■空往く岐阜基地名物
名物に旨いものなしという言葉が有るようですが岐阜の場合は名物は上手いものばかりというところでしょうか。
岐阜基地航空祭、異機種編隊の第一陣が接近して参りました。岐阜基地航空祭と云えば、この異機種大編隊が名物なのですから手堅く撮影しておきたい、しかし不思議な編隊です。昔はこの編隊をオープニングフライトで実施して午後から本番の異機種大編隊に臨んだ。
F-15戦闘機とF-2戦闘機にT-7練習機、微妙に小さくなってゆくというような編隊と思われるかもしれないが結構重要なのはこの編隊にT-7練習機が含まれているところで、低速の初等練習機を含んでいる編隊、T-7にF-15が速度を併せなければならないので大変なのだ。
五機編隊、異機種大編隊が輸送機を含んでいる編隊であるのに対して、最初のいい種変大破戦闘機と練習機、という編成です。いや戦闘機を運用する航空団には基本的に連絡機や練習機としてT-4練習機が配備されてはいる、けれどもT-7と戦闘機を配備する部隊は。
T-7練習機は練習機としては静浜基地の第11飛行教育団と防府北基地の第13飛行教育団に配備されている航空機で、そう、戦闘機とともに配備されている基地はここ岐阜基地のみ、という。厳密には教材扱いで浜松基地に配備され、教材として浜松にはF-2等もいますが。
G3Xカメラで撮影すると、一眼レフと共に並行して撮影しているのでズーム操作なんてことはできません、同じ瞬間にはEF100-400mmISⅡレンズ操作で手一杯ですから、するとこんな感じで戦闘機以外は見切れてしまう構図になってしまうのですが、それはそれで。
F-2と見切れてしまったF-15,これはこれで。しかし惜しいなあと残念に思うのは、この航空祭本番が晴れていればなあ、と思うのだ。予行では快晴の日が在ったようなのですが、予行は晴れていても航空祭本番が曇天ということがある。もっとも雨天で無かっただけ。
異機種大編隊、総岐阜基地航空祭というのは皆さんこの瞬間を撮影するために朝早くから岐阜基地へ向かい、岐阜基地に並び、岐阜基地で陣取り、岐阜基地でカメラを大空に向けるのです。輸送機に戦闘機と練習機、一気に編隊を組んでくれるのはここ岐阜基地だけ。
編隊と大編隊、厳密に分ける定義はないのですが輸送機を含まないが初等練習機をふくんでいる編隊を異機種編隊、輸送機を中心に戦闘機都連手記を挟んだ編隊を機種大編隊、と分けて呼んでいます。最初は望遠レンズ越しに、しかししっかりと大編隊が接近してきて。
大編隊、飛行開発実験団がこうした編隊飛行を行うのは、その飛行開発実験団の任務が各種装備品の開発と評価試験を行うために各種装備を搭載出来る航空機を揃えている為で、いつかはF-35戦闘機と、そしてGCAPとして開発されるF-3戦闘機も配備されましょう。
F-35戦闘機、驚くなかれ1990年ごろまではF-15戦闘機も航空自衛隊小では実戦部隊とマザースコードロンの所要数だけで手一杯であり、飛行開発実験団は第2航空団などの機体が定期整備の際に借用する形で足りないF-15戦闘機を確保して、そして試験していた。
F-2戦闘機、見切れているなあ。この機体だけは日本で独自に開発した、なにしろ飛行フライバイワイヤ制御装置がF-16とは別の日本独自のもので飛び方が違うのだから独自開発といえる、そんな背景がありますから初号機からここ岐阜基地で生まれ、育ったのだけれど。
C-2輸送機、考えればこの子も岐阜基地の、というよりも川崎重工岐阜工場において開発され、初飛行もここ岐阜生まれの航空機です。すると国産機というのは、飛行開発実験団で生まれ育ったことに。F-35は先かもしれないがF-3配備はF-3は早いかもしれない。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
