったです。

 いつも思うのですが、コペンハーゲンに住んでいてよかったなーと思うのが、こうしていつもどこかしらでイベントが行われていることです。真冬でもフィルムフェスティバルやら室内で楽しめるものも多く、春や夏になるとそれこそあちこちでイベントがかぶるほど色んな催しがされています。
 よく大きな国(アメリカなどエンタメ好きな国)から来た人は「デンマークは超退屈」と言うのですが、アメリカに引けを取らないエンタメ大国日本の東京から来た私ですが、別に十分楽しめています。確かに派手さやエキサイトするものはあまりないかもしれないけど、大人も子供もお年寄りも楽しめるデンマークのイベント、私は好きです。


Nik & Jay

2006年08月15日 | デンマークっぽいもの
 たった今、洗濯物をたたみながらTVを観ていたら、Nik & Jayの新曲プロモが…。前回の「レガッレガ、レガ♪」という曲をこれまた上回るすごい曲で(その名も「ボイン」という曲)、彼らをみるたび、自分がデンマーク人じゃないことに少しほっとします。まあ、日本にも恥ずかしいアーティスト沢山いますが…。

 おそらく、私の周りのデンマーク人の90%がNik & Jayの名を聞いて「Neeeeej!! Pinligt!!!(イヤー!恥ずかしい!)」と叫ぶと思うのですが、一体どこの誰があんなに彼らを指示してるのか、謎です。今度のチボリコンサートも彼らだそうで…。

 事情を知らない方のために説明させていただきますと(私もよく知らないけど)、NikとJayは全歌詞デン語で歌うヒップホップの歌手です。おばかティーンや現場系の兄ちゃん層に人気があると思われます。
 昨年?例の「レガッレガッレガ、レガッレガッレガ…*以降繰り返し(laekker=デン語でおいしいとか意味する言葉。若者が使うことでセクシーとかかっこいいというややスラングな言葉になる)」という歌が大ヒット。どうやら彼らの歌詞から若者達の間で「laekker」を始め「Hva' saa det?!(英語のwhat's upみたいな)」など、クールなデンヒップホップ用語が広まっているようです。

 新曲PVでは、綺麗だけど踊れない、いかにもなデン人のお姉ちゃん達ががんばってそれっぽく腰を動かし、ちょっと悪っぽさ&危ない感じを演出するためか、うちのアパートの近所(高速の高架下)や、Islandsbryggeというおされマンションがぼこぼこ建ち始めた人気エリア(やっぱラッパーたるものゴージャスさも必須?)などで撮影されており、今回も歌詞である「ボインボイン!」を連発しております。

 さあ、みなさんもTVやラジオでそんな彼らの新曲を要チェケラーです。

KASTE GRIS

2006年08月06日 | デンマークっぽいもの
 デンマークといえば豚が有名で、最近では日本でもデンマークポークがよく出回っているようですね。デンマーク人が愛するキャラクター(自虐的アイロニックも含めて)も豚が多く(他にも牛、羊、など牧畜関係が人気)、デンマークと豚は切っても切れない関係です。そんなデンマークらしいゲームをみつけたのでご紹介。その名も「KASTE GRIS(投げブタ)」。

 2つのミニチュア豚のフィギュア(実に精巧にできていてかわいい)をサイコロのように投げて、豚の転け方でポイントが決まります。外れ(0ポイント)が出るまでは続けて投げることができ、ポイントが加算されて行きますが、外れが出てしまったらポイントは帳消しになります(この辺がちょっとギャンブルな感じ)。人数は2~5人くらいまで同時にプレイでき、10会戦したところでポイントの合計を競うのです。

 携帯に便利なケースに入っており、前のデン語の先生METTE曰く、「どこでも持って行けるし、ルールも簡単だから誰とでもプレイできる。私は南米をバックパックで旅した時、電車の中で現地人とすごく盛り上がったわ!」と。私もMETTE先生クラスの朝ごはんパーティでこれをやって、みんないい大人なのにかなり盛り上がりました。

 説明書によると起源はなんとバイキングの時代だとかで(うそくさい)、そんな頃からデン人に親しまれて来た伝統的ゲーム。ぜひデンマーク土産にどうぞ。文房具を扱う本屋さんなどで時々売ってます。



