ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『警視庁ゼロ係/生活安全課なんでも相談室』シリーズ'16~

2019-11-07 00:00:13 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2016年の冬シーズン、テレビ東京の「金曜8時のドラマ」枠でFIRST SEASON全7話が放映され、以降、同枠で'17年夏にSECOND SEASON全8話、'18年夏にTHIRD SEASON全7話、'19年夏にSEASON4全8話が放映されてる人気シリーズ。

富樫倫太郎さんの小説『生活安全課0係』シリーズを映像化した作品で、制作はテレビ東京と、THIRD SEASONSまでがドリマックステレビジョン、SEASON4がスパークル。

東大法学部卒のキャリアで階級は警視なのに、空気を読むことを知らず「忖度」を一切しない性格と口の悪さが災いし、ぽんこつ刑事の吹き溜まりと云われる杉並中央警察署の生活安全課なんでも相談室に飛ばされた主人公=小早川冬彦に、小泉孝太郎(テーマカラー 赤)。

そんな冬彦に振り回されつつ名コンビとなる叩き上げの巡査長=寺田寅三に、松下由樹(テーマカラー 青)。

そんな寅三と犬猿の仲でありつつ似た者どうしの事務員=本条靖子に、安達祐実(テーマカラー 紫)。

ムードメーカーでカレーに目がない巡査長=桜庭勇作に、木下隆行(テーマカラー 黄色、あだ名は勿論キレンジャー)。

FIRST SEASONのみ活躍したお色気担当刑事=安智理沙子に、池田夏希(テーマカラー ピンク)。その後任であらゆる情報をハッキングで収集する元サイバー捜査官=太田文平に、戸塚純貴(テーマカラー ピンク)。

SECOND SEASONまで係長を務めて定年退職した警部補=亀山良夫に、大杉 漣(テーマカラー グリーン)。その後任となったお調子者の係長=横山建夫に、片岡鶴太郎(テーマカラー グレー)。

そして副署長から署長に昇格した谷本警視に石丸謙二郎、地域課のボインぼよよん婦警に岸明日香が扮するほか、シーズン毎に若村麻由美、駿河太郎、矢島健一、平岡祐太、手塚とおる、宮川一朗太、といったキャスト陣が本庁から出向して来る刑事や管理官に扮し、期間限定レギュラーを務めておられます。

SEASON4では捜査員たちを「駒」どころか「蟻」呼ばわりしちゃう凄腕管理官の斉藤由貴、彼女の過去を知るワケあり上司の吉田栄作が登場し、シリーズに波風を立てるカンフル剤の役目を担いました。

すこぶる明るい作風でありつつ適度な緊張感もあり、これは私好みの作品です。

基本はごくノーマルな謎解き捜査ドラマなんだけど、主役=小泉孝太郎くんの思いきった三枚目ぶり、失笑を買いかねない大胆な弾けっぷりが新鮮で小気味よく、芸達者な共演陣とのアンサンブルも絶妙で決して退屈しません。

なおかつミステリーとしてのクオリティーも標準以上を保っており、笑いの要素を抜きにしても楽しめる本作は、世間でどれほど認知されてるのか分からないけど、私にとっては意外な大穴でした。

超大物政治家のサラブレッドというレッテルに抗うことなく、その育ちの良さと根っからの明るさを最大限に活かした小泉孝太郎くん=冬彦のキャラクターに、演技力うんぬんを超越した魅力を私は感じてしまいます。

忖度を知らない冬彦がどんなに失礼なことを言っても許されるのは、彼が警視という高階級だからではあるんだけど、なおかつ嫌味に感じさせないのは演じるご本人のお人柄あればこそ、なんだろうと思います。

その割りに冷血なヒールを演じてもハマってたような記憶があるし、小泉孝太郎という俳優さんはなにげに凄いのかも知れません。天は選んだ人に二物も三物も与えるんです。すこぶる不公平で、世の中は破滅です。

共演陣も好きな俳優さんばかりだし、よくよく考えてみりゃ意外でも大穴でもない、なるべくしてなった人気シリーズとして皆さんにもオススメさせて頂きます。

セクシーショットは地域課婦警=弥生を演じる岸明日香さん。おっぱいは裏切りません。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『スペシャリスト』2016 | トップ | 『クロスロード』シリーズ '16~ »

コメントを投稿