■自衛隊関連行事
行事に際し事前申請が必要だが申請期間が終了しているので今準備しても見学できない行事を紹介するべきかどうかは今の時代迷うところなのですが。

今週末の自衛隊関連行事は、一般公開される行事はないようですが、事前登録制の北千歳駐屯地記念行事が行われます、北千歳駐屯地Twitterから事前の申し込みという方式を採用していまして、当面は自衛隊関連行事参加に際してはTwitterというSNS加入が必須となるのかもしれません。ただ、完全非公開という先月の第7師団祭よりは日常が戻りました。

第1特科団創隊70周年-北千歳駐屯地開庁70周年記念行事、北千歳駐屯地には自衛隊最大の特科部隊が駐屯しています、第1特科団とそして駐屯地には第7師団隷下部隊として10式戦車と90式戦車を装備する第71戦車連隊、またホークミサイルを装備する第1高射特科群第302高射中隊が駐屯、なおホークミサイルについては改善Ⅲ型を装備しています。

北千歳駐屯地にはもう一つ、陸上自衛隊教育訓練研究本部訓練評価部隷下の訓練評価支援隊が駐屯、この部隊は2020年3月26日に創設されたばかりの部隊であり、自衛隊のたけし城として恐れられるFTC富士訓練センターの隷下部隊、ただ、評価支援隊のように仮設敵部隊を有するのではなく、対抗演習に際し訓練総合評価を行うという文字通りの部隊だ。

特科団、自衛隊にこの名を冠する部隊は第1特科団のみです、そして装備は強力で、部隊は第1特科群と第4特科群及び第301観測中隊、更にミサイル部隊として第1地対艦ミサイル連隊と第2地対艦ミサイル連隊及び第3地対艦ミサイル連隊を装備している部隊です。観閲行進では自走重火砲に多連装ロケット砲に地対艦ミサイルが延々と続くということ。

特科団の任務は冷戦時代、強大な砲兵火力を有する極東ソ連軍の北海道侵攻を警戒し、当時は203mm榴弾砲や155mmカノン砲を装備した部隊として創設、その後は68式ロケット発射装置など装備を強化しました。現在のウクライナの戦場を見ますと、砲兵の時代は終わった、といえるのはあと100年先なのでしょう、今後も絶対必要なものは砲兵という。

北千歳駐屯地祭、駐屯地は広大ですが式典会場は森に囲まれた、という中々北海道らしい大自然を撮影できる駐屯地行事です、ただ、長方形の式典会場の一辺のみが招待席と共に一般開放されているという構図ですので、観閲行進が、物凄い特科部隊と戦車部隊が駐屯しているのだ、という数が揃う迫力を写真として残すのが難しいというのが撮影者泣かせ。

203mm自走榴弾砲の空包射撃は、一際大きな迫力を叩きつけますので、これは是非とも見ておきたいところ、東北方面特科連隊廃止と富士学校からも203mm自走榴弾砲は廃止され、いよいよ過去の装備となりつつあります、ただ、専守防衛の日本の場合、海岸橋頭堡を一発で吹飛ばす威力が貴重です。他方、203mm誘導砲弾等がもう開発されていないのが痛い。

観閲行進と共に訓練展示は、MLRSなどはまさか実際に射撃しますと苫小牧や札幌が大変な事になりますので工夫し空包などはありませんが、不思議なもので会場では中学生に失笑されてしまう情景でも、写真として仕上げますと、これがなかなか迫力があるのですね。かなり高価な装備でしたが、北海道防衛の為に自衛隊は90両も数を揃えた歴史があります。

第1特科群は第1特科群本部中隊と第101特科大隊と第102特科大隊及び第129特科大隊という編成で特科大隊には203mm自走榴弾砲を、特科大隊はMLRS多連装ロケットシステムを装備します。第4特科群は群本部と第4特科群本部中隊と第104特科大隊に第131特科大隊、やはり203mm自走榴弾砲とMLRS多連装ロケットシステムを装備している。

203mm自走榴弾砲は一発90kgもある巨大な砲弾を30km先に飛ばす火砲で、CVT信管を用いた場合は一発で75m長径の人員や非装甲車両に致命的な威力を発揮、しかし最大の任務は対コンクリート信管を用いた陣地攻撃で地中の指揮所等に対しても威力を発揮します。91両が自衛隊に配備されましたが、MLRSに置換えが始り火砲削減方針を受け減少中です。

駐屯地には第1特科団隷下部隊は第1特科団本部と本部中隊及び第101特科大隊を除く第1特科群と第1地対艦ミサイル連隊が駐屯しているのみです、北海道全体の火力支援が任務ですので、幾つかの駐屯地に分かれて駐屯していまして、上富良野駐屯地には第3地対艦ミサイル連隊と第4特科群、と別れて駐屯しています、この他に美幌と美唄にもいます。

美幌駐屯地には第1特科群第101特科大隊が駐屯し、札幌近郊の美唄駐屯地には第2地対艦ミサイル連隊が駐屯しています。そして北千歳駐屯地のみならず、第1特科団の記念行事ですので、隷下部隊も式典へ参加します。滑走路を転用した東千歳駐屯地ほどではありませんが、ここも広い駐屯地です。申請され見学される方は、ぜひ火砲の伝道師を目指してほしい。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
行事に際し事前申請が必要だが申請期間が終了しているので今準備しても見学できない行事を紹介するべきかどうかは今の時代迷うところなのですが。

