北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

自衛隊観艦式2012 横須賀軍港巡り遊覧船から一望する吉倉桟橋の護衛艦

2012-10-11 21:52:19 | 海上自衛隊 催事

■全国から観艦式へ集合した艦艇

 本日は吉倉桟橋の様子を横須賀軍港巡り遊覧船から撮影したものをお届けしましょう。観艦式週間ということもあり、ことのほか盛況です。

Yimg_5183 さて、なぜ軍港巡りか、と言いますと、軍港巡り遊覧船は毎日昼前から昼過ぎまで毎時一本が運行され、運賃1200円でだれでも利用できるのに加え、やはり観艦式週間では横須賀基地の護衛艦ではなく、佐世保基地、舞鶴基地、呉基地、大湊基地から観艦式へ参加すべく入港している艦艇を見ることができるにほかなりません。

Yimg_5170 京浜急行汐入駅から徒歩すぐのショッピングモールより運航されている遊覧船ですが、これまで乗船券は移動販売所にて販売されていたのが、好評につき正式の販売所、ビールを含め土産物を扱うシックなカウンターとともに構えていたのが正直意表を突かれ驚きでした。

Yimg_5178 軍港巡りはかつて三笠公園から期間限定予約制の運行でしたが、数年前にショッピングモールとヴェルニー公園の境界から毎日運航となり、45分をかけ、米軍施設、船越地区、吉倉桟橋、逸見桟橋をまわるコース、少々地形上逆光が残念ですが、艦船に興味がある方には是非お勧めのひと時を供してくれます。

Yimg_5179_2 三年に一度の観艦式で、夜間には電燈艦飾がおこなわれます。しかし、ヴェルニー公園からは残念ながら、護衛艦いせ、その奥を見ることができません。そこでナイトクルーズが2500円にて毎晩1845時に運行されています。観艦式終了とともに艦艇の多くは見学者乗艦者を下ろし帰港しますので、土曜日までしかみることはできません。

Yimg_5168_4 ナイトクルーズですと、まあ、少々揺れるので難しいのですが、これら写真の情景を、そのまま電燈艦飾の状態で撮影することは、可能です。ただ、長時間露光はかなり揺れるので不可能でした。もう少し早い時間帯に運行してくれれば、順光の状態で撮影できるのですけれども、これはまあ、仕方がない。

Yimg_5164 こうして興味引かれる横須賀軍港巡り遊覧船ですが、唯一注意頂きたいのは、観艦式当日では、護衛艦の大半が出港しているので、一部の米軍艦艇と即応艦以外は見る事が出来ない、ということです。しかし、この点を除けば、非常に見ることのできない情景を見ることは間違いないでしょう。

北大路機関:はるな

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自衛隊観艦式2012 横浜新港自衛艦一般公開PowerShotG-12撮影速報

2012-10-10 22:15:37 | 海上自衛隊 催事

■護衛艦・潜水艦救難艦一般公開

 観艦式週間、横浜新港での一般公開の様子を紹介しましょう、東京湾一帯が観艦式会場、というところ。

Yimg_5215 本日は西日本から順次天候が崩れ、夕刻から京浜地区においても雨天の予報が出ていました、が、幸い外れたようです、けれども、さて、明日は天候がどうなるのか、観艦式事前訓練が行われますので天候が何とかなってくれれば、と思うのですけれども、こればかりは明日までわかりません。

Yimg_5217 護衛艦やまゆき、潜水艦救難艦ちはや、二隻並んで横浜新港にて一般公開が行われていました。満艦飾が行われているのですが、時刻既に昼過ぎ、確かにみたところではいまにも、という程度に予報通り天候は崩れ始めているようでした、困った、今雨が降られると軽装なので傘がない。

Yimg_5210 輸送艦くにさき、米軍横浜施設側に停泊しています。一般公開が横浜大桟橋で行われていたのですが、なんでも豪華客船が入港するということで移動したのだとか。もちろん、この位置に移動されてしまっては一般公開は不可能という。隣には米軍の車両輸送揚陸艇が何隻か停泊していました。

Yimg_5221 護衛艦やまゆき、上甲板の実の一般公開ですが、大坂湾展示訓練にてお世話になった護衛艦ということで、久々にじっくりと散策でき、これはこれで有意義というものでしたね。はつゆき型護衛艦は延命予算が順次計上されていますので、古くはなりましたがもうしばらく第一線で頑張る。

