◆初代艦長星山1佐は、元はるな艦長!
海上自衛隊によれば3月16日水曜日、IHIマリンユナイテッド横浜工場において護衛艦いせ、引渡式、自衛艦旗授与式が行われるとのことです。
全通飛行甲板を有し、満載排水量19000㌧、海上自衛隊最大の護衛艦となる護衛艦いせ、は、ひゅうが型護衛艦の二番艦で、二隻を以て初代ヘリコプター搭載護衛艦はるな型の、はるな、ひえい、を継ぎ防衛力の中枢を担う事となります。写真では、隣に護衛艦しらね、が写っているのですが、ドックに入渠中とはいえ7200㌧の大型艦が隠れてしまうほど、その大きさの違いが垣間見えるようです。引渡式は、IHIマリンユナイテッド取締役社長が、自衛艦旗授与式は横須賀地方総監高島博視海将が執り行うと発表。防衛省からは海上幕僚長杉本正彦海将、装備本部長矢野一樹海将補、岡崎匠装備施設本部長が出席され、式典が行われます。
いせ初代艦長を任命される星山良一1佐は、海上自衛隊最初のヘリコプター搭載護衛艦として任務を全うした護衛艦はるな、の最後の艦長で、ヘリコプター搭載護衛艦の指揮に長けた方。大型DDH二隻と、将来導入される満載排水量25000㌧の新型22DDH二隻により日本の海上防衛は大きく担保されることとなるでしょう。式典は一般非公開ですが、こちらもJパワーや海釣り公園等近くからは望見出来る事でしょう、横須賀の高台からも見えるでしょうね。式典は1030~1035:引渡式、1035~1135:自衛艦旗授与式、1200~1315:祝宴、1340~1355:出港見送り式となります。
北大路機関
就役後1年くらいは「ひゅうが」同様年次訓練や米海軍との合同演習などに参加して錬度向上に当てるでしょうから2隻の新型DDHが戦力化されるのは2013年くらいでしょうか。
某雑誌によると中国の旧ワリヤーグ(中国名:施琅)の艤装工事も大分進んでいるようで早ければ年内にも公試が行われるとの見方もあるようです。
まあ空母の場合、航空機を載せたからといって即戦力化出来る訳ではないですし(空母打撃群として附属艦艇とセットで運用できなければ意味が無い)海自にはさほど気にせずこつこつと錬度を挙げて有事に備えて欲しいと思います。
まさかこんなことになるとは・・・。
先ほど甲信越で大型の直下型地震がありまして、昨日のプレート地震とともに、被害が心配です。プレート地震が直下型地震を誘発するとなると、花折断層地震も警戒しなければならないやもしれません。
現在、横須賀から急行中の護衛艦に加えて東南アジアへ訓練に充てた艦船も全力急行中、大型艦には空港と港湾施設を失った日本が全ての希望を託すほかなくなってしまいましたね。