今晩、NHK教育で22時から、「”手の言葉”で生きる8歳の小さな手が紡ぐ手話の世界~聞こえて欲しい親の葛藤」が放送される。
手話は独自の文法体系を持つ言語というのは通説になりつつある。しかし、一般の人々にはわかりにくい。
また、すべての聞こえない人が手話を使っているわけでもないし、日本語の文法に沿った表現をしているろう者も多い。
手話はその使われている言語の影響を強く受けるからだ。
他の言語の影響を受けることの少ない聞こえない子どもたちは、手話を獲得し、使いこなす。
言語能力を人は生まれながらに持っている。コミュニティの中で発露し、育まれるのだろう。
障害者の権利条約に、手話は言語であると規定されたと言われてるが、条約には言語は音声言語、手話、その他の形態の非音声言語という記述だ。
その前段には、コミュニケーションはあらゆる形態、手段及び様式とされている。難聴者の使う手話は否定されないことも明白だ。
番組を見てまた考えたい。
ラビット 記
※視聴後、タイトルを「難聴者の手話」から「『手の言葉』 番組の主題は??」に変更しました。