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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

新田原基地航空祭&第5航空団 F-15戦闘機&F-4戦闘機の航空祭展開へ傾向と対策

2014-12-06 23:55:53 | 航空自衛隊 装備名鑑
◆新田原航空祭!イーグル&ファントム 
 新田原基地航空祭、明日は南九州の宮崎は新富町新田原基地航空祭の日です。

 新田原基地、南収集及び南西諸島北部の防空を担う航空自衛隊第五航空団が展開し、飛行教導隊や飛行教育航空隊第23飛行隊が展開し戦闘機教育の中枢を担う基地です。昨年は国内自衛隊航空祭にて初のMV-22可動翼機が展示されたため多くの人出を迎えましたが、浜松基地や岐阜基地に入間基地といった過剰人口密度航空祭と比較すればゆったりと航空祭を楽しむことが出来るところ。

 見どころは多く、飛行教導隊の仮設敵を担うF-15は、航空自衛隊の他の戦闘機部隊が制空一色の迷彩を施しているのにたいし、仮設敵ということでMiG戦闘機やスホーイ戦闘機など、日本の想定している国がどこらへんかある程度分かりそうで分かりにくいが、兎も角航空自衛隊の一般的な塗装とは違うという一点だけは分かる特殊な迷彩を以て飛行するため、こればかりは航空祭では新田原だけ、という見どころといえるでしょう。

 ただ、新田原基地は飛行場のエプロン地区、格納庫前のメイン会場から飛行展示を見上げますと完全な逆光となってしまうため、空は白く機体は黒く、折角の迷彩も完全に黒く塗りつぶされてしまい、折角来たのに、と溜息をつかれた方も。実のところ、かつてはメイン会場の滑走路を挟んで反対側に駐車場が用意され、浜松基地を髣髴とさせる駐車場から撮影するとそれはそれは順光の環境下で撮影出来た、とのことですが、民主党時代の数多い失政の一つ、宮崎県口蹄疫被害封じ込め失敗に伴う廃棄埋設地に同場所が供せられたため、使用不能となって今にいたる、とのこと。

 このため、航空祭を順光にて撮影するには、ということで見上げてみますと最適な場所は、日向新富駅から徒歩で一時間ほど、メイン会場正門からは徒歩で25分ほど、眺鷲台、と呼ばれる基地を一望できる場所がありまして、一段高くなっているほか土産物屋に軽食などを撮る事も出来る店舗が置かれ、此処から撮影することが出来ました。航空祭と言えば順光で撮影しなければ、という印象から、当方が展開した際には午前中の飛行展示をこちらから撮影しています。

 基地ですが、前日の夜半から日向新富駅近くの公共駐車場などは全て一杯となっており、宮崎駅から早朝臨時シャトルバスを運行されていたのでそちらを利用された方、裏をかいて宮崎市ではなく新富町の更に北の高鍋方面に宿泊し折り畳み式自転車を用意され長躯旅客機と自転車を乗り継いでやってきた、という方、色々な方法で展開されていました。

 航空祭は午前と午後の飛行展示の間に飛行しない時間帯がありますので、当方は編隊飛行や機動飛行を順光環境から撮影し、午後のブルーインパルスの時間帯に基地内へ移動しまして地上展示機や空挺降下などを撮影したのち、ブルーインパルスを見上げ撮影する、という経路を採用しています。ほかにも、一日中順光でという方や、予行の時点で展開しまして順光の飛行展示を撮影したので当日は全て基地から撮影、という方も、方法はいろいろ。

 カメラを構え瞬間を記録しておきたい大編隊。眺鷲台、一段高いところに或るのですが、フェンスが外周に沿って展開していますので、少々高さが足りない、という方は脚立を持ち込まれている方も居ました。航空祭=脚立禁止、という印象はありますが基地の外ならば該当しません、また、後ろに人がいない、というk遠出迷惑にならないという事もあるのですが。

 眺鷲台は撮影名所ですが、ここは冒頭写真に示したように離陸するまで、誘導路を進んでゆく機体を撮影、完成等を背景に着陸する戦闘機など、臨場感あふれ、活動している戦闘機基地の情景と言えばこんな情景、と想像する様子を撮影できるのですが、もう少し北上、滑走路の奥へ、メイン会場入り口から遠くという意味ですが、進みますと、意外な情景も。

 ファントムは着陸後急制動を掛けるべくドラッグシュート、即ちパラシュートを展開させて急減速しますが、もう少し奥の方、隊員用のゲートがあり、此処からは立ち入りできないのですが地形の目印としまして、このゲートへ進みますと。着陸する機体が設置する瞬間、ドラッグシュートを大気を叩く擦過音とともに瞬間的に膨らむ様子を見る事が出来まして、こちらはこちらで大迫力、初見の方は驚くこと間違いなし。

 会場の様子はこういうところ、かなり混雑しているようには見えるのですが、レンズの圧縮効果で凄いように見えるだけで、0700時台の京都線新快速よりは混雑していません、入間基地航空祭の最前列付近が人口密度で0800時台の上野周辺京浜東北線、というところ。言い過ぎか、最前列は新田原の場合端の方に若干余裕がありましたが、滑走路の様子は眺鷲台で撮影しましたのでゆとりを以て後方から当方は撮影しましたが。

 格納庫の様子。眺鷲台に展開せずに一日中エプロン地区から、という選択肢もあるでしょうが、こちらの方法は公共交通機関で展開された場合、特に駅からシャトルバスを利用する方の場合は駅から徒歩で眺鷲台に展開するか、駅からシャトルバスを利用してメイン会場に展開するか、という決断が重要な要素と成るでしょう。

 遠方から展開される方は、特に混雑する航空祭を知っていますと、こういう航空祭も良いなあ、と感じるところでしょう。年々自衛隊関連行事の人口密度は凄いことにな亭るのですが、実際今年は当方、鹿屋航空基地祭に展開しまして、まだこんな牧歌的な航空祭もあるのか、と感じたところですし。それではお出かけの方は寒い中、温かくご注意してお出かけください。

北大路機関:はるな
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