■宵山の活気に満ちた祭りの夜
宵山の写真を掲載します。先ほど撮影したばかりの写真を取り急ぎ選定して記事を作成しました。
見上げる長刀鉾。宵山は土曜日ということもあり物すごい熱気と来場者の活気に包まれていました。しかし残念なことに本日の宵山は宵山へもっとも便利なアクセスを誇る阪急烏丸駅と大阪梅田を結ぶ阪急京都本線で一番重要な時間帯に人身事故が発生するというトラブルが発生しまして、不便と思われた方もいらっしゃるでしょうか。
さて、阪急京都本線で河原町駅から烏丸駅までひと駅移動しようとして上記のとおりの状況になったわけなのですが、写真のとおりたどり着いた会場はご覧のとおり。3月11日の東日本大震災直後には今年の祇園祭に影響があるのでは、という声もありましたけれどもそもそも戦時中は1944年まで実施していたのが祇園祭で、疾病祓いの伝統行事は簡単には中止になりません。
宵山は非常に多くの来場者が足を運びまして、この瞬間京都市の人口は何割か多くなっているのですが、その分混雑によるけが人を防ぐためにも一方通行などが府警により細かに設定されていますから、効率的に山鉾を観覧するには進路と位置関係をしっかりと覚える必要があったりします。でないと適当に回った本日の当方のようになるわけでして。
今回はカメラ一つに飲料水だけをもって身軽に散策したのですけれども、やはり人が多く、ちょっと疲れてしまいましたね。明日の山鉾巡行は日曜日、お天気もどうなるのでしょうか、快晴か曇りというすなわち雨天でさえなければ、それはもうかなり多くの方が足を運ばれるのでしょう。
明日の山鉾巡行は0900時に四条烏丸を出発します。そのまま河原町通りから御池通りを経て巡行、山鉾はその日のうちに来年まで解体されて、夕刻からは巡幸祭として神輿が八坂神社から御旅所まで巡行します。もとは疾病祓いの行事ではあるのですが疾病とは当時の国難の代名詞でもあり、祇園祭の山鉾巡行がこの国を覆いつつある負の病魔から祓う起点となることを祈念したいです。
北大路機関:はるな
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