ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『代表取締役刑事』最終回

2019-03-07 12:00:26 | 刑事ドラマ'90年代









 
『ゴリラ/警視庁捜査第8班』終了後、石原プロのドラマにレギュラー出演することが無くなった神田正輝さんですが、この『代表取締役刑事』最終回と復活版『西部警察SPECIAL』にはゲスト出演。いずれも主役=舘ひろしさんと対決する悪役でした。


☆第45話(最終話)『さよならをもう一度』

(1990.9.29.OA/脚本=市川森一/監督=澤田幸弘)

兵頭係長(舘ひろし)のマンション前で女性が車に跳ねられ、そのまま連れ去られたとの目撃情報が入り、捜査を始める辰巳署捜査防犯課=兵頭チーム。

折しも、ニューヨークにいる筈の兵頭の元婚約者=寛子(根本りつ子)が、最近帰国して消息不明になってる事実を知り、胸騒ぎを覚える兵頭。

そう、結婚より仕事を選んでニューヨークに転勤した寛子は、兵頭への想いを捨て切れずに辞職し、帰国して彼のマンションへと向かい、事故に遭ったのでした。

その犯人に扮したのが、神田正輝さん。自らが経営する産業廃棄物処理場に寛子の死体を遺棄し、手下に目撃者を暗殺させ、容疑が自分に向けられたと知るや1億円の小切手を兵頭に手渡そうとする、相当なド外道野郎を神田さんは活き活きと演じておられます。

クライマックスは、舘ひろしvs神田正輝の壮絶なる殴り合い。舘さんの新曲フルコーラスをバックにw、延々と殴り合う2人の熱演は、かなり見応えあります。両者とも立ち回りが巧いですからね。

メインライター=市川森一さんの手によるこの最終回は、完全に舘ひろしvs神田正輝の激突に焦点が絞られ、他の刑事たちは単なる背景、書き割りみたいになっちゃってますw 語り部の橘課長(渡 哲也)も例外じゃありません。

それだけのパワーが、舘ひろし&神田正輝には確かに有るんですよね。演技力に関しては両者とも過小評価されがちだけど、この最終回を見れば見方が変わる筈です。

そもそも、片や『西部警察』、片や『太陽にほえろ!』という二大BIGタイトルを、若手のリーダーとして支えて来た俳優さん達です。『ゴリラ』がコケたのは2人のせいじゃないんですw(企画そのものと、たぶん谷川竜が悪いw)

そうでなければ、本作から25年も経ってからNHKドラマ『クロスロード』で再び激突(ダブル主演)するなんてことは有り得ません。

話を『代表取締役刑事』に戻すと、本作には刑事役として市川翔子、木之原賀子、橘課長の妻に阿木燿子、そして橘の娘に酒井法子、といった女優さん達が出演されてました。

のりピーこと酒井法子さんは当時19歳。アイドル歌手として既に人気を獲得しており、この後に出演するドラマ『ひとつ屋根の下』で女優としてもブレイク、『星の金貨』では主演も務められました。

だけど’98年に某プロデューサー氏と結婚したのが運の尽き。2009年の覚醒剤所持&使用容疑による逮捕で、天使みたいなイメージを見事に破壊しちゃいました。あれにはホント、私も度肝を抜かれました。

もちろん、兵頭係長に憧れる下町娘を演じた当時は、本当に天使みたいな女の子だった事でしょう。画像をご覧ください。まさか、まさかこの子が!?……ですよね。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『代表取締役刑事』1990~1991 | トップ | 『刑事貴族(郷ひろみ編)』1... »

コメントを投稿