こちらも全話完走とはならず、途中3〜4回飛ばしちゃいましたm(_ _)m
このドラマの良いところは、とにかくストレス無く観られること。勿体ぶったり思わせぶりな見せ方をせず、ひたすら直球勝負でサクサク話を進める潔さが実に私好みでした。
とは言っても全10話ですからモタつきは避けられず、こうして間を飛ばしちゃうワケです。シリーズ通して1つのストーリーを語るには、そもそも1クールは長すぎる!
いっそ1話完結モノ以外は全部5話ぐらいで終わらせた方が、絶対クオリティーアップに繋がると思うんだけど、そうすると番組数が増えてお金が掛かっちゃうから出来ないのかな?(同じセットを使って長くやった方が安上がりってワケです)
私が観ない間に、切断された筈の森七菜さんの腕が生えててビックリしましたw 実は斬ってなかったってこと?
あと、成田凌くんを殺す勢いだった追跡者=松岡昌宏くんがいつの間にか味方になってたけど、これは想定内。オリジナルの『逃亡者』もそうでした。手強い敵であればあるほど味方につくと頼もしい!
最後まで敵か味方か判んない前田敦子さんの存在も面白かったです。
そもそもの被害者である桜庭ななみさん(成田くんの恋人)が実は生きていた!っていうどんでん返しは、軽いタッチの作風に相応しいハッピーエンドだし、成田くんを密かに想う森七菜さんのハートブレイクも切な爽やかで良かった。
ブラック・ジャックばりに「人が人の生死を左右するおこがましさ」に苦悩しつつも、最後に自殺を図った宿敵=しもべえ(安田 顕)の命を救わずにいられなかった成田くん。
医者って何なんだろう?っていうシリアスなテーマも内包してて、軽いタッチながら見応えある最終回でした。
だけどしかし、何と言ってもこの作品は、森七菜さんの可憐さに尽きると思います。桜庭ななみ推しだったはずの私も七菜さんに眼が釘付けになりました。
根が暗いもんで、ああいう太陽みたいな人に惹かれちゃうんでしょう。
それが今季一番の収穫かな? 今後のご活躍にも期待します!
予告通り、しもべえの正体が明かされる最終回(第8話)で号泣しましたw
正直なところ、第4話あたりから7話までは観てませんm(_ _)m お年頃の女子が主人公だと避けられない事だけど、恋話の比重が大きくなって来ると私はもう、退屈で退屈で死にそうになっちゃう。
その相手役の男子がまた、私の眼から見れば一体どこが素敵なんだかさっぱり分かんないもんで、ほとんど拷問みたいな時間になっちゃう。ある程度は覚悟してたけど、予想以上に恋話がしつこかった!
世の女性たちがイケメンと恋話にしか興味を持たないって、テレビ屋さんたちが決めつけ過ぎてやしませんかねえ? 実は私と同じようにウンザリしてる女性視聴者も、意外と多いかも知れませんぜ? そうであって欲しいですよホントに。
さて、しもべえ(安田 顕)の正体ですが……
しもべえは、ユリナ(白石 聖)が赤ちゃんだった頃に失踪した、お父さんの分身でした。言わば生霊みたいなもの?
お父さんは末期癌でずっと病院のベッドで寝たきりで、ユリナを護りたいっていう強い気持ちが実体化したワケです。
けど、しもべえが活躍すればするほどお父さんの病状が悪化し、その寿命を縮めてることを知ったユリナは、独り立ちを決意し、しもべえに別れを告げます。
で、大学受験の当日、不良どもに絡まれてる女子高生(堀 未央奈)を見かけたユリナは、勇気を振り絞って彼女を助けます。いつかしもべえが助けてくれたように。
だけど足を挫いてしまい、このままじゃ大事な受験に間に合わない!