Yimg_5223 潜水艦救難艦ちはや、その深海潜水艦救難艇DSRV,聞けば建造にはかなり高度が技術が必要で、これは米海軍のDSRVを参考にしたものの国産とのことで、技術的にも維持費の面でも非常い大きな負担がかかり、救難艦のシステム一式では下手な潜水艦より高く、保有している国は限られるとのこと。

Yimg_5226 ちはや、艦橋まで一般公開されていました。大荷物だとラッタルの条項が、後ろが引っ掛かりポケットが引っ掛かりと悲惨困難の連続になるのですが、今回はカメラ一つをコンパクトPCバックに収めて機動運用、カメラバッグにこれを収めることで水上戦闘艦と艦載機のような運用が可能に。

Yimg_5229 ちはや艦橋より、やまゆき艦橋を俯瞰、ここです、この場所に立って大阪湾展示訓練を、H氏と一緒に撮影しました、被写体は護衛艦ひえい、三隻並んで群青の大坂湾と透き通る青空に護衛艦三隻が進んでくる様子、太陽との相性も良く、なかなか良い写真が撮れました。今回はこれを超える数少ない写真を撮る機会に恵まれました、が。

Yimg_5257 見学を終えて、・・・、気づいたのですが他の任務があるという事から観艦式に参加していない海上保安庁巡視船やしま、停泊していましたが、まあ、それよりも見学を終えたらば太陽が戻ってきて天気も良くなってきていたので良しとしましょう、天気良ければすべてよし。

Yimg_5261 横浜大桟橋、日曜日とは反対に移動していましたヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、海上保安庁横浜防災基地のあたりからの撮影です。一般公開されていたのですが、陸上からですと、この向きでは艦首側からの撮影は、ひゅうが、大型ですので、ちょっと魚眼レンズを使っても不可能でしょうね。

Yimg_5271 横浜赤レンガ倉庫と護衛艦ひゅうが、艦尾方向からの撮影ですが、横浜らしい情景と合わせて撮ると、一風変わった印象の一枚となります。遊覧船と比べると、やはり大きい。こんなかたちで、横浜を散策して参りました。明日は事前展示、天候が良いことを願いたいです。

北大路機関:はるな

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自衛隊観艦式2012 横須賀基地吉倉桟橋一般公開PowerShotG-12撮影速報

2012-10-09 23:09:07 | 海上自衛隊 催事

■観艦式2012横須賀基地 

 観艦式週間にて一般公開の行われている横須賀基地の様子を本日は紹介しましょう。ヴェルニー公園で意気投合した地元の方と一緒に基地を見学しました。

Yimg_5097 横須賀基地に停泊するヘリコプター搭載護衛艦くらま。ここWeblog北大路機関ではお馴染となった護衛艦ですが、前回と前々回に続き観艦式では総理大臣乗艦の旗艦となります。佐世保基地から横須賀基地へ展開です。隣に停泊しているのは最新鋭護衛艦あきづき、艦容では、くらま、やはり勝っていますね。

Yimg_5091 しらね、ヘリコプター搭載護衛艦しらね、も舞鶴基地から横須賀基地へ展開です。もともと、しらね、横須賀が母港でしたので束の間の里帰りというところか、しらね・くらま、二隻の護衛艦しらね型は桟橋を挟んで並んでいました。18-200mmではおさまりませんでしたが、10-20mmでもあれば二隻収まったか。

Yimg_5108 ミサイル護衛艦あたご、海上自衛隊最新鋭のイージス艦、あたご型のネームシップ、前回の観艦式では受閲艦の先頭を二番艦あしがら、が担っていました。その隣には護衛艦二隻が停泊、ゆうだち、いなづま。この日は一般公開艦に昨日お世話になった護衛艦ゆうだち、が開放されていました。

Yimg_5090 あきづき、後部を見ますとこんな感じです。実は吉倉桟橋停泊の護衛艦は、いせ一隻を例外として全部湾口を向いて停泊していますので、どうしても後ろ側から見ることとなり、舞鶴基地の北吸桟橋とちがい、並列停泊の吉倉桟橋では、前からその姿を見ることが難しい。

