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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「2020年春ドラマ」―1

2020-04-18 00:00:19 | TVドラマ全般










 
☆『いいね!光源氏くん』#01~#02(NHK総合・土曜深夜『よるドラ』枠、全8回予定)

「えすとえむ」さんの人気コミックを実写化した30分枠の連ドラで、なぜか現代にタイムスリップし、雑貨メーカーに勤めるOLの部屋に現れた光源氏(千葉雄大)と、そのOL=沙織(伊藤沙莉)との不思議な同居生活、そして恋模様が描かれるラブコメディ。

なぜ光源氏がタイムスリップしたのか、なぜその場所が沙織の部屋なのか、いっさい説明する気がない脚本が素晴らし過ぎますw 後々明かされるのかも知れないけど、とにかく理屈抜きで楽しめばいいんだと、観てる我々にのっけから肩の力を抜かせてくれるんですよね。

設定を聞けばストーリー展開も笑いの取り方もだいたい想像はつくんだけど、千葉雄大くんと伊藤沙莉さんの組み合わせは想像を超えてチャーミングで、特に千葉くんが演じる無邪気な光源氏には、イケメン嫌いの私ですら「か、可愛い」ってw、思わずキュンとさせられちゃう唯一無二の魅力があります。

そして伊藤沙莉さんに加えて、同じようにタイムスリップしてきたプレイボーイ=頭中将に桐山漣くんが扮し、主題歌に岡崎体育くんと、やけに『これは経費で落ちません!』濃度が高い組み合わせにも要注目。

セクシーショットはキャバクラに勤める沙織の妹=詩織を演じる、入山杏奈さん。週末のくつろぎタイムに観るにはうってつけのドラマで、これはオススメ出来そうです。


☆『隕石家族』#01(フジテレビ系列・土曜深夜『オトナの土ドラ』枠、全8回予定)

東海テレビの制作で、小松江里子さんのオリジナル脚本によるホームコメディー。

「巨大隕石が接近!! 地球滅亡まで……あと半年!? 最後まで家族一緒に……って、わたし、このままでいいの!?

たった今から主婦卒業。高校時代の憧れの彼と、熱い恋をもう一度! 母のビッグバンが幸せな家族をブラックホールに突き落とす。地球最後の“スペクタクルホームドラマ”、開幕!!」(公式ホームページより抜粋)

また不倫ですか……と私は辟易しちゃうんだけど、お母さん(羽田美智子)だけじゃなく他の家族たち(天野ひろゆき、松原智恵子、泉里香、北香那)にも裏の顔があるようで、地球滅亡へのカウントダウンの中でそれぞれの秘めた欲望が爆発していく、という展開にはなるんだろうと思います。

もし現実にそういうシチュエーションに置かれたら、自分ならどうするか?って、まぁ考えなくはないけど、よその家族が何をしようが興味は持てないし、残念ながらこれは初回でドロップアウトです。

セクシーショットは長女役の泉里香さんです。


☆『美食探偵 明智五郎』#01(日本テレビ系列・日曜夜10時半『日曜ドラマ』枠)

東村アキコさんによる同名少女漫画を実写化した作品で、美食家のクールな探偵=明智五郎に中村倫也くん、彼に乗せられて助手をやらされるお弁当屋の小林苺に小芝風花さん、彼との出逢いを契機に殺人鬼へと変貌する主婦「マグダラのマリア」に小池栄子さんが扮してます。

「殺人ミステリー」と「グルメ」という女性に大人気のメニューを組み合わせた、如何にもドラマ化狙いで描かれたコミックを、まんまとドラマ化しちゃうテレビ業界にも私は辟易してます。

だけど全編に漂うヨーロピアン(?)な空気、しっとりと落ち着いた雰囲気は観てて心地よく、そんな中でひとり弾け回る小芝風花さんはめっぽう可愛いし、マイペース男が日本一ハマる中村倫也くんと彼女のチグハグな掛け合いも楽しくて、決して退屈することはありません。

けど、結局やってる事はミステリー&グルメですから、私からすれば超「どーでもいいこと」で、これもドロップアウトは免れないと思います。創り手は女性視聴者しか相手にしてませんから、そりゃ当然の結果です。