名物に旨いものなしという言葉が有るようですが岐阜の場合は名物は上手いものばかりというところでしょうか。
岐阜基地航空祭、異機種編隊の第一陣が接近して参りました。岐阜基地航空祭と云えば、この異機種大編隊が名物なのですから手堅く撮影しておきたい、しかし不思議な編隊です。昔はこの編隊をオープニングフライトで実施して午後から本番の異機種大編隊に臨んだ。
F-15戦闘機とF-2戦闘機にT-7練習機、微妙に小さくなってゆくというような編隊と思われるかもしれないが結構重要なのはこの編隊にT-7練習機が含まれているところで、低速の初等練習機を含んでいる編隊、T-7にF-15が速度を併せなければならないので大変なのだ。
五機編隊、異機種大編隊が輸送機を含んでいる編隊であるのに対して、最初のいい種変大破戦闘機と練習機、という編成です。いや戦闘機を運用する航空団には基本的に連絡機や練習機としてT-4練習機が配備されてはいる、けれどもT-7と戦闘機を配備する部隊は。
T-7練習機は練習機としては静浜基地の第11飛行教育団と防府北基地の第13飛行教育団に配備されている航空機で、そう、戦闘機とともに配備されている基地はここ岐阜基地のみ、という。厳密には教材扱いで浜松基地に配備され、教材として浜松にはF-2等もいますが。
G3Xカメラで撮影すると、一眼レフと共に並行して撮影しているのでズーム操作なんてことはできません、同じ瞬間にはEF100-400mmISⅡレンズ操作で手一杯ですから、するとこんな感じで戦闘機以外は見切れてしまう構図になってしまうのですが、それはそれで。
F-2と見切れてしまったF-15,これはこれで。しかし惜しいなあと残念に思うのは、この航空祭本番が晴れていればなあ、と思うのだ。予行では快晴の日が在ったようなのですが、予行は晴れていても航空祭本番が曇天ということがある。もっとも雨天で無かっただけ。
異機種大編隊、総岐阜基地航空祭というのは皆さんこの瞬間を撮影するために朝早くから岐阜基地へ向かい、岐阜基地に並び、岐阜基地で陣取り、岐阜基地でカメラを大空に向けるのです。輸送機に戦闘機と練習機、一気に編隊を組んでくれるのはここ岐阜基地だけ。
編隊と大編隊、厳密に分ける定義はないのですが輸送機を含まないが初等練習機をふくんでいる編隊を異機種編隊、輸送機を中心に戦闘機都連手記を挟んだ編隊を機種大編隊、と分けて呼んでいます。最初は望遠レンズ越しに、しかししっかりと大編隊が接近してきて。
大編隊、飛行開発実験団がこうした編隊飛行を行うのは、その飛行開発実験団の任務が各種装備品の開発と評価試験を行うために各種装備を搭載出来る航空機を揃えている為で、いつかはF-35戦闘機と、そしてGCAPとして開発されるF-3戦闘機も配備されましょう。
F-35戦闘機、驚くなかれ1990年ごろまではF-15戦闘機も航空自衛隊小では実戦部隊とマザースコードロンの所要数だけで手一杯であり、飛行開発実験団は第2航空団などの機体が定期整備の際に借用する形で足りないF-15戦闘機を確保して、そして試験していた。
F-2戦闘機、見切れているなあ。この機体だけは日本で独自に開発した、なにしろ飛行フライバイワイヤ制御装置がF-16とは別の日本独自のもので飛び方が違うのだから独自開発といえる、そんな背景がありますから初号機からここ岐阜基地で生まれ、育ったのだけれど。
C-2輸送機、考えればこの子も岐阜基地の、というよりも川崎重工岐阜工場において開発され、初飛行もここ岐阜生まれの航空機です。すると国産機というのは、飛行開発実験団で生まれ育ったことに。F-35は先かもしれないがF-3配備はF-3は早いかもしれない。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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