ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『Gメン'75』#228

2020-07-27 18:28:56 | 刑事ドラマ'70年代










 
☆第228話『Gメン 対 香港の人喰い虎 PART2』

(1979.10.13.OA/脚本=/掛札昌裕&高久 進/監督=山口和彦)

津川刑事(夏木マリ)を捕らえた香港コネクションは、その身柄と引き換えに警視庁が押収した1億ドル相当のヘロインを要求。そのミッションを指揮する邦彦(ジョニー大倉)という日本人は、島谷刑事(宮内 洋)がかつてベトナムで生き別れになったもう一人の弟だった!

おまけにコネクションが殺しに使う人喰い虎=シーザーは、島谷三兄弟がかつてベトナムで飼ってた赤ちゃん虎のなれの果てだった!

主人公にやたら壮大な出生エピソードを持たせるだけじゃ飽き足らず、虎にまで過去の因縁を設定し、もちろん弟たち=邦彦も達也(石田信之)もその虎に喰い殺されちゃう「Gメン節」とも言うべき悲劇の連鎖!

最後は中屋(伊吹 剛)と田口(千葉 裕)が二人がかりでヤン・スエを『ターミネーター』ばりに鉄扉で首チョンパ! もちろんラスボスは満身創痍の主役=島谷が倒し、Gメン側のボスである黒木警視正(丹波哲郎)は見事に何もしてませんw

こうして事件解決した後、島谷はGメンの一員になるワケだけど、そこにどういう理由といきさつがあったのか一切説明しないのも相変わらずのGメン節w 南雲警視(川津祐介)も本庁とGメンを繋ぐパイプ役として度々顔を出すことになります。

所々で強引さとテキトーさが目につく『Gメン'75』だけど、リアリティーに囚われ過ぎてダイナミックさをすっかり失った昨今の刑事ドラマを観るにつけ、細かいことを気にしない昭和ドラマの堂々たる姿勢がやたら眩しく感じます。

やっぱり面白いドラマは、理屈じゃない。心意気です。つくづくそう思います。
 


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1 コメント

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追悼 (適当谷損気)
2022-03-08 06:41:56
川津祐介氏の冥福を祈ります。
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