セクシーショットはもちろん小芝風花さん。抱きたいですw
 

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『映像研には手を出すな!』#01

2020-04-08 00:00:11 | TVドラマ全般










 
ウイルス問題でいくつかの新ドラマがスタート延期を余儀なくされてる中、早くに撮影を終えてた『映像研には手を出すな!』実写版ドラマがMBS日曜深夜枠とTBS火曜深夜枠で始まりました。原作は大童澄瞳さんの同名漫画で、前シーズンにNHKでアニメ版が放映されたばかり。

アニメ創りに邁進する映像研3人娘に扮するのは、人見知りのディレクター・浅草氏に齋藤飛鳥さん、カリスマモデルのアニメーター・水崎氏に山下美月さん、守銭奴のプロデューサー・金森氏に梅澤美波さん。いずれもアイドルグループ「乃木坂46」のメンバーです。

ほか、小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、高嶋政宏、松崎亮、鈴之助、出合正幸といった人たちが脇を固め、恐らくストーリーが繋がってるであろう劇場版(5月公開予定)には浜辺美波さんも登場される模様です。

基本的な設定と粗筋はアニメ版と同じなので、そちらのレビュー記事を参照して頂くとして、ここでは初回を観た限りの感想だけ記しておきます。

とりあえず、良くも悪くもアニメ版とは全く違ったものになってます。主役のお三方も原作&アニメとはイメージが全く違います。それはもう当たり前のことですから、そこにとやかく文句をつけるのは野暮、っていうか創り手の思う壺です。

企画はそもそも齋藤飛鳥さんを主役にすることを前提に、何をやらせたら面白いか色々と探った末に『映像研~』に辿り着いたとの事ですから、これは典型的なアイドル物。つまりわざとミスマッチを狙ってるワケで、似合わないキャラを一生懸命演じるアイドルの姿を見て「萌える」のが正しい観賞法。

それ以前に、二次元で創られた世界を三次元で再現するんだから、同じものになろう筈がない。その違いこそを楽しめないなら最初から観ない方がいい。

二次元、三次元の問題で言えば、『映像研~』最大の見せ場となる、浅草氏の脳内世界(自分たちがアニメの世界に入ってディティールを構築していく、言わば妄想)を実写版ではどう描くのか?が、私にとって一番の注目ポイントでした。

てっきり、映画『バクマン』みたいに二次元と三次元の融合(背景がアニメで人物だけ実写)でやるものと思ってたら、すべて三次元のみ(背景は実写風CG)で表現されてたもんで驚きました。

アニメ版はいずれも二次元でありながら明確に描き分けされてるのが凄いと思ったし、それに比べれば二次元と三次元の両方を使える実写版はラクだろうと思ってたのに!

それだとかえってつまんないと判断したのかも知れないし、試してみると仕上がりがチャチかったのかも知れません。いずれにせよ、それが吉と出るか凶と出るかは、もうちょっと先まで観ないことには判りません。

それはともかく、同じキャラとストーリーなのにアニメ版とは全くの別物。アニメ版の方が人物にも背景にも実在感があり、実写版の方が現実とかけ離れて見えるのは興味深い現象でした。それが良いのか悪いのかも、現時点じゃまだ判断出来かねます。

ただ1つだけクレームを言いたいのは、本筋とは全く関係ない野球部内のコントみたいなやり取りを、延々5分近くも割いて見せてたこと。何かの伏線になってる様子もなく、大して笑えもしない、全くもってムダな時間でした。

一体、なぜ? 大人の事情ですか? 原作にもある場面なのかも知れないけど、そこをわざわざピックアップしちゃうディレクターさんの感性を、私は到底リスペクトできません。あのシーンが1つあっただけで、本作を見る眼が一気に厳しくなっちゃいました。なぜそんな、自分で自分の首を絞めるような事をする?

