ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『Get Ready!』#01

2023-01-09 14:44:06 | TVドラマ全般

日曜劇場さんがまた、おかしなことを始めましたw TBS系列日曜夜9時の老舗枠、2023年冬シーズンの新作です。

大病院がサジを投げた難病患者を、法外な高額ギャラと引換えに超ハイテク・オペで救う闇医者グループ、人呼んで「仮面ドクターズ」の暗躍を描いた令和版ブラック・ジャック!

天才的なオペ技術を持つ、半白髪の執刀医「エース」こと波佐間永介に、妻夫木聡。



オペ患者との交渉役を請け負う、国際弁護士の「ジョーカー」こと下山田譲に、藤原竜也。



そして凄腕オペナースの「クイーン」こと依田沙姫に、松下奈緒。



若き天才ハッカー「スペード」こと白瀬剛人に、日向亘。



仮面ドクターズの天敵となる、大学附属病院の剣持院長(鹿賀丈史)と、その一人娘=玲於奈(結城モエ)、その婚約者=染谷医師(一ノ瀬 颯)。



同病院に勤務する外科医の橋元(橋本マナミ)と、研修医の台場(長見玲亜)。



仮面ドクターズに見捨てられた副総理(伊武雅刀)の命令により彼らの正体を探る、佐倉課長(矢島健一)率いる警視庁特務捜査課のメンズと、紅一点の菊川刑事(片山友希)。



そして妻夫木くんが営むケーキ屋に足しげく通う女子高生に、これからブレイクしそうな若手女優=當真あみ、といったレギュラーキャスト陣。



今や刑事物と肩を並べる超マンネリジャンルとなった医療物(しかも我が天敵=日曜劇場!)なのに取り上げたのは、リスク承知でなんとか新鮮なドラマを届けようっていう、創り手の必死な姿勢が感じられたから。

それが若者層を取り込む為だとしても、毒にも薬にもならん安全パイを見せられるより全然イイ。笑っちゃうぐらい飛躍して良いんですよ! 例えばこんな覆面とか……



全てA.I.で制御された、いかにも大袈裟なオペ室とか。



タイトルの「Get Ready!」は、妻夫木くんがオペを決断したとき、そのA.I.に掛ける言葉。今どきのコンピュータなら日本語でも通じると思うんだけどw、いちいち英語で命令するのが微妙な笑いを誘うワケです。

なにせメイン演出家が『ケイゾク』『トリック』等の堤幸彦さんですから、狙ってない筈がない。

基本はシリアスタッチだけど、大病院や警視庁の連中は微妙にフザケてるし、特に三石琴乃さん扮する占い師のシーンは堤さん節が炸裂してます。



しかし主役の仮面ドクターズは、余命宣告された患者に「生き延びさせる価値があるか否か」のジャッジを下すワケだから、さすがにフザケてられません。

営業担当者として積極的にオペを引き受けたい藤原くんと、必要以上に高いハードルを課す妻夫木くんとの対立&駆け引きが毎回の見どころになりそうです。



初回は金の亡者だった若きCEO(池松壮亮)がいったんオペを断られるも、初心に戻って頑張る姿が妻夫木くんに認められ、絶望的な死の病から生還しました。

そのへんの浪花節はいかにも「いつもの日曜劇場」で、新鮮味はゼロ。先の展開は読めるし初回15分延長で間延びするしで、私は何度「早送り」ボタンを押しかけたか判りません。

斬新な内容で若い連中を取り込みたいなら、真っ先にその「お涙頂戴」システムから断捨離すべきでは? そこはホント日曜劇場が抱える深刻な病で、早急なオペが必要です。

次回もあからさまに「泣かせ」にかかって来たら、その時点で私は観るのをやめます。100%そうなると分かってて書いてますw(そこが天敵たる所以)

これまで何度も書いて来たけど、ドラマや映画で泣くのは私だって好きなんです。けど、それはあくまで結果であるべきで目的にはして欲しくない。「泣けるシーン」から逆算してストーリーを組むのはやめて頂きたい。シラケるから!

心底つまんなかったら記事にしないワケで、せっかく見所あるんだから頑張って欲しいです、ホントに。

てなワケでフレッシュなポートレートは當真あみさん、長見玲亜さん、片山友希さん。



そしてセクシーショットは勿論みんなの愛人、橋本マナミさんです!


 


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