東日本大震災発生当日の3月11日未明0時からの地震発生を再現するという地図のURLが出ています。
ニュージーランドのカンタベリー大学のPaul Nicholls氏が作成したものです。
日本の地震の地図
http://www.japanquakemap.com/?lang=jp
Sticky Dotsにチェックを入れると、震源地の点が残ります。
3月11日から4月9日までを動画させると、青森県から千葉県に至るまでの太平洋沖、日本海溝に集中しているのがよくわかるものです。
全日本ろうあ連盟宮本理事より
ラビット 記
全難聴に、14日、NHKから「緊急時における放送についてのご要望に付きまして」の回答が届いた。#jimaku #nhk #syuwa_yobo #jishin
http://blog.goo.ne.jp/zennan_saigai/e/edabde6a84db47e89d95deec9d74c89f
民放局に出来ている緊急時の字幕放送が実施できない理由が明確でない。
放送時間が2倍になっていると言うが緊急時の字幕放送が出来ていないことが問題ではないか。
○高度の入力技術者の確保、高額な字幕設備が必要のようだが、民放局は確保しているのだろうか。
○他のメディアがあるからそっちを利用して下さいと言っているがそれでよいか。
○画面に文字情報を出して分かるようにしていると言うがそれでよいか。字幕放送が出来ないとしても「流れるテロップ」すらなかった。
○経費に一定の制限があると言うがどのくらいなのか。視聴者や国民の理解が得られないほど経費がかかるものだろうか。
ラビット 記
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社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
理事長 高岡 正様
緊急時における放送についてのご要望に付きまして
拝啓
平素は、NHKの放送に格別のご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、貴連合会からいただきました「東北地方太平洋沖地震報道への字幕付与に関する緊急要望(全難聴発10-067号)」につきましてご回答申し上げます。
NHKでは、”人にやさしい放送”を公共放送の重要な使命ととらえ、すべての視聴者のみなさまに、ニュースや番組を、見やすく、聞きやすく、わかりやすく、安心してご視聴いただけるよう、鋭意努力を重ねているところでございます。
なかでも、耳の不自由な方向けの字幕・手話につきましては、これまでも順次拡充に取り組んでまいりましたが、今回の震災報道におきましては、3月11日(金)の地震発生時から17日(木)の1週間で、通常時のニュースのおおよそ2倍の放送時間に字幕を付与するなど、NHKとして最大限の取り組みを実施いたしております。特に、今回は、発災後、速やかに高度なスキルを持つオペレーターや政策・技術担当の要員ならびに必要な設備を確保し、いち早く字幕付与に着手したほか、従来から開発に取り組んできました音声自動認識方式による字幕付与を一部で活用するなど、新たな試みも取り入れて、震災報道への字幕付与の拡充に取り組んでおります。
NHKとして、引き続き、ニュースや番組への字幕付与の拡充に努めていく考えですが、今回の震災のように長時間にわたる災害報道に字幕を継続して付与していくためには、オペレーターを常時、相当数確保し、長時間にわたって字幕を付与する体制を整える必要があります。しかしながら、現状では、オペレーターを24時間体制で確保することが難しいことに加え、設備面や経費面についても一定の限界があるなど、解決すべき課題が山積しております。また、音声自動認識方式につきましても、認識率の向上や要員の確保などの課題に引き続き取り組んでいく必要があります。
このため、NHKでは、定時のニュース番組への字幕付与の計画的な拡充と音声自動認識方式の実用化に向けた研究開発とあわせて、インターネットやデータ放送等の多様な伝送路を活用し、必要な情報をいっそう正確かつきめ細かくお伝えしていきたいと考えています。
今回の震災におきましても、NHKのホームページ(NHKオンライン)を特別編集し、災害関連のニュースや各放送局災害情報・ニュースをご覧いただけるようにしたほか、データ放送でも災害関連のニュースや情報の充実を図っております。また、津波警報・注意報発令地域はテレビ画面に文字や地図などで表示し、津波到達予想時刻の一覧表示や、被災地域の地図への震度表示、震度の大きい地域については表での一覧表示の付加など、画面表示だけでも状況が把握できるよう工夫を重ねております。
今回、貴連合会からいただきました貴重なご意見は、緊急報道をはじめとするNHKの放送や様々なサービスの実施等への参考にさせていただきます。今後ともNHKの放送事業にご理解とご支援をいただきますようお願い申し上げます。
敬具
平成23年4月13日
NHK編成局 計画管理部
東京都渋谷区神南2-2-1
森本 清文
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