そこで、ずっと意識不明だったお父さんが目を覚まし、「もう無理はしないで」とすがるお母さん(矢田亜希子)に言うんです。
「ユリナのヒーローになりたいんだ」
お父さんの危篤を知って受験をやめようとするユリナに、お母さんは「行きなさい」と言う。そこにしもべえが現れて……
全力を出し切ったお父さんは静かに息を引き取り、同時にしもべえも……
お父さんの想いに報いるべく、痛い脚を引きずりながら受験会場に辿り着いたユリナは、もちろん合格を勝ち取ります。しかも、医学部! 女のび太がドラえもんを卒業した瞬間です。
これぞ王道! いや、こういうのが王道だったのは昔の話で、今の若い視聴者には逆に新鮮かも知れません。昨今は創り手側が照れてしまって、難病をネタに使うのは避けたりとか、話をもっと複雑にしたりとかしがちですからね。
だから私も、昭和の時代にこれを観たら照れ臭くて泣けなかったかも? 前回レビューした『ダマせない男』もしかり。時代が一巡し、昭和テイストのドラマが復活しつつあるのかも知れません。
安田顕さんの顔芸、白石聖さんの弾けた演技、途中飛ばしちゃったけど大いに楽しませて頂きました。
ところで今回、不良どもに絡まれる女子高生に扮した堀未央奈さん。元「乃木坂46」のメンバーで、ギョロ目がちよっと怖かったりするけど、素晴らしいお尻グラビアを発表されてるので掲載させて頂きます!
2022年3月26日(土曜夜)、日本テレビ系列で放送された単発スペシャルドラマです。
お人好し過ぎて人生をこじらせてるサラリーマン=絹咲 正(堺 雅人)が、婚活パーティーで浅香 澪(門脇 麦)という女性に見初められ、カップル成立するんだけど、実は彼女は「フレグランスの澪」の異名をもつ敏腕詐欺師だった!
澪は、相棒の「ジョー」と2人で大手ゼネコン社長の青島(生瀬勝久)から5億円を騙し取ったものの自分だけが捕まってしまい、金を持ち逃げしたジョーを連れて来ないと殺すと脅され、だけど行方が掴めないもんだから仕方なく、お人好しな正をジョーに仕立て上げ、青島に引き渡して逃げるつもりなのでした。
ところが正=ジョーと信じ込んだ青島は、リゾート会社社長の詩子(広末涼子)から10億円を騙し取るという、新たなミッションを2人に課して来ちゃう。
ジョーから5億円を取り戻さない限りは従うほかなく、澪はお人好し過ぎて人を「ダマせない男」と仕方なくコンビを組み、どう考えてもインポッシブルなミッションに挑んでいきます。
私は堺雅人さんが口八丁・手八丁の敏腕弁護士=古美門研介を演じた『リーガル・ハイ』シリーズが大好きでしたが、今回の絹咲正はおおよそ真逆のキャラクター。だけどホントにお人好しなヤツにしか見えないし、どんなキャラでも確実に笑わせてくれる堺さんは、やっぱサスガ!としか言いようありません。
『リーガル・ハイ』における堺さんの相棒は、新垣結衣さん演じるお人好しな新米弁護士で、今回の相棒=門脇麦さんは口八丁・手八丁の敏腕詐欺師。キャラも立場も逆転してるのがまた面白い!
そんな2人を中心に、生瀬勝久、光石研、皆川猿時、小手伸也といった芸達者な皆さんが脇を固めてますから、そりゃもう安心して観てられます。
『リーガル・ハイ』はおおむね「善意の裏には必ず悪意もある」っていう人間観、社会観を、リアルに、それでいて面白おかしく描いて新鮮だったけど、その点で言うと今回の『ダマせない男』は「善意は必ず報われる」っていう昔ながらの性善説で、新鮮味には欠けるかも知れません。
けど、そういうドラマも絶対必要ですよね。現実は厳しく、世の中は悪意に満ちてるからこそ、人の良心がもたらす無敵のパワーを信じたい。私が今だに愛してやまない『太陽にほえろ!』もそんなドラマでした。
当然、シリーズ化や連ドラ化も視野に入れてるでしょうから、堺雅人さんの新たな当たり役に期待します!
