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無料の駆瘀血剤,それは「適度な運動をすること」です。
動かないでいると,気の流れが停滞し,その結果血の流れも滞って瘀血の原因になります。
「四気調神大論」の夏の養長のところにも,夏は活動的になり汗をかくべきであるという内容が書かれています。汗をかくことによって身体の熱を冷ますのですが,冷房で無理に体温を調節しようとするので出ていくべき汗が水滞となり,その結果瘀血が引き起こされていきます。
冷房と冷飲により身体を内外から冷やし,水が滞り,足がむくんだり腰痛を訴える患者さんがここのところ多いです。
瘀血と水毒は仲が良いので,桂枝茯苓丸,当帰芍薬散などは血に関する生薬だけでなく水を調節する茯苓,朮,沢潟などが配合されているのはとても理にかなったことだと思います。
また,植物のように動かないで作業を続けていると,だんだん思考能力が落ちてくるのですが,歩き回ったりしてたまに体を動かすと気血が巡り再び集中できるようになります。
傷寒論の抵当湯の条文には瘀血による健忘が記載されています。脳トレをやるより体を動かして瘀血を作らないようにする方が良いかもしれません。
いずれにせよ冷房の効いた部屋で冷たいものを飲みながらゴロゴロして過ごす,というのは漢方的には最悪の過ごし方のようです。