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岐阜基地航空祭2012(2012.10.28) 飛行開発実験団PowerShotG-12撮影速報

2012-10-28 23:55:46 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆降雨の岐阜基地はF-2が主役!

 本日岐阜基地航空祭へ行ってまいりました。残念ながら雨天に見舞われましたが、航空祭は実施です。

Gimg_7249 岐阜基地航空祭2012、ブルーインパルスは築城基地航空祭2012へ展開している関係でエプロン地区はかなり余裕があり、例年の岐阜基地航空祭と比べて半分ぐらいではないか、というほどでしたが、エプロン地区を飛行開発実験団のF-2支援戦闘機四機が並び、今年の主役はF-2,というところ。

Gimg_7252 当方はこの天候という事で、もはや順光も逆光もないだろう、と南側での撮影を断念し、最前列のところに余裕があったF-2支援戦闘機の正面に展開し撮影です。しかし、かなり来場者も少なく余裕がありましたので、四機を真横から撮影できる位置から撮影してみると、もう少し面白かったかもしれませんね。

Gimg_7355 今年の岐阜基地航空祭、F-2初号機が格納庫で兵装展示として参加していましたので、飛行開発実験団からのF-2は五機が参加していた、ということ。対して、地上展示ではF-4が油圧作動展示の一機のみ、F-15も地上展示は管制塔前の一機のみで、飛行展示参加の機体は川崎重工寄りの格納庫で整備を行っていたもよう。

Gimg_72800 岐阜基地航空祭名物CCV,カナード翼を超音速機T-2練習機に追加し、電子制御による様々な飛行の実施が目的の研究機でしたが、この機体が培ったフライバイワイア技術はF-2支援戦闘機開発の要となり、その他様々な技術の母機となった、我が国防衛における技術的抑止力を担ったひとつ。

Gimg_7291 そして最新鋭機、岐阜基地航空祭では最新装備が一つの目尼ですが、技術研究本部が開発中の次期輸送機C-2二号機が展示です。奥に見えるのは小牧基地より展開したKC-767空中給油輸送機、飛行展示では空中給油展示を行いました。岐阜基地には多種多様な航空機があるため外来機が少なく、これは貴重なその一機です。

Gimg_7288 ところでそのC-2,なにか乗っていますね。何故にくまもん・・・。さて肝心の飛行展示ですが、大編隊は天候偵察に上がったC-1FTBにより実施は不可能、という事で、午後の飛行展示も大幅縮小されています、が、北側メイン会場からは離陸する機体のエンジン排炎がしっかりと見え、これはこれでよかった。

Gimg_7297 雨天に負けず頑張った飛行展示ですが、ATD-X心神の模型が技術研究本部展示で並べられていました。隣にはF-15の模型、双方ともに1/10の大きさでしたが、並んでおり、機体規模ではATD-XはT-4練習機と同程度ということでしたが、F-15と並べば二枚の垂直尾翼とステルスのインパクトがあり、存在感は寸法以上という印象です。

Gimg_7319 無人偵察機、今回の展示にはカメラが搭載されていました。こちらは航空自衛隊の航空機で、F-15等の航空機から発信させ、自律飛行し帰還する航空機です。技術研究本部と飛行開発実験団、この最先端装備が見られた、というのも、目玉も一つでしたね。雨天ではありましたが、中々楽しめる航空祭でした。

北大路機関:はるな

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