北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ハイチPKO撤収支援部隊現地到着 延べ派遣人員2200名来年一月末に撤収完了

2012-10-29 17:24:41 | 防衛・安全保障

◆東日本大震災派遣下のハイチ震災PKO

 陸上自衛隊の国連ハイチ復興人道支援任務派遣部隊が21日にハイチへと到着したとのこと。

Mimg_3757 現在、ハイチにおいて任務に当たっているのは守山第35普通科連隊菅野隆1佐以下300名の第7次派遣隊で、撤収支援隊の補給統制計画課長神成1佐以下の支援要員は任務完了後の35連隊の活動を支援するとのことです。ハイチPKOはハイチ大震災を契機とする国家破綻を防止し復興支援を目的として派遣されたのですが、その派遣期間中に我が国を東日本大震災が襲ったのは記憶に新しいところ。

Img_8426 ハイチPKOは、第一次派遣隊を中央即応連隊山本雅治1佐以下中央即応集団より200名、第二次派遣隊を第27普通科連隊長福永正之1佐以下北部方面隊基幹350名、第三次派遣隊を第39普通科連隊長佐々木俊哉1佐以下東北方面隊基幹320名が派遣、この派遣部隊が帰国し三週間後に東日本大震災が発災しました。

Img_5_876 第四次派遣隊は伊丹の第36普通科連隊長足立寧達1佐以下中部方面隊基幹320名、震災災害派遣が最も厳しい中で任務は継続され、第五次派遣隊は第9施設群長橋本功一1佐以下西部方面隊320名が派遣、第六次派遣隊は第25普通科連隊長野村悟1佐以下北部方面隊基幹320名、そして本年八月より第七次派遣隊として35連隊が派遣されています。

Img_6109 厳しい状況下での派遣ではありましたが道路補修、国境道整備、瓦礫除去、公共施設解体、敷地造成など、国土防衛を考え編制された陸上自衛隊にとり決して容易ではない遠隔地での任務を約200件に渡り達成しています。第35普通科連隊は十二月末に撤収、その後は支援要員が最後の手続きと場と装備の委譲を行うとのこと。

北大路機関:はるな

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