Yimg_5109 ヘリコプター搭載護衛艦いせ、満載排水量19000t、文字通り史上空前の規模を持つ大型護衛艦ですが、空前絶後、ではなく次のヘリコプター搭載護衛艦はより大型となってゆきます。次のヘリコプター搭載護衛艦は2015年就役、十年後の海上自衛隊はどうなっているのか、私、気になります。

Yimg_5111 オーストラリア海軍のアデレード級ミサイルフリゲイトシドニー、シドニーはアメリカ海軍の量産艦OHペリー級をライセンス生産したものですが、防空艦としてスタンダードミサイルのMk13発射機を搭載している上に最近追加でESSMを搭載するMk41VLSを追加したという重武装艦です。

Yimg_5066 シンガポールから今朝到着したばかりというドック型揚陸艦パーシスタンス、四隻あるエンデュアランス級の一隻で、近年、F-15S戦闘爆撃機やレオパルド2主力戦車、フォーミダブル級ステルスフリゲイトなどを導入する同国の主力装備で、狭い国土だからこその独自の防衛政策が反映される一隻、こうした順序で平日の横須賀基地一般公開を回って参りました。

北大路機関:はるな

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自衛隊観艦式2012 横須賀基地のヘリコプター搭載護衛艦いせ電燈艦飾

2012-10-08 21:45:09 | 海上自衛隊 催事

■PowerShotG-12撮影速報

 三連休最終日、横須賀は京浜急行から市内まで三年に一度ということもあり、観艦式一色そのもの。

Yimg_5003 写真は電燈艦飾を行うヘリコプター搭載護衛艦いせ、いせ、東日本大震災直後に就役し、横須賀基地吉倉桟橋のちょうどこの場所に接岸したことを思い出しました。本年の観艦式は、ひゅうが、いせ、二隻が参加し、しらね、くらま、も参加、海上自衛隊創設60周年に相応しい規模となりました。

Yimg_5002 写真左側には横須賀地方総監部が見えますが、そののなりにオーストラリア海軍のミサイルフリゲイトシドニーが停泊しています。シンガポールからの参加艦艇はまだ到着していないのですが米海軍のミサイル巡洋艦シャイローは満艦飾で応えています。まずはこんなところ。

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自衛隊観艦式2012 横浜港大桟橋停泊中の護衛艦ひゅうが・輸送艦くにさき

2012-10-07 19:14:30 | 海上自衛隊 催事

■PowerShotG-12撮影速報

 いよいよ観艦式週間が始まりました。横須賀横浜には多数の艦艇が集結中です。

Yimg_4770 横浜港に停泊する護衛艦ひゅうが、この時期の観艦式は、内外に海上自衛隊の能力を誇示するとともに自衛隊の装備と準備を、普段遠く洋上に訓練を積む海上自衛隊であるからこそ国民に示すという意味があり、南西諸島に緊張が高まる今日、改めてその意義があるのだろう、そう考えているところ。

Yimg_4786 前回の観艦式は、ひゅうが型一隻のみでしたが今回は、ひゅうが、いせ、の参加となり、あきづき型の初参加と、しらね、くらま、以外の蒸気タービン推進護衛艦が除籍され、ガスタービン時代、三年ではあるが海上自衛隊は着実に進化している、これが率直な印象にほかなりません。

Yimg_4797 ひゅうが、くにさき。輸送艦くにさき、が並んで停泊していましたが、上甲板には陸上自衛隊の各種車両に交じり最新鋭のNBC偵察車の姿が見えました。大型艦が並べば、さすがの大桟橋も少々狭く見える、これは凄かったですね、前回の観艦式は、ひゅうが、こんごう、の並びだったでしょうか。

Yimg_4798 明日は観艦式事前公開、くにさき、は事前公開に出たのち晴海埠頭に行く、そう会場の隊員さんに教えてもらいました。するともう今回の観艦式ではこの二隻の並びは見ることはできないことになるのでしょうか。横浜はもう少し散策したかったのですが、諸事情があり、本日はここまでとしましょう。

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自衛隊観艦式2012 いせ・ひゅうが・しらね・くらま等艦艇48隻・航空機45機参加!

2012-10-06 23:06:09 | 海上自衛隊 催事

◆海上自衛隊主力部隊総出動!

 海上自衛隊創設60周年、いよいよ始まる観艦式2012、この一大行事への参加部隊が発表されました。

Img_6275 本年は海上幕僚長河野克俊海将を実施責任者とし、執行者を自衛艦隊司令官松下泰士海将とする行事になります。今回の観艦式は“守る この海・夢・未来”、海上自衛隊は海上警備隊の発足した1952年から、本年で60周年、我が国に実質的な海軍が復活した年から数えて60年を迎えた記念すべき年の観艦式です。

Img_4493 実施日は周知の通り10月14日、場所は東京湾に通じる相模湾、参加部隊規模は艦艇48隻、航空機45機、人員8000名、海上自衛隊創設60周年に相応しい堂々たる規模で行われ、観閲飛行には海上自衛隊に加え陸上自衛隊、航空自衛隊の航空機が参加するほか、参加艦艇にはアメリカ海軍、オーストラリア海軍、シンガポール海軍が参加すると発表されました。

Kimg_7922 観閲部隊は、護衛艦ゆうだち、ヘリコプター護衛艦くらま、ヘリコプター護衛艦ふうが、ミサイル護衛艦ちょうかい、ミサイル護衛艦あたご、という編成で、海上自衛隊の象徴というべきヘリコプター護衛艦を中心にイージス艦が部隊の殿を務める機動部隊の模範というべき陣容とのこと。

Img_8761 観閲付属部隊は、護衛艦いなづま、護衛艦やまゆき、試験艦あすか、潜水艦救難艦ちはや、訓練支援艦てんりゅう、この五隻です。この五隻は観閲部隊の五隻と並行して、上空から見た場合二列となるよう艦隊を構成し、その中央部分に受閲艦艇部隊を迎え、航行するというもので、世界の観艦式では停泊式観艦式が行われる中、我が国では参加艦艇の多さから航行する観艦式が採られています。

Img_03569 受閲部隊は、旗艦を最新鋭護衛艦あきづき、第一群をヘリコプター護衛艦しらね、ミサイル護衛艦はたかぜ、とかつての61護衛隊を思い出す編制。第二群が護衛艦たかなみ、護衛艦おおなみ、護衛艦はるさめ、と海上自衛隊の主力となった大型汎用護衛艦が三隻を構成するという。

Img_5758 第三群は、ヘリコプター護衛艦いせ、護衛艦せとぎり、護衛艦はるゆき、護衛艦あさゆき、最新鋭のヘリコプター護衛艦を中心に従来からの海上自衛隊近代化を担った汎用護衛艦が部隊を構成します。護衛艦がこのように十隻ならぶのですが、超望遠レンズで遠距離を一直線に並ぶ様子を見た姿、それは壮観でしょう。

Bimg_7579 第四群は、潜水艦けんりゅう、潜水艦いそしお、潜水艦わかしお。けんりゅう、は今年就役したばかりの最新鋭潜水艦。第五群は、掃海母艦ぶんご、掃海艦(海自広報に基づく)ひらしま、あいしま、たかしま、みやじま、えのしま。掃海艇部隊は最新型の掃海艇えのしま型、さっそく登場のようです。


Img_6672 第六群は、輸送艦くにさき、そして同艦搭載のエアクッション揚陸艇LCAC二隻、加えてミサイル艇しらたか、ミサイル艇くまたか、第七群は護衛艦うみぎり、一隻を以て編制されます。うみぎり、は受閲艦艇部隊の殿的な位置に或る、という印象でしょうか。受閲部隊は以上の通り。

Img_2014
 祝賀航行部隊として今回の観艦式には、オーストラリア海軍よりアデレード級ミサイルフリゲイトシドニー、シンガポール海軍よりエンデュアランス級ドック型揚陸艦パーシスタンス、アメリカ海軍よりタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦シャイロー、以上の三隻が参加します。アデレード級のシドニーは米OHペリー級を原型として艦首付近にMk41VLSを搭載した一隻で、これは珍しい。

Gimg_5131_2 観艦式会場周辺を警戒する海面警戒部隊には、護衛艦やまぎり、掃海艇のとじま、掃海艇つのしま、掃海艇やくしま、掃海艇いずしま、海洋観測艦すま、多用途支援艦えんしゅう、特務艦はしだて、支援船YDT03が当たり、観艦式参加部隊への接近船舶や艦艇などを洋上から警戒します。また、訓練展示支援に補給艦ましゅう参加とのこと。