これは最高ポイントの「ベーコン」という技。これが出た時点であなたは負けです(ていうか不可能でしょ?!)。



こんな具合にポイントが決まります。

暑い夏も困りもの。

2006年08月03日 | デンマークっぽいもの
 今年の夏は記録的に好天の日が続き、デンマークらしからぬ、夏らしい日々が続いています。まあ、大抵初対面とか馴染みの無い人と話をする時、日本でも同じように天気の話なんかをするわけですが、ほとんどのデン人が「いや、今年の夏は異常だよ。異常に天気がいい。今年は特別だから、毎年こうだと思っちゃいけないよ!」と変に釘をさされます。

 そしてそんな温かい今年、アブや蜂、その他虫達が大発生しています、デンマーク。天気がいいので外で食事をしようと思っても、ブンブンと虫が次から次へと飛んで来るし、しかも刺すタイプのやつらなのでまったく優雅に食事どころじゃありません。老人ホームのスタッフの一人は鼻の頭を蜂に刺されて、毎日絆創膏をしており、かなり気の毒です。私も甘く見ているとそうなりそうで、ただでさえ顔に酔っぱらって転けたときの傷がまだあるのに、これ以上は…と。

 そんな虫虫な今日(?)、やけにキッチンにショウジョウバエが多いな~と気付き、パイナップルを食べた後の皿を出しておいたからかとも思ったのですが、どうやらそうではなく、開けている窓からどんどん入ってくるようです。
 夕食前にバシバシと叩いて15匹は始末したと思ったのですが、夕食後にはさらに倍の数増えており(夕食作りで窓を開けて換気したからか?)、かなり人類の無力さを感じています。繁殖力では奴らの方がずば抜けていますもの…。

 デンマークではその辺のスーパーにほいほいと殺虫剤なるものが売られておらず、売られていても殺虫力も今イチらしく、さすがエコでLOVE&PEACEなデンマークだなあと。

 明日とにかくあの大発生な虫達をどうにかしたいので、薬局にいってきます…。

交通安全

2006年07月27日 | デンマークっぽいもの
 デンマークのTVCMはなかなかメッセージ性のあるものが多いのですが、中でもこの交通安全を訴えるCMはかなりずーんと来るものがあります。あのシリアスなドラマ仕立てのCMは、なんか免許更新時の違反者講習ビデオを彷彿とさせますが(過去2回の更新とも観ちゃったよ)、やっぱりよほどのアホじゃない限り響くものはあるんじゃないかと。

 この交通事故に関するCMはこのサイトで、左下のTV-SPOTに入ると観ることが出来ます。すべてデンマーク語なので簡単に説明すると、

『SPRIT 飲酒運転編』
 <彼は自分が酔っているとは思っていなかった。ただビール1、2杯とウォッカを少し飲んだだけだし、友達とその彼女を家まで送ってあげようと思った。それでも事故は起きた…。>
 彼は警察に向かってなんで酔っぱらってたのに運転したか、必死に言い訳をします。「友達は酔ってたし、自分が運転しなきゃと思ったし…」親友を載せて去っていく救急車をみて彼、「あいつ、死んでないよね?死んでないよね?…」。

『FART スピード運転編』
 <彼らはそんなに激しい運転をしていたわけではなかった。そこは広い道で、雨が降ったりということもなかった。でも彼らの車は転倒し、今彼女は車の下敷きになっている…。>
 「彼女はどこにいるの?どこかに放り出されちゃったのかな…」とあたりを探す彼。そして車の下敷きになっている彼女を見つける。警察は「もう息をしていないから…」と言うも、彼は「そんなことない!息をしているのが聞こえたよ!」と必死に彼は彼女の名前を呼ぶが、返事はない。

『SELE シートベルト』
 <たった5分だけ。それだけ気をつければよかった。妹はシートベルトをしていなかった。そして気がつけば後部座席にいたはずの彼女は前の座席に横たわっていた…>
 「後部座席だから、50km/hでしか走らないし大丈夫だよ、って言ったのは僕だったんだ。大丈夫だと思っていたんだ。」と後悔を語る彼。しかし車は事故に遭い、シートベルトをしていなかった彼の妹はフロントガラスに打ち付けられ、意識がない。

 CMの最後には「でもハンドルをにぎっていたのはあなた、だよね?」というメッセージ。うーん、考えさせられます。

 日本の警視庁も、「ダメ!ゼッタイ!」「優しく走る人が好き」とかアホそうなアイドルのポスターなんか作ってないで、もうちょっとこのぐらいインパクトのあるもの作れないんすかね~。だいたいなんでアイドルなの?アイドル起用するなら、えびちゃんがえびちゃんとわからないくらいの脳浮腫で顔がむくんで、全身ルートまみれでICUに横たわり、「優しく走ってほしかった…byえび」と自分の血で書かれたメッセージ付きのポスターとかどうでしょうかね?

