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☆第2話『救出』(1986.10.12.OA/脚本=那須真知子/監督=手銭弘喜)
丸山昇一さんの脚本による第1話は、意外と地味なエピソードでした。もうすぐ20歳になる犯人を、未成年の内に逮捕してやろうっていう、ちょっと人情寄りの話でアクション描写も控え目で、後の『踊る大捜査線』を彷彿させるような内容でした。
見切りの早い私は早速「期待外れ」の烙印を押しw、第2話以降は観なくなったんだけど、やがて身の周りで「あぶデカおもろいで!」っていう評判が聞こえるようになり、再び観始めたら「ホンマや、おもろいやん!」って事になり、すぐにハマっちゃいました。
初回だけで判断せず、この第2話まで観てたら、もっとすんなりハマってた筈です。冒頭からノンストップで突き進むアクション活劇で、中途半端な人情話も無く、まさに刑事ドラマ新時代の幕開けを告げるクオリティー。
タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が、後輩のトオル(仲村トオル)に借金を返す為に立ち寄った銀行に武装強盗グループが乱入、銃撃戦になるもトオルが人質に取られ、まんまと逃げられちゃう。
犯人グループはトオルの身代金として五千万円を要求。近藤課長(中条静夫)が部下全員の退職金を前借りして工面した現金を携えて、タカ&ユージは取引現場に向かう……てなストーリー。
後に暴走が止まらなくなっちゃうカオル(浅野温子)やナカさん(ベンガル)がまだ大人しい、といった微妙な違いはあれど、第2話にして『あぶデカ』の世界観はほとんど出来上がってます。
初回は渋めに、2回目は明るく派手にやってみて、視聴者の反応を探ったのかも知れませんね。何にせよ、やっぱり第1シリーズは面白い!
浅野温子さんもまだ若くて、有り得ないコスプレやキチガイじみた暴走も、可愛いから許せます。それが今じゃ……(トシのことは言いたくないんだけどw)
初期は少年課の松村課長(木の実ナナ)の方がよっぽど派手(どう見てもスナックのママ)なんだけど、木の実さんの場合、お顔立ちが服装以上に派手だから違和感ないんですよねw
ほか、捜査課の事務員=瞳ちゃん役に長谷部香苗、交通課婦警&無線係の良美ちゃん役に藍物房子、といった女優さん達がレギュラー出演されてました。
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