北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

岐阜基地航空祭2015詳報【第二回】 飛行開発実験団のF-2カラーリング

2015-10-28 22:36:27 | 航空自衛隊 装備名鑑
■岐阜航空祭2015
 本願寺平成大修復の本堂覆に匹敵する大きさの建物、C-2格納庫を目印に駅から岐阜基地へ進みます、あの建物を目印とすれば迷わない。

 なのですが、昨日は何故か新北門の方へ誘導されました、北門は国道21号線を越えるとすぐなのですが、県警の方も新北門へ誘導しようとする。ならば新北門の方へ、特に北門開門は0830時だが、0740時の時点で新北門は開門しているとのことでした、ただ、その通りに進もうとしますと、気になる点が。

 誘導員と県警の方々、新北門へ陸橋経由で誘導しようとしていまして、どうも一筋縄では入れるわけではないらしい、観てますと一度に入りきれない行列が北門の21号線越し歩道まで伸びてくる、これは新北門を開門してもエプロン地区に入れないよう、行列を調整している可能性も出てきました。

 北門にしよう、開門まで40分残るが、その40分で北門からエプロン地区へ進める保証もないのだし、堅実に手堅く、北門を待つ行列100mに並ぶこととしました。家族連れの方に挟まれ並び、暫し雑談、寸分を置いて名古屋からの増援友人一行が列の後方十数mに合流し、開門を待ちます、列はどんどん伸び、岐阜県警と航空自衛隊が0820に開門を若干早める事に。

 手荷物検査がありますが、そのあたりは素早くカメラバックを開いてすぐに見てもらえるようにする、カメラカメラカメラカメラカメラ、EOS-7DmarkⅡ&18-200mmEF、EOS-7D&300mmF2.8IS、EOS-KissX7&40mmF2.8、28-300mmIS、PowershotG-16/G12、それに飲料水と携行糧食、などなど、これだけあれば重いわけだなあ。

 遂に入場を果たしました岐阜基地、久しぶりだなあ、岐阜基地航空祭、まず絶対に見ておきたいのは地上展示で、XASM-ダミー飛翔体が本年も並びAAM-5改等他の基地では見るものが難しいもの、UAV無人偵察機が置かれ、地上展示航空機も、かなり前列付近が混雑していましたが、手を伸ばして勘を頼りにその雄姿を写真として収めます。

 岐阜基地航空祭、撮影するには航空祭では最前列が、という定説はあるのですけれども、逆光が凄い場合には必ずしもその通りとは限りません、逆光では空は白く機体は影に黒く塗り込まれてしまいます、こればかりはPLフィルターや露出増倍補正でも逆光を順光とはできません、例外は雨天時と相当な曇天の場合の最前列なのですが、この日は絵に描いたような快晴、と。

 管制塔と格納庫が並ぶエプロン地区メイン会場、目の前には航空機が並び、外来機を必要としないとも言われるほど多様な航空機が飛行開発実験団には配備されていまして、格納庫裏手では屋台の出店が北は北海道から南は沖縄までの名物を食欲を誘うとともに、部隊パッチや識別帽も並ぶ、だが、晴天ではどう頑張っても逆光なのです。

 岐阜基地滑走路南側会場、岐阜基地隣接かかみがはら航空宇宙博物館、順光の環境で撮影するにはこの二箇所が撮影適地です、岐阜基地は川崎重工岐阜工場と陸上自衛隊岐阜分屯地併せ東西4kmと南北1.5kmの航空母艦のような形状の敷地にありまして、基地南側にも会場が設営されます。

 南側会場、混雑緩和のためともいわれますが、南側会場の方に岐阜基地正門があり、保存展示航空機が並ぶのも南側会場です。エプロン地区からは滑走路の反対側、飛行展示は滑走路上にて展開されますので、確実に順光で撮影できるのですが、さて移動しようにも滑走路に便利に使える横断歩道はありません。

 そこでメイン会場と南側会場を結ぶシャトルバスを利用します、招待客用区画と滑走路の間にバスターミナルが臨時開設されていまして、そこから名鉄系列の岐阜バスが運賃200円で続々とシャトルバスを運行している。シャトルバスは意外と並びそうなものですが、速めの時間ならばそれほどでもない。

 今年度の岐阜基地航空祭はブルーインパルスは参加しません、ということで飛行展示の流れを見てみますと、まあ、そういうものは事前に基地HPに航空祭特設ページが出されているのだから確認しようよ、と言われるかもしれないのだけれども、開門時手荷物検査場で配布された冊子をみてみた。

 航空祭の流れは、南側会場に移動する際に飛行しない時間帯など見極めたいところ、オープニングフライト&天候偵察、救難飛行展示、飛行開発実験団編隊飛行&機動飛行、空中給油展示、そしてお昼に飛行展示が行われない時間帯が二時間ほど続き、飛行開発実験団大編隊と機動飛行、という流れ。

 地上展示航空機を撮影して、そして一気呵成に南側会場へ転進する、と意気込んでみたのですが、地上展示航空機の前には航空機を観ようという方々と離発着を間近に撮影しようという方々で物凄い混雑に覆われており、混沌の中で撮影はなかなか進みません、ライブビューア機能を利用して何とか撮影、です。

 当方は0900時頃までに地上展示航空機と地上展示装備を撮り終え、大急ぎでシャトルバスへ向かいます、おお、凄い人が並んでいる、と驚いたのは、シャトルバス待ち場の経路が滑走路を見る事が出来る位置ですので、そこで最前列を確保しようという人たち、なんとなく、混雑すれば移動するよういわれそうですが、その横でバス待ちの人を探すと、おう、一人もいない。

 車内は乗客が十数名、バスはすぐに発車しました、誘導路脇をバスは燃料区画等を通り一路基地外周道路を南側会場へ向かう、この経路、南側会場まで徒歩2kmで外周道路を歩いてゆく事も出来るのです、実際、シャトルバス乗り場が混雑していたならば、2kmくらい30分少々で移動できますから徒歩も考えていたのですが、並んでいないならば、バス利用で快適移動でしょう。

北大路機関:はるな くらま
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コメント (1)
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