株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

プラモデルの思いで

2009年11月20日 | 日記
私が小学生のころ、家の近所に老夫婦が経営する小さなプラモ屋がありました。

暇な時など、よく遊びに行ったものです。

ある日、特に買うわけでもなくプラモを物色していると、お店のおじいさんが

『のど乾いたろう』

と言って、カルピスを入れてくれました。


その数日後、

『プラモ屋が全品半額になっちょーばい』

と、同級生から噂を聞いて早速行ってみると


今まで見たこともない男の人2人がお店番をしていたのです。


『いつものおじいちゃんは?』

と聞くと、不在だから私たちが店番してるよ。という答えが返ってきました。


『とにかく、全品半額だからお友達にもたくさん声をかけてね』

と言われました。

『言いふらして欲しいなら、おじいちゃんみたいにカルピス入れてよ』

と、卑しい怖いモン知らずの私はそう言ってカルピスを催促しました。

どんだけカルピスに餓えていたんだ?って思いますが(汗)




とにかく私は、これ幸いと思って、数種類のパーツやプラモを買った記憶があります。



今思うと、老夫婦は夜逃したんでしょうね~。

それか、お店を借金のカタに取られたか。

今のようにサラ金法などがない時代、さぞかしえげつない取り立てをされたと思います。



もう30数年前の事なので、当然、その老夫婦も亡くなっていると思いますが

プラモデルを見ると今でもあのカルピスが思い出されます。


ウチの子供も小学5年生になりました。

プラモを初体験させるべく、買ってきてあげましたが未だに作っていません。


今の子供は、ゲームがあるので忙しいみたいです(笑)


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