Gimg_9182 航空機は、式典参加部隊として受閲鉱区部隊が、UP-3C一機、SH-60J三機・UH-60J二機、MCH-101三機、MH-53E三機、CH-47J三機、TC-90三機、US-1A一機・US-2二機、P-3C三機、F-2三機、F-15J三機で、支援航空部隊に輸送支援SH-60K二機、EC-225一機、CH-47三機、取材協力にSH-60J四機、応急待機UH-60J一機、天候偵察にP-3C一機という編成です。

北大路機関:はるな

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平成二十四年度十月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2012.10.06・07・08)

2012-10-05 23:50:20 | 北大路機関 広報

◆自衛隊関連行事

 今週末からはいよいよ観艦式週間ですが、自衛隊関連行事も合わせて実施されます。昨日は観艦式付帯行事を紹介しましたが、今週末の自衛隊行事紹介と行きましょう。

Bimg_4382 今週末は中部方面隊創設記念行事、西部方面隊創設記念行事が行われます。伊丹駐屯地祭、健軍駐屯地祭で、京阪神地区を中心に四国を含めた西日本全域を防衛警備管区とする中部方面隊、そして九州沖縄を防衛警備管区とする西部方面隊の行事で、西部方面隊行事では市街観閲行進が有名です。

Img_3088 南恵庭駐屯地祭、北部方面施設隊と第73戦車連隊の駐屯する駐屯地です。北部方面施設隊は司令部と第13施設隊が駐屯していまして、隷下に第301坑道中隊と第105施設器材隊、それに第303ダンプ中隊を以て編制されています。元々第3施設団として第1施設群、第12施設群、第13施設群を縮小改編して第12施設群と第13施設隊、としたもの。

Img_5285 武山駐屯地自衛隊高等工科学校創設57周年記念行事、少年工科学校から改編された部隊です。写真は第1教育団、いまの東部方面混成団の行事が館山で行われる五月に撮影したもの、駐屯地は横須賀市にありますので、観艦式付帯行事とともに、横須賀基地の一般公開に合わせて足を運ぶのもいいやもしれません。

Nimg_1199 特科部隊関連行事では豊川駐屯地創設記念行事が行われます。豊川駐屯地は第10特科連隊、第10高射特科大隊、第49普通科連隊、第6施設群とかなりの部隊が駐屯しており、訓練展示の内容には定評があります。実施は明日土曜日、足を運ばれる方は御間違いないように。

Img_8095 航空部隊関連行事では、明日、中部方面航空隊の駐屯する大阪の八尾駐屯地で中部方面航空隊創設50周年記念行事が行われます。航空部隊駐屯地で、立体訓練展示や編隊飛行に見応えがある迫力の行事なのですが、なにぶん来場者の規模に対して開放区域が狭く、そして逆光の立地が厳しいところ。

Img_9725_1 月曜日の行事なのですが、第2高射特科群と需品学校が駐屯する松戸駐屯地祭が行われます。また、日曜日には施設中隊の駐屯する富山駐屯地祭などは、規模は決して大きくはないのですけれども、装備品の動きを間近に見れるという事で、新鮮な行事である、とはいった方のお話でありました。

Img_3934 海上自衛隊関係で行われるのは千葉県の館山航空基地ヘリコプターフェスティバル2012、千葉県館山は房総半島の南端にあるのですが、東日本全域の海上自衛隊回転翼航空部隊の総元締めである第21航空群の司令部が置かれる基地で、SH-60による展示に加えシュミュレータ体験や支援船体験航海なども行われる。

Kuramaimg_9032 海上自衛隊艦艇一般公開ですが、明日13日と14日に福岡は博多港中央埠頭にて護衛艦さわゆき一般公開が行われます。観艦式でかなりの艦艇を横須賀と横浜に集めているのですが、この通り九州で一般公開は行われますし、何よりも当然ですが南西諸島をはじめ警戒監視任務は継続されています。

Img_0439 航空自衛隊は福江島分屯基地開庁記念行事が行われます。五島列島に或る第15警戒隊のレーダーサイトなのですが、900m滑走路を有する福江島補助着陸場があり、本土最西端の航空自衛隊与点となっています。ところで、北海道の八雲分屯基地やこの福江島分屯基地のように滑走路を持つ分屯基地はあるのですが、此処有事の際には戦闘機の発着拠点となり得るのでしょうか、ね。私、気になります。

