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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-京都駅,いまクリームソーダを敢えて京都珈琲界の老舗で愉しむ

2023-06-03 14:11:41 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 舞鶴地方総監部の置かれる京都、その京都府の府庁所在地である京都市には数多くの喫茶店が並び日常に充実感を与えてくれます。

 京都のほかに東京にも広島にもあると聞きましたので日本中にあると思っていたならば、実は京都に本店があって、長らく京都ならではの味わいであった、と後付でお教えいただきまして、なるほどそれならばなあ、と味わいが深まったように単純におもってみた。

 イノダコーヒ、イノダコーヒーではなくイノダコーヒという名前が正式ということですが1958年に創業しまして、谷崎潤一郎や池波正太郎が愛飲した喫茶店というおはなしです。この京都を代表する喫茶店で、敢えて甘くて美味しいクリームソーダを注文してみました。

 クリームソーダ、クリームソーダーではない。こんなものを頂こうとおもいましたのはNHK番組の再放送でとある二条城近くのお店でクリームソーダを嗜む描写が妙に美味しそうで、しかしそのお店は行列ができる人気店なので、それならば老舗で頂く事に。

 ソーダ水はメロンソーダ風の色合いで、人工甘味料っぽい味わいが逆にそれらしくて、甘ったるい、けれどもこの味わいを探してやってきたので、おいしいね、と溜息のように漏れてしまう、けれどもアイスクリームが徐々にソーダ水の中に沈んでゆく儚さもある。

 コントラストを愉しむのもクリームソーダの嗜みなのかな。考えればNHKで美味しそうな映像がでた、という様な何か理由が無ければ現代人は、というよりある一定の年齢を超えてしまうとクリームソーダを愉しめないような、そんな不条理があることにきづいた。

 京都の名店イノダコーヒ、堺町の本店に三条や四条と大丸京都に京都駅やポルタ地下、市内に支店は幾つかありますが、たまには子供の頃にみていたような視線でアイスクリームを掬ってソーダとともに一口二口とたのしむような時間帯は面白いのかもしれませんね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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