DIYにも慣れてきた

2006年07月12日 | デンマークっぽいもの
 同居人トビアス君が出た後、彼が使っていた部屋を寝室として使い始めて快適に過ごしているわけですが、でもそろそろそこにある大きなクローゼットのペンキ塗りをしなければなりません。

 というのも前の住人の趣味というのが恐ろしく悪く、ヨナスが引っ越してくる前までキッチン&トイレの壁は真っ青、リビング2つはまっ黄色、寝室はココア色という状態で、私が来る前、そして引っ越して来てからもだいぶ塗り直したのですが、まだそのクローゼットだけは塗らずに残っていたのです。

 私は日本で看護師寮の自分の部屋を壁紙ごと勝手にペンキを塗る、という暴挙にでたことがあり、どんな壁でも適当に塗っちまえばいいんだとこれまで思っていたのですが(ひどい)、どうもそうではなく色々ペンキ塗りも奥が深いようです。
 ヨナスの母は昔そういうペンキ塗りの専門学校へ通っていたそうで、色々くわしく、今回も壁塗りとはまた違った難しさのあるクローゼット塗りに関してアドバイスをくれました。

 まず、初めに特殊な揮発性液体(ヨナスと二人してその刺激臭に死ぬかと思った)で表面を磨き、その後サンドペーパーでヤスリがけ。その後またぞうきんで磨き、はじめは特殊なペンキ(乾くのが早い?)で一度塗り、その後木製家具用のつやのあるペンキで2、3度塗りをしていきます。もしもペンキの垂れ跡や一部厚く塗れてしまったところが出来てしまった場合は、乾いてからまた軽くサンドペーパーでその部分を平にします。

 もちろん、事前にペンキがはみ出さないようにマスキングテープはもちろん、取っ手などの金具類はねじをとって取り除くなどの準備も欠かせません。これまでの経験上、この準備段階で手を抜くと後の出来にとても影響がでます。

 日本ではこの手のことは業者に任せたりするのが一般的かもしれませんが、デンマークでは自分でやるのがけっこう当たり前です。それはまず業者に任せると費用が高いことと、業者といえど出来がいい加減だったりする(典型的なデン人仕事)、自分でやる時間がけっこうあったりするためで、環境的にもDIY系の店が町中にある、TVや雑誌でもDIY特集が多く、自分でできる条件がそろっています。
 もちろん私達も貧乏だし、業者に頼むなんてもっての他なので、こうしてコツコツ自分たちでやるまでです。そして今日、同じく自宅改造中(天井が高いのを利用してロフトを作ろうとしている)のヨナス姉マリアさんと夕飯を一緒にとり、色々話すうちにDIY熱が上がって来て、リビングのすぐ下にある我々の倉庫兼地下室にお風呂を作ろうとかそんな話にまでなってきました。大変そう、でも自分たちで作る、というのはまたそれはそれで思い入れもできるし楽しいものです。

 お風呂を実際作るかどうかはまだわかりませんが、ちょっと今、DIYな気分です。どうせ夏、どこにも行けないし大工仕事にでも精を出そうかな。

Roskilde Festival

2006年07月03日 | デンマークっぽいもの
 ヨーロッパ内に数ある屋外ロックフェスの中でも、かなりの規模と歴史を誇るデンマーク一のロックフェス、Roskilde Festivalへ行ってきました。

 本当は4日間の通しチケットを買ってキャンプをしたかったのですが、通しチケットがすでに完売だったので、1日券が買える今日、直接会場へ向かったのですが、いきなり入り口ですごい行列(写真)。結局1時間くらいは並んだでしょうか、ようやく入場料(11000円!)を払い、入場証の腕輪をしてもらっていざ会場へ!



