◆豪雨を越えてシーホーク展示飛行
本日、そして明日もだが舞鶴基地においてちびっこヤング大会が実施された。そこで、まだ写真を整理していないのだが、速報という形でお伝えしたい。なお、明日は航空基地開放は無く、桟橋での護衛艦一般公開が実施される。
エンジンの鼓動を回転翼に連動させ、まさに飛び立たんとする第23航空隊のSH-60J哨戒ヘリコプター。既に新型のSH-60Kも舞鶴航空基地に配備されているとのことだが、今回の一般公開では展示や飛行は行わなかった。しらね艦載機ということになるのか、もしくは、すずなみ、とともに出航しているという意味なのかは不明。
飛行展示は、午前と午後の二回実施、編隊飛行、機動飛行、救難展示など一通りの展示を披露した。飛行展示前には時折雨がぱらつき、特に基地開放直前の滝のような豪雨に見学者は飛行展示の中止など憂慮したのだが、何事もないように飛行準備を開始、天も天晴れというべきか、飛行展示直前に雨が上がった。
舞鶴航空基地は、天橋立から続く風光明媚な立地に囲まれており、曇りの天気にて、その全てを堪能することは適わなかったものの、入り組んだ山々を背景に飛行展示を実施した。先週の小松島航空基地と同じく、回転翼機部隊ということで海に面しており、大自然を背景に、航空機のラインが一層際立つ。
第23航空隊でも、機体迷彩は、従来のホワイトを基調とした塗装から、グレーを基調とした、いわゆるロービジ迷彩へ過渡期という状況で、灰色の空を背に、ロービジ迷彩の効果についてもよく見ることができた。晴天だと、舞鶴は夏、とにかく暑いので、このくらいの天気が良かったのかもしれないと思った次第。
除籍された元ヘリコプター搭載護衛艦はるな、の隣を行く搭乗員たち。舞鶴航空基地が建設された背景には、ヘリコプター搭載護衛艦をはじめ哨戒ヘリコプターを搭載する多数の護衛艦が舞鶴基地を母港としている点が挙げられる。今日では、静かに解体の時を待つのみであるが、それでも現役時代の姿をとどめつつ、舞鶴基地を見守っている。
HARUNA
[本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる]