難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳と補聴器の逆転か?(2)

2009年08月27日 21時09分47秒 | 人工内耳
090827-145911.jpg090827-150048世田谷線車内.jpg人工内耳の聞こえが補聴器側の聞こえより良くなっていることは感じていた。テレビのニュースやドラマの声は補聴器では聞き取れないが、人工内耳側だけで字幕なしでも聞き取れることがあるからだ。

昨夏設定した時は人工内耳での聞き取りはまだできず、あくまでも補聴器がメインで人工内耳で高音域を補う考えだった。あれから1年経ったのだ。

左の人工内耳をメインにして、補聴器で中低音域を補う
と言う考えであえて高い音を少し下げた設定を作ったが、これが実際の職場や生活の場面でどう聞こえるか、しばらく使ってみないと分からない。

STと話していると人工内耳のフリーダムは装用時に出力に応じてLEDが点滅する仕組みがあることが分かった。聞くと幼児の親が人工内耳の作動状況を確認するための機能だという。
すぐ、設定してもらった。フックのところで赤いLEDが点滅する。


ラビット 記




人工内耳と補聴器の逆転か?(1)

2009年08月27日 21時08分46秒 | 人工内耳
090827-145727世田谷線.jpg090827-145840世田谷線.jpg今日は人工内耳と併用している補聴器の調整をした。
人工内耳と補聴器の併用でどうも補聴器側の聞こえがはっきりしないので、補聴器の調整をすることにしたのだ。

考えてみると昨年の夏以来調整していない。その時は補聴器と人工内耳の併用のために本格的な調整をした時で、人工内耳のADROも初めて入れた。
補聴器もそれまで使っていたのに近い設定にした。

先週試聴を始めた新しい補聴器は人工内耳と補聴器の音は一体感があったのに実際の生活の中では響くような感じで人の話は聞き取れなかった。
このことをあれこれSTとメーカーの担当と話し合って、高音域を下げた設定※を新たに登録した。
この設定は補聴器だけでは聞き取れない。
※高音域を少し下げ、中音域を少し上げ、さらに全体をやや上げた設定にした。設定用のPCの画面では何Hzとか図示されているが見えなかった(>_



字幕のない政見放送!(1)

2009年08月27日 16時05分02秒 | バリアフリー
090825-225103政見放送3.jpg090825-225221政見放送1.jpg総選挙の政見放送は今回から小選挙区にも手話通訳が付くようになった。

しかし、字幕がない。手話を解しない聴覚障害者は高齢者や事故、疾病、その他の理由で多い。字幕がなければ1000万人以上の難聴者はア見ても分からない。

総務省選挙課には再三要望しており、7月にも要望したばかりだ。
字幕が付かない理由は字幕制作する技術か、マンパワーか、費用か。解決のための研究会を当事者を含めて行うべきだ。

政見放送には著作権がない。


ラビット 記




字幕のない政見放送(2)

2009年08月27日 15時33分41秒 | バリアフリー
090825-230250政見放送2.jpg090825-225118政見放送4.jpg公職選挙法は、候補者と政党に手話通訳の有無を選択させることになっている。
これは、逆に手話通訳も字幕も義務付けないといけない。

政見放送中に、地震警報とかが表示されてしまったので、再放送することに決まったと報道されている。
候補者間の平等が確保されないからだという。
視聴者の平等はどうなるのだ。政見放送が分からない国民の権利はどうなるのか。

政見放送にアクセスできない聴覚障害者は参政権を奪われた状態だ。


ラビット 記




新総合通信法は聴覚障害者バリアフリーに資するか。

2009年08月27日 14時11分53秒 | 放送・通信
090826-235851ダッタン茶2.jpg通信と放送の融合時代の新総合通信法の制定の検討にあたって、障害者のアクセシビリティの検討はされていない。少なくとも、当事者は関与していない。

電波産業会ARIBが地上デジタル放送の規格を決めた際も障害者当事者は関与していない。

障害者当事者が係わることそのものがユニバーサルデザインだ。何かしらアクセシブルな建物や機器、サービスの提供だけがユニバーサルデザインではない。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/kaisai/17899.html


ラビット 記
ダッタン茶というそば茶をご飯に入れて炊くと香りもあり、もちもちとして美味しい。
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「IP放送」の Google ブログ アラート通信・放送の総合的な法体系の在り方」(案)が出た。:毎日の備忘録 ...
By rtanpopo
電波でIP放送ができるようになり、テレビもケータイも一気にipv6化。 基本は、いろんなチャンネルの電波でデータを受信。 細い上りは携帯で、ブロードバンドは無線で。有線の地位はますます下がる。 日本版FCCは、どんな人がメンバになるか気になり ...
毎日の備忘録 - http://rtanpopo.blog.so-net.ne.jp/

日本経団連の提言2009
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2009/065.html