株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

逃げることは恥ずかしいことじゃない。

2012年07月07日 | 日記
かなり前になりますが、私の大学時代の友人が仕事上の悩みで自殺をしました。

私たちが子供の頃、嫌なことから逃げてはいけない。と教えられてみました。

が、死ぬくらいならとことん逃げていいです。

逆に開き直って仕事を辞め、新たに出発することは逃げることではありません。

私も中学生の息子に言っています。

『もしいじめられていたら立ち向かわないで逃げなさい』と。


そう思っていると、とてもいい記事を見つけたので転記します。




もし現在いじめられて悩んでいる子供が一人でも読んでくれたら

もし自殺しようと考えている社会人が一人でも読んでくれたら

と思います。





---以下転記----------------------------------------------



死なないで、逃げて逃げて
劇作家・鴻上尚史さん

あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくていいのです。

あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。
逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。

学校に行かない自分をせめる必要はありません。
大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げているのです。

次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りにアピールしましょう。

思い切って、「遺書」を書き、台所のテーブルにおいて、外出しましょう。

学校に行かず、1日ブラブラして、大人に心配をかけましょう。

そして、死にきれなかったと家にもどるのです。 

それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。

あなたをいじめている人の名前と、あなたの名前を書いて送るのです。

はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、「遺書」を送るのです。

死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

あなたは、「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。

だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。

あなたが安心して生活できる場所が、ぜったいにあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。

僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。

どうか、勇気を持って逃げてください。


(朝日新聞2006年11月17日掲載)