◆駐屯地祭・基地祭・航空祭

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

※訂正(10月6日1301時):10月6日・7日:博多港護衛艦さわゆき一般公開→10月13日・14日:博多港護衛艦さわゆき一般公開

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自衛隊観艦式2012 一般公開行事予定一覧(10月6日~10月14日)

2012-10-04 22:19:02 | 北大路機関 広報

◆世界有数の海上防衛力と三年に一度の観艦式

 本日はいよいよ日曜日より開始される観艦式関連一般公開の情報を紹介しましょう。

Img_7051_2 観艦式は自衛隊記念日行事の海上自衛隊が実施する行事で、内閣総理大臣と国民に対し、海上自衛隊の艦艇による観艦式を行い観閲を受けると共に訓練展示により海上自衛隊の能力の一端を内外に示す国家行事となっています。この行事は、事前公開の10月8日と11日、そして観艦式当日である10月14日には乗艦券が無ければ見学ができませんが、付帯行事として実施される一般公開は自由に見学が可能となっています。

Img_6918_1 一般公開は7日日曜日、9日火曜日、10日水曜日、12日金曜日、13日土曜日にそれぞれ行われます。海上は横須賀基地吉倉桟橋、横浜港大桟橋、横浜新港、木更津公共埠頭となっていますが、艦艇事前公開が荒天により中止となった場合は、これらの日程の一部が予備日として充当されるとのこと。

Eimg_7246 横須賀基地吉倉桟橋での一般公開は7日が護衛艦いせ、いなづま、9日が護衛艦ゆうだち、10日が護衛艦あたご、12日が護衛艦ゆうだち、13日が護衛艦いせ、いなづま、の予定です。吉倉地区にはほかに多くの護衛艦が停泊していることから見学は出来ませんが桟橋を散策するだけでも海上自衛隊の規模を感じることが出来るでしょう。

Eimg_7760 横浜港大桟橋での一般公開は、7日日曜日が護衛艦ひゅうが、輸送艦くにさき、9日は一般公開が行われず、10日が護衛艦ひゅうが、12日も護衛艦ひゅうが、13日も護衛艦ひゅうが、が一般公開されることとなっています。7日には事前応募制の海洋安全保障シンポジウムが護衛艦ひゅうが艦内にて行われる。

Img_2724 横浜新港での一般公開は、7日日曜日に護衛艦やまゆき、潜水艦救難艦ちはや、9日に護衛艦やまゆき、10日に潜水艦救難艦ちはや、12日に護衛艦やまゆき、13日に護衛艦やまゆき、潜水艦救難艦ちはや一般公開の予定となっています。大桟橋からかけもちにて見学してみる、というのもいいやもしれません。

Img_4990 木更津公共埠頭での一般公開は7日が試験艦あすか、護衛艦ちょうかい一般公開、9日が試験艦あすか、護衛艦ちょうかい一般公開、10日が試験艦あすか、護衛艦ちょうかい一般公開、12日が試験艦あすか、護衛艦ちょうかい一般公開、13日が試験艦あすか、護衛艦ちょうかい一般公開、・・・、全部同じ。

Cimg_6402 一般公開は時間が1000時から1630時まで、甲板上は滑りにくい靴と動きやすい格好で、とのこと。乗艦に際しては手荷物検査が行われ、危険物とアルコールについては持ち込みが出来ません一般公開には時間がかかることがあるので、乗艦終了時刻近くではなく時間帯に余裕を持ってゆくと、しっかり見ることが出来ました。

Img_6843 満艦飾と電燈艦飾も実施され、こちらも見所です。満艦飾実施日は7日、8日、10日、12日、13日で0800から日没まで、横須賀地区では吉倉地区、船越地区、横須賀新港、久里で実施。横浜では団桟橋、瑞穂埠頭、横浜新港において実施、木更津では木更津公共埠頭において、それぞれ実施されるとのことでした。

Img_1263 電燈艦飾は土曜日から実施されます。6日土曜日、7日、8日、10日、12日、13日、横須賀地区では吉倉地区、船越地区、横須賀新港、久里で実施。横浜では団桟橋、瑞穂埠頭、横浜新港において実施、木更津では木更津公共埠頭において、それぞれ実施、1900時から2200時まで行われますのでお仕事の帰りにでも是非どうぞ。