今回のスペシャルを彩った女優陣は、ヒロインの門脇麦さん、すっかりオトナの女性になられた広末涼子さん、そして堺さんと恋に落ちたと見せかけて、実は広末さんとチョメチョメな仲だった!という、2020年代ならではのゲストヒロインに扮した、村川絵梨さん。
これだけのメンツが揃えば、多少ストーリーが「ベタ」でも充分に楽しめます。私は満喫させて頂きました!
2022年冬シーズン、日本テレビ系列の土曜夜10時「土曜ドラマ」枠でスタートした、伊月慶悟&佐藤マコトによる人気コミックを映像化した連続ドラマ。(相変わらずマンガ原作物が多いですね)
そして、いにしえのアメリカンBIGヒットドラマ『逃亡者』の、いったい何度目になるか分かんないリメイク作でもあります。それだけ書けば細かい説明が要らないから楽チンです。(『逃亡者』を知らんような若い人は読んでないでしょうw)
ただし、タイトルが『逃亡者』じゃなく『逃亡医』になってる点に、本作のオリジナリティーが顕著に表れてると思います。オリジナルの『逃亡者』も主人公は医者だったけど、作品のジャンルとしては「サスペンス」であり「人情ドラマ」でした。
それをハリソン・フォード主演の映画版はアクション・エンターテイメントとしてアレンジし、その映画版をまんまコピーしながら『相棒』風ミステリーに改悪してクソつまんなくしちゃったのが、昨年放映されたテレ朝のスペシャルドラマ版(渡辺謙 主演)でした。
それに対して今回の日テレ連ドラ版は、たぶん「医療ドラマ」の1バリエーションとして『逃亡者』の設定を借りて来ただけ、のように私は感じました。
しかも第1話では航海中の漁船で、第2話では山奥の掘っ立て小屋で、つまり医療設備がまったく無い場所で主人公がオペに挑む、勝手に「サバイバル医療ドラマ」とでも名付けたい新たなジャンルを開拓してる!
主人公のドクター藤木(成田 凌)はブラック・ジャックみたいにメスを持ち歩いてるワケじゃなく、例えば氷を拡大鏡の代わりにしたり給油ポンプを輸血に使ったり等、毎回たまたまその場にある物を使って困難な大手術をやってのける! これにはブラック・ジャックもたぶん真っ青! そんなバカな! けど、面白い!
それともう1つユニークなのが、主人公を執念深く追跡するのが刑事じゃなくて、ただの荒っぽいチンピラ(松岡昌宏)だったりする点。殺された被害者でドクター藤木の恋人だった妙子(桜庭ななみ)の兄、つまり彼は復讐の為に藤木を追うんですよね。
これが警察の人だと(日本の場合は)主人公が殺されちゃうかも?っていうスリルが無くなるワケだけど、ただのチンピラ(元自衛官で野獣そのもの!)だとホントに殺りかねない。実際、第1話で藤木をあと一息で絞め殺すところでした。
で、藤木がとっさに麻酔薬を注入して危機を脱したりして、医者ならではの方法で対抗するのも面白い。ほんと野獣扱いw
あと『逃亡者』は妻殺しの実行犯が「片腕の男」だったけど、本作の場合は第1話で藤木に命を救われ、真犯人探しに協力することになるヒロイン=美香子(森 七菜)が片腕になっちゃってる!(腕に重傷を負い、藤木がオペで切断したワケです)
原典をただなぞるだけじゃなく、より面白くする為にアイデアを絞る姿勢が随所に見られて、私は好感を持ちました。敵が片腕より味方が片腕の方が絶対スリリングですからね。
そういうのを必要以上にシリアスに描かず、むしろサラッとカラッとやっちゃってるのもいい感じ。全体的にトーンが明るくて私好みなんです。まだ「ハマった!」とまでは言えないけど、ストレスなく楽しめるドラマなのは確かみたいです。