今週末の自衛隊関連行事は、一般公開される行事はないようですが、事前登録制の北千歳駐屯地記念行事が行われます、北千歳駐屯地Twitterから事前の申し込みという方式を採用していまして、当面は自衛隊関連行事参加に際してはTwitterというSNS加入が必須となるのかもしれません。ただ、完全非公開という先月の第7師団祭よりは日常が戻りました。

第1特科団創隊70周年-北千歳駐屯地開庁70周年記念行事、北千歳駐屯地には自衛隊最大の特科部隊が駐屯しています、第1特科団とそして駐屯地には第7師団隷下部隊として10式戦車と90式戦車を装備する第71戦車連隊、またホークミサイルを装備する第1高射特科群第302高射中隊が駐屯、なおホークミサイルについては改善Ⅲ型を装備しています。

北千歳駐屯地にはもう一つ、陸上自衛隊教育訓練研究本部訓練評価部隷下の訓練評価支援隊が駐屯、この部隊は2020年3月26日に創設されたばかりの部隊であり、自衛隊のたけし城として恐れられるFTC富士訓練センターの隷下部隊、ただ、評価支援隊のように仮設敵部隊を有するのではなく、対抗演習に際し訓練総合評価を行うという文字通りの部隊だ。

特科団、自衛隊にこの名を冠する部隊は第1特科団のみです、そして装備は強力で、部隊は第1特科群と第4特科群及び第301観測中隊、更にミサイル部隊として第1地対艦ミサイル連隊と第2地対艦ミサイル連隊及び第3地対艦ミサイル連隊を装備している部隊です。観閲行進では自走重火砲に多連装ロケット砲に地対艦ミサイルが延々と続くということ。

特科団の任務は冷戦時代、強大な砲兵火力を有する極東ソ連軍の北海道侵攻を警戒し、当時は203mm榴弾砲や155mmカノン砲を装備した部隊として創設、その後は68式ロケット発射装置など装備を強化しました。現在のウクライナの戦場を見ますと、砲兵の時代は終わった、といえるのはあと100年先なのでしょう、今後も絶対必要なものは砲兵という。

北千歳駐屯地祭、駐屯地は広大ですが式典会場は森に囲まれた、という中々北海道らしい大自然を撮影できる駐屯地行事です、ただ、長方形の式典会場の一辺のみが招待席と共に一般開放されているという構図ですので、観閲行進が、物凄い特科部隊と戦車部隊が駐屯しているのだ、という数が揃う迫力を写真として残すのが難しいというのが撮影者泣かせ。

203mm自走榴弾砲の空包射撃は、一際大きな迫力を叩きつけますので、これは是非とも見ておきたいところ、東北方面特科連隊廃止と富士学校からも203mm自走榴弾砲は廃止され、いよいよ過去の装備となりつつあります、ただ、専守防衛の日本の場合、海岸橋頭堡を一発で吹飛ばす威力が貴重です。他方、203mm誘導砲弾等がもう開発されていないのが痛い。

観閲行進と共に訓練展示は、MLRSなどはまさか実際に射撃しますと苫小牧や札幌が大変な事になりますので工夫し空包などはありませんが、不思議なもので会場では中学生に失笑されてしまう情景でも、写真として仕上げますと、これがなかなか迫力があるのですね。かなり高価な装備でしたが、北海道防衛の為に自衛隊は90両も数を揃えた歴史があります。

第1特科群は第1特科群本部中隊と第101特科大隊と第102特科大隊及び第129特科大隊という編成で特科大隊には203mm自走榴弾砲を、特科大隊はMLRS多連装ロケットシステムを装備します。第4特科群は群本部と第4特科群本部中隊と第104特科大隊に第131特科大隊、やはり203mm自走榴弾砲とMLRS多連装ロケットシステムを装備している。

203mm自走榴弾砲は一発90kgもある巨大な砲弾を30km先に飛ばす火砲で、CVT信管を用いた場合は一発で75m長径の人員や非装甲車両に致命的な威力を発揮、しかし最大の任務は対コンクリート信管を用いた陣地攻撃で地中の指揮所等に対しても威力を発揮します。91両が自衛隊に配備されましたが、MLRSに置換えが始り火砲削減方針を受け減少中です。

駐屯地には第1特科団隷下部隊は第1特科団本部と本部中隊及び第101特科大隊を除く第1特科群と第1地対艦ミサイル連隊が駐屯しているのみです、北海道全体の火力支援が任務ですので、幾つかの駐屯地に分かれて駐屯していまして、上富良野駐屯地には第3地対艦ミサイル連隊と第4特科群、と別れて駐屯しています、この他に美幌と美唄にもいます。

美幌駐屯地には第1特科群第101特科大隊が駐屯し、札幌近郊の美唄駐屯地には第2地対艦ミサイル連隊が駐屯しています。そして北千歳駐屯地のみならず、第1特科団の記念行事ですので、隷下部隊も式典へ参加します。滑走路を転用した東千歳駐屯地ほどではありませんが、ここも広い駐屯地です。申請され見学される方は、ぜひ火砲の伝道師を目指してほしい。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関