 が、会場入り口までがまた長い道のり。チケット売り場から入り口までのこれまた広大な敷地はキャンプ場となっており、通しチケットを持っている人はそこで寝泊まりしているようです。
 夏フェス!キャンプ!と実に楽しそうな響きで、行く前までは私も通しチケットを買えなかった(キャンプができなかった)のが非常に悔しかったのですが、でも会場までのそのキャンプゾーンを歩きながら「キャンプ無理かも、私」と思えて来ました。というのも、キャンプをしているのが、ロック好き=若者=ちょっと暴れん坊=酒飲んで騒ぐのが好き=破壊行為=無秩序で、キャンプ場周辺はまるで難民キャンプか南米かどこかのスラム街の様相です。どこもかしこもゴミにまみれ、酒の瓶や缶が転がり、どのテントの前でもちょっとジャンキーな若者がビールケースに座ってビールを浴び、絶え間なくどこかで奇声をあげたり暴れる人の影が。北斗の拳の世紀末なイメージです。
 しかもです!デンマークのイベントで毎度悩まされる、どこでも喫煙集団&どこでもた○しょん集団がここでも大集合しているので、もう、もう、繊細な私は(え?誰がって?)たまらず、For satan!! For fanden!!(デンスラング)を心の中で連発です。だって、普通の道はもちろん、食品を売っている出店の壁にも、目の前に簡易トイレ(た○しょん用)があるにも関わらず、壁という壁にむかってじょんじょんしているのです。しかも足下は食べ終わった食器類などのゴミ溜め。もう、景観もさることながら異臭も壮絶でした。



 こっち(女性)はトイレを探して長い行列に並び、紙がないだのトイレが詰まってるだのの問題を抱えているというのに、そこいらで周りのことを気にすることなく気楽に用をたしている殿方を見ると、心の底から怨念が湧いてきます…。だいたい手はどこで洗うんだ!!会場内で仲睦まじくじゃれあっているカップルを見ても、「ちょっと彼女気をつけて!その手、洗ってないはずよ!」と気が気じゃありません…。

 まあ、そんな感じでちょっとカルチャーショックというか、夏フェスってこんなもんなの?と持っていたイメージとずいぶん違っていたことから、一時本気で機嫌が悪くなってしまいましたが、会場入りしてすぐに見たINSEN-ALVA NOTO & RYUICHI SAKAMOTOで、教授のピアノを拝み(微妙に退屈だったけど)、やっとた○しょんから頭が切り替わってきました。



 その後、南米のスカだかファンクっぽいバンドをさらりと聴き(行ったらいきなりアンコールだった)、盛り上がって来たところでお腹が空いたので出店でチリコンカーンのようなものを食べ、ビールを飲んで、いざ、オレンジステージ(メイン)のTHE STROKESへ(下写真、小さ過ぎて見えないけどTHE STROKES)。彼ら、デンマーク語で挨拶もしてて何気にいい人っぽかったのですが、ステージは今ひとつ迫力にかけ、しかもかなり遠いところから見ていてつまらなかったので、他の会場で同時にプレイ中のPLACEBOの方へ移動。



 日ざしが強く、乾燥しててすごい砂埃だし、会場内ステージからステージまでも遠く、PLACEBOファンのヨナスは歩くのが早いし疲れたので「もう、私のことは気にせず先に行ってちょうだい…」と一人で行かせ、私はPLACEBOの会場からちょっと離れたところで(でも十分聴こえる)座っていたのですが、途中ものすごい睡魔に襲われ、座ったまま仮眠。気付いたらヨナスから鬼のように携帯に着信が入っており、かけ直すといつの間にかPLACEBOではなく他のステージの方へ行っていると。勘弁してよ、もう。
 今日履いていたサンダルが、いつもだったら問題ないのに今日に限って足に合わず、もう歩くのも大変だったので出店でビーサンを購入。仮眠もとったしだいぶまた元気になって、今度はBALKAN BEAT BOXというバンドのステージへ。今回、観た中で一番かっこ良かったかも。 
 同じ時間に実はオレンジステージでFRANZ FERDINANDがプレイ中で、彼らを見るのが今回の目的だったんですが、でももうあの大き過ぎるステージで見る気にはなれず(どうせステージにほど遠い場所までしかいけないし)、やや小さめのテント内のステージでBALKAN BEAT BOXを観たけど大正解。ノリもステージパフォーマンスも良かったし、みんな踊りまくりで観ていて楽しかったです。大きなステージで有名人を観るのもいいけど、こじんまりでもライブ感ばっちり、一体感ありな方が私は好きです。
 BALKAN BEAT BOXの後、ヨナスが期待していたCOLDCUTのステージへ行ったのですが、なんと彼ら病欠。キャンセルになっていました…。残念。

 もう観たいバンドもないし、異常に疲れたし(思うに日ざしのせい)、帰りの人ごみのことを考えたら早めに帰る方がいいと思ったので、その後あっさり帰ってきました。でも実は最終日のシメには毎年かなりビッグな人が来るそうで、今年はPINK FLOYDのRoger Watersだったそうですが、幸いにも興味がなかったのでバスにもすんなり乗れて無事に帰って来れました。