せっかく気に入ったんだから、くれぐれも「実は主人公が本当に犯人なのかも!?」なんて見え透いた時間稼ぎのミスリードはやめて頂きたいところ。(絶対やるだろうけどw)
成田凌、松岡昌宏、森七菜、桜庭ななみに加え、謎の鍵を握ってそうな妙子の友人に前田敦子、松岡くんに弱みを握られパシリにされる刑事に和田聰宏、藤木を助ける喫茶店のマスターに升毅、ローカルTV局のアナウンサーに馬場ふみか、といったキャスト陣。そしてラスボス感満載の薬品開発研究者に、しもべえ(安田 顕)が扮してます。
そんなワケで今回のセクシーショットは、このブログには初登場となる森七菜さんと、前から推してる桜庭ななみさん、今やバツイチお母さんの前田敦子さん、そしてどういうワケかこのブログでやたら登場頻度が高い(ボインぼよよ〜ん!)馬場ふみかさんです。
2022年冬シーズン、NHK総合の金曜夜10時「ドラマ10」枠でスタートした、村田ひろゆき氏のマンガ原作による全8回の連続ドラマ。
内容はこんな感じです。
↓
説明不要ですよねw 音声を消して観ても内容がほぼ理解出来ちゃう、これぞ正真正銘の映像エンターテイメント! 素晴らしい!
なんか、こういうの久々に観た気がします。スラップスティック……笑いの原点であり、映画の原点でもある。私はもしかすると、これをずっと求めてたのかも知れません。
ストーリーは女の子版『ドラえもん』であり『ハクション大魔王』でもあるけど、よりヴァイオレンス度が高いですw 変態度も高い気がするのは「しもべえ」を演じてるのが安田顕さんだからw 「ニセ変態仮面」以来のハマり役ですw
とにかくもう、安田さんの顔芸だけで楽しめるんだからホント台詞なんか要らない!
「しもべえ」を呼び出すツールが魔法のランプとかじゃなくスマホのアプリだったりする点は現代的だけど、それ以外の要素がまるっきり昭和そのもの!w
例えば第1話でさんざん悪さした少年が「しもべえ」に懲らしめられ、改心して「しもべえ」に弟子入りするという展開! それで鍛えられ、強権的な父親と対決することで少年が自立するという、この懐かしいストーリーw まさに昭和の少年マンガ、スポ根アニメ、日テレ青春ドラマ!
のび太に該当するヒロイン=ユリナ(白石 聖)がいくら何でもアホ過ぎてイライラしちゃうんだけどw、その果てしないピュアさがまた昭和チック。
だから「ドラマ10」枠の放映なんですよね。子供向けに見えて、実は我々昭和世代を癒やす為に創られた作品なんでしょう、きっと。
そんなアホアホ主人公のユリナを、白石聖さんが実に伸び伸びと演じてくれてます。母親役はお久しぶりの矢田亜希子さん。
そしてユリナよりちょっとだけ賢い親友=亜紀に矢作穂香さん、ユリナの恋のライバルとなる下級生=和泉に池間夏海さんが扮するほか、金子大地、内藤秀一郎、長谷川朝晴、福澤重文etc…といったレギュラーキャスト陣。
とにかく笑えるし、悪いヤツは「しもべえ」がしっかり懲らしめてくれますから(しかも今どき暴力でw)、モヤモヤさせられる要素は一切ありません。やっぱりねえ、エンターテインメントはこうあるべきですよ!
もちろん「しもべえ」がいったい何者で何の為に現れたのか?っていう謎はあるけど、それが明かされた時には号泣しちゃうことを今から予告しておきますw 直球勝負に弱いんです、私は! どんと来い!
そんなワケでセクシーショットは白石聖さん、矢作穂香さん、池間夏海さんです。