今、左手で文字を打ってます。利き腕の右をシェパード犬に思いっきり噛まれました。
私は宅配業を10数年やってますが、配達先の飼い犬に噛まれたのはこれまで5~6回、病院にかかる傷を負ったのは今回で2回目になります。
1回目は顔をやられ、もう10年近く経ちますが傷跡は残ったままです。ただ、その時は犬が繋がれてたのでそれ以上の攻撃は受けずに済みました。
今回のシェパードは放し飼いでした。まさに警察犬の訓練シーンでよく見るアレで、腕に噛みついたまま離してくれませんでした。
「誰か! 誰か助けてえーっ!!」なんていう台詞を本気で叫ぶような機会って、俳優でなければ一生の内にそうそう無いと思いますけど、その滅多に無い機会が今日やって来たワケです。そりゃもう、必死に叫びました。本当に殺されると思いましたから。
幸い、飼い主が在宅してたので死なずに済みました。が、利き腕をしばらく使えないことがどれほど大変なことか、経験のある方ならよくお分かりかと思います。
残りの3~4回は、小型犬に足とかお尻を噛まれただけ、なんだけど、これも相当痛かったですよ。ズボンに穴が空きましたからね。
その時、飼い主がどんな反応をしたと思います? 笑いながら「あらあら、○○ちゃん、ダメでしょ?」って、それだけです。笑いながらですよ?
さすがに今回の飼い主はかなり誠実に対応してくれたので事を荒立てるつもりはないけど、だったらそもそも最初から、なんでそんな危険な動物を放し飼いにすんの?って話です。
これ、10年近く前に顔をやられた時にも、当時やってたブログに書きました。一歩間違えれば人を殺しかねないリーサル・ウェポンを野放しにすることが、一体どれほど危険なことであるかを、犬を飼ってる連中があまりに無自覚すぎる! 無責任すぎる!
そんな飼い主がいる限り、我々の仕事は常に命懸けですよ。同業者は誰でも1度や2度は経験してます。なのに拳銃もマシンガンも持たせてもらえない。
もし仮に私が首を噛まれて死んでたとしても、飼い主はそれほど大きな罰を受けないワケですよね? こんな理不尽なことがありますか?
ここ10年ほどで、大型犬を放し飼いするバカはさすがに減って来ましたけど、油断すれば今だにこういうことが起こるし、小型犬に関してはほんと無法状態でやりたい放題。
もう一度言う。あんたらは殺人兵器になる生きものを育ててる。それをちゃんと自覚しろ。しっかり責任を持て。出来ないなら一生飼うな。以上。