昨日、千葉市民会館にて開催された講演会に参加してきました。
10数年前に平成食生活塾を受講して以来、患者さんへの食事指導は基本的に幕内先生の食指導を軸に
しています。
久しぶりに見た生・幕内先生は茶髪になり以前より若返ったかんじでしたが、
主張していることは以前から一貫してブレておらず、安心しました。
子どもの食に関しては
子どもが野菜嫌いで何が悪い
この本を読んで
「無理にピーマンやゴーヤなんかの緑色のものを食べさせる必要ないんだ!」
と目から鱗でしたが、今回の講演ではその理由もわかりやすく説明してくださいました。
講演会には保育園や幼稚園の関係者が多く参加していたようで、普段は聞けない給食の話題
が多く、とても興味深い内容でした。
給食が今、大きなターニングポイントを迎えつつあるそうです。
千葉県は差が激しいけれど、幕内先生が指導に入り、素晴らしいところもでてきているそうです。
講演会では自らの著書
変な給食
もっと変な給食
を「脅迫」と仰ってましたが、この本に載ってしまった市町村はメニューを改善したそうです。
「脅しが効いた」とのこと、素晴らしいですね。
講演会で印象に残ったことのメモです。
・子どもの食事はとても簡単、難しくしているのは大人
・ごはんと水をしっかりとっていれば問題ない
・給食は学校によって雲泥の差
・三条市に学ぶ米飯給食、牛乳廃止
・牛乳廃止は来年3月が大きな転換期
・酒、タバコ、砂糖は同列のもの(快楽を与える)
・赤ちゃんのうちから砂糖を与えられる環境である現代は危険
・中毒性があるので止められなくなる
子どもの食生活6つの提案
(重要なもの順になっています)
① しっかり外遊びをさせましょう
空腹は最大のごちそう
② 子どものための食事は作らない
食べられないものもあるかもしれないけれど、それは子どもが食べる必要のないもの、
ごはんでお腹いっぱいにしてあげれば十分
子どもの喜ぶものを考えると、砂糖と油だらけの「お子様ランチ」に近づくだけ
③ 子どもの飲み物は水・麦茶・ほうじ茶
カロリーのある飲み物は食事がとれなくなってしまう
④ 朝ごはんをしっかり食べさせる
朝食は「ごはんとみそ汁」中心に
⑤ 子どものおやつは食事
子どものおやつは4回目の食事と考える
おにぎりやのり巻きがベスト
うどん、そば、さつまいも、トウモロコシ、せんべいなど「穀類」「いも類」を中心に
⑥ カタカナ主食は日曜日
ラーメン、パン、シリアル、パスタ、ピザ、ハンバーガー、焼きそば、お好み焼きな
ど「油型」のものは週2、3回までに
7 副食は季節の野菜・いも類・海草類を中心に
8 動物性食品は魚介類を中心にする
9 米は未精製のもの
おすすめは5分づき米
10食品の安全性にも配慮する
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