 初めての屋外ロックフェスということで(エレクトラグライドとか室内の大型イベントは行ったことあるけど)、要領をつかめていなかったりなかなか大変でしたが、でも貴重な体験ができてよかったです。ただあの中国のトイレよりかなり深刻な会場および周辺のトイレ事情をどうにかさえしてくれれば、文句はないのですけどね…。


Drag?r

2006年06月12日 | デンマークっぽいもの
 今日はコペンハーゲン南のAmager島の西端にあるDrag?rという町へ行って来ました。小さな港町なのですが(今はヨットハーバー)築200年くらい家々には今も人が住んでいて、とてもかわいい町です。

 しかし今、色々記事を書いてさあ、投稿という時にあっさりそのページが消えてしまい、ぐああああああああともがき苦しんでいます。もうもう一度同じ事を書く気になれないので、写真だけでどうか「ほほ~こんなところなのか」と想像してみて下さい。そしてコペンからすぐにいけるところなので、機会があったらぜひいってみて下さい。













写真:ヨナス




写真:ヨナス

フォーオー!

2006年03月28日 | デンマークっぽいもの
 (↑HGではありません。デン語で春、Foraarです)

 ついにデンマークにも春到来か。日曜日は雪が降っていたというのに、昨日今日と最高気温7~10℃、シャワー帰り(うちにシャワーがないので、アパート敷地内のシャワールームまでいつも行くのです)に中庭を歩いていても、前のように「ぎょえ~!」とダッシュで部屋へ駆け戻る必要もなくなりました。デンマーク名物の強風&にわか雨の天気も戻って来ました。でもまだまだコペンハーゲンの桜は咲きそうにありません。
 ヘレさん家の広大な庭には桜の木があったのですが、花をつけることなく枯れてしまい、すべて切り倒し新しい桜の木を植えるのだそうです。目標は日本庭園のように桜が満開になる庭、なのだそう。しめしめ、彼らもいよいよ日本びいきになってきたわい、と思う今日この頃。

 キリストの復活祭であるイースター(デン語でポースケ)も近づいており、街中でもあちこちでポースケの花、黄色い水仙が売られているのを見かけます。スーパーへ行くと卵型やうさぎ型のチョコレートお菓子が、そして私とヨナスが大好きなポースケビールも発売され始めました。

 春です春です。気温10℃以下でも春です。うれしいなあ。学校の帰りにクラシック音楽専門店へ行き、バッハのマタイ受難曲のCDを買ってきました。あるサイトでおすすめされていたKarl Richterのが欲しかったのですが、膨大な量の中から見つけ出す気力がなかったのと、3枚組でたった60kr(1200円くらい)という破格のものが目に留まってしまったのでオペアの私は迷わずそれを持ってレジへ…。
 ちゃんと聴いたのって実は初めてだったのですが、改めてその素晴らしさに感動。時々、外を通り過ぎていくソマリア系の方の「あ~~りゃはさ~~~うあああ」という民謡?や、昼から酔っぱらっているノアブロ住人達の雄叫びとテノールが見事にマッチし、新しい音楽が生まれる瞬間もありましたが。(しみじみすごいとこに住んでるな、と物思いにしばしふける)

 ああ、コーラスをやりたいなー。トーマス、どこか合唱団を紹介してくれるって言ってたの、やっぱり忘れてるんだろうか…。

写真:ヘレさん家の枯れた桜?の木

ヨアキムの新恋人。

2006年03月18日 | デンマークっぽいもの


 デンマーク王室第二王子、ヨアキムに新しい恋人ができたそうです。

 お相手はフランス人のMarieで、交際期間は2年ほど前からとか。と、いうことはまだアレキサンドラと結婚していた頃から、恋は育まれていたと…。さすがアホで女ったらしで有名なヨアキム。まあそれを言うならアレキサンドラも同じように離婚前から浮気してたし、どっちもどっちというわけですが。

 クラスメイトのピノ(伊)曰く、「MarieとMarry(第1王子フレデリックの奥さん)は顔が似ている…。きっとなにかヨアキムのことだから対抗意識とかあったに違いない!」と。たしかに似たようなタイプの顔で、Marieのほうがきれいかも。

 このMarie、マスコミにもどんどん出てくるようになり、近々女王のところにも挨拶に行くとか。ヨアキムとアレキサンドラの旧邸宅にも引っ越してきたようで、ヨアキム再婚?