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明日は軟膏教室なので,午前中だけでも晴れてくれるといいなと願っているのですが.......
「軟膏を作る日は雨の日,風の強い日は避けるべきである」
という記載が古典にもありますが,やはり晴れた日に作ったものは出来が良い気がします。
当帰膏について
当帰膏は日本薬局方に収載されていないので,薬局で買うことはできません。
欲しい人は自分で作るしかないのです。
紫雲膏から紫根,豚脂を抜いて当帰の量を増やしたものというかんじです。
色がつかないので顔や指などにも塗りやすく,使いやすいです。
前回の軟膏教室で作ったものを指に塗っていたら,関節炎が治った,という人もいらしたようです。
漢方薬は,薬味(生薬の種類)の少ないものの方が,鋭く効くという性質を持ちますので,当帰の薬効を重視したいならば,余分なものの入っていない当帰膏の方が良いと言えるでしょう。
ごま油 1000g
当帰 250g
ミツロウ 250g
(作り方)
ごま油を180度で1時間熱して重合させる
160度くらいで当帰を揚げる(きつね色になるまで)
火を止めてミツロウを入れ固める
紫雲膏より作りやすく,少量で作っても失敗が少ないので,どうしても欲しい方は御自分で作ってみてはいかがでしょうか。