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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北大路機関特集『ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開』特集全十回総集編

2012-10-03 21:48:11 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
ヘリコプター搭載護衛艦くらま特集
 前回を以て全十回の記事を完結しました『ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開』、6月28日から9月23日までの特集記事、その総集編を今回は掲載します。

◆2012-06-28:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開①
Kurama1dimg_8659_22012-06-28
ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開① くらま、へ佐世保基地倉島桟橋入場
◆真夏の佐世保基地くらま特別公開
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>06/post<wbr></wbr>_9234.h<wbr></wbr>tml

◆2012-07-07:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開②
Kurama2_simg_75002012-07-07
ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開② くらま乗艦と一般公開・操砲展示
◆護衛艦くらま乗艦、上甲板、艦橋と格納庫一般公開
http://<wbr></wbr>harunak<wbr></wbr>urama.b<wbr></wbr>log.ocn<wbr></wbr>.ne.jp/<wbr></wbr>kitaooj<wbr></wbr>i/2012/<wbr></wbr>07/post<wbr></wbr>_349f.h<wbr></wbr>tml


◆2012-07-16:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開③
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開③ 倉島桟橋対岸と弓張岳山頂俯瞰風景
◆くらまを市内で見てみよう!
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◆2012-07-26:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開④
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開④ 海上からの護衛艦くらま夕暮れの情景
◆くらま、海上から見上げてみよう!
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◆2012-08-05:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑤
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑤ くらま特別公開二日目の佐世保基地
◆土曜日に続き日曜日の一般公開
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◆2012-08-14:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑥
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑥ 佐世保基地夜景撮影
◆夜景は三脚と共に
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◆2012-08-24:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑦
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑦ 佐世保湾クルージング
◆青空目指す佐世保湾クルージング
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◆2012-09-03:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑧
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑧ 朝の佐世保艦艇入港と出港準備
◆くらま体験航海へ長崎に向け出港準備!
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◆2012-09-13:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑨
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑨ 護衛艦くらま佐世保出港
◆くらま出港!湾内で撮影!!
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◆2012-09-23:ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑩
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ヘリコプター護衛艦くらま就役30周年記念一般公開⑩ くらま出港後の佐世保基地
◆米海洋観測艦入港と護衛艦接岸作業
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全十回となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。次の北大路機関自衛隊関連行事詳報特集記事もご期待ください。
北大路機関:はるな

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平成21年度護衛艦の命名・進水式三菱重工業長崎造船所にて10月17日挙行

2012-10-02 23:21:14 | 海上自衛隊 催事

◆2246号艦、あきづき型護衛艦基準排水量5100t

 防衛省によれば来たる平成24年10月17日、平成21年度護衛艦の命名式・進水式が行われるとのこと。来年は建造進む平成22年度護衛艦、いよいよ22DDHの進水式となりますね。

Aimg_6738 式典は三菱重工長崎造船所において17日の1037時から1055時に実施され、式典執行者として佐世保地方総監の吉田正紀海将があたります。平成21年度予算では、あきづき型護衛艦二隻の建造が盛り込まれ、今回進水式を迎えるのは2246号艦で三番艦です。先日8月22日に先に四番艦ふゆづき、が三井造船玉野事業所にて進水式を迎えていまして、これにて四隻が揃うことになる。

Aimg_11120 写真は昨年八月に撮影した建造中の護衛艦あきづき、一番艦あきづき、二番艦てるづき、はともに三菱重工長崎造船所にて建造されています。一番艦二番艦は基準排水量5000tと公表されていますが、三番艦四番艦は5100tと公表されていまして、旧海軍の防空駆逐艦秋月型の艦名何れかを引き継ぐとおもわれます。よいづき、すずつき、あたりになるのかも。

Aimg_2940 あきづき型護衛艦は四隻を以て建造終了し、平成23年度に3000t程度の中型艦が建造される、と当初目されていましたが、撤回され延期となり平成25年度防衛予算概算要求に5000t型護衛艦として建造費723億円が要求されています。平成21年度護衛艦の建造費は一隻当たり726億円となっていますので、一頃あきづき型の簡略型とみられた艦も結果として後期艦、となるのでしょうか。

北大路機関:はるな

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