浅草氏は、素晴らしい感性を持ったディレクターです。そんなキャラを、こんなセンスの悪いディレクターさんが描いてしまうのかと、暗澹たる気持ちになりました。

たぶん大人の事情でしょうから今回は眼を瞑りますが、また同じような場面が出てきたら、私はそこで視聴を打ち切っちゃうかも知れません。それくらい「ぶちこわし」に値する場面でした。
 


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『女子高生の無駄づかい』最終回

2020-03-15 00:30:35 | TVドラマ全般










 
今期、3週以上観続けたテレビ番組は大河ドラマや報道、バラエティー等を除くと僅か3本。その優先順位は『映像研には手を出すな!』(アニメ版) →『女子高生の無駄遣い』→『ケイジとケンジ/所轄と地検の24時』の順でした。

これだけ手間暇のかかるブログを毎日のように更新するには、仕事と家事と寝食を除くほとんどの時間をその作業に費やさねばなりません。

よって、新番組はまず録画を貯めておくことになり、時間が空いた時に一番観たい番組をチョイスして観る。すると結果的に心底から観たい番組だけが厳選されていく。大半の番組は録画を貯めるだけ貯めた挙げ句、観ないで消去することになります。

大抵は仕事が終わってブログの作業をした後、疲れ果てて風呂に入り、上がってから寝床に就くまでのリラックスタイムに(つまり脳を休ませたい時に)観ますから、暗かったり小難しかったりする番組はまず生き残れません。ほぼ無意識にコメディを選ぶことになります。

結局バラエティー番組を選ぶ場合も多々ありますから、連ドラで全話完走するのは奇跡に近い。今期は30分アニメの『映像研には手を出すな!』が唯一の完走作品となりそうで、連ドラは全滅。粒揃いではあるけど皆小粒でした。

完走とは行かなかったにせよ『女子高生の無駄遣い』が『ケイジとケンジ』より優先順位が高かったのは、単純にこっちの方が笑えるから。

前回の記事で『ケイジとケンジ』が今一歩だった理由を「笑わせたいオーラを出し過ぎた」のと「緊張感(笑いとのメリハリ)が足りなかった」せいだと分析しました。

それはどっちも間違ってないと思うんだけど、この『女子高生の無駄遣い』の方がより笑えた理由を考えてみると、もう1つ問題点が浮かんで来ました。

それは『ケイジとケンジ』があまりに万人受けを狙い過ぎた(ように見える)こと。全ての老若男女が笑えるよう、過剰なほど親切に解り易く、いわゆる「ベタ」にやり過ぎたのがコメディとしてのクオリティーを下げてしまった、のかも知れません。

『女子高生の無駄遣い』は、そこまで親切には創られてない。もっと先鋭的でお客を選んでるように思います。老若男女の、少なくとも「老」は切り捨ててるでしょうw(私も老の入口まで来てますけど、今や人生100年の時代ですからまだまだ若輩者です)

ターゲットは若い女子と、かつて女子高生だったオトナの女性たち。プラス、そこに癒しを求める我々オヤジどもがいるワケだけど、たぶん創り手は眼中に無いでしょう。

万人受けを狙うとかえって誰の心にも響かない、ごく個人的な想いで創った作品ほど響く人には強く響く、みたいなことを大林宣彦監督が仰られてましたが、それは笑いに関しても同じことが言えそうです。

誰が聞いても理解できるジョークより、理解できない人が多い中で自分は解るジョークを聞いた方が、より面白く感じるっていうのは絶対あると思います。

そこにはちょっとした優越感や、トクをしたような錯覚、創り手と心が繋がったような錯覚もあり、それがなんだか心地好い。

『女子高生の無駄遣い』は決して難解じゃないけど、あの徹底したバカバカしさはお客を選ぶ。あんなにバカバカしいものを楽しめる心の余裕を持った自分が、なんだか誇らしいと錯覚させてくれるw

あるいは、理解されようがされまいが、気にせず我が道を突っ走る創り手の姿勢が気持ち良かったりもする。岡田結実さんがなりふり構わず演じ切った主人公「バカ」の生きざまみたいに。

まぁしかし、人それぞれ十人十色の感性がありますから、詰まるところは好みの問題。『ケイジとケンジ』も面白かったけど、よりマニアックな笑いを追究した『女子高生の無駄遣い』の方が私の好みに合ってたって事です。

セクシーショットは、百合の気があるハーフの女子高生「リリィ」を演じた欅坂46の小林由依さんと、養護教員「シーキョン」を演じた内藤理沙さんです。
 

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「2020年冬ドラマ」―5

2020-02-02 22:22:16 | TVドラマ全般










 
☆『螢草/菜々の剣』#01~#02(NHK総合・土曜夕方6時5分『土曜時代ドラマ』枠、全7回)

普段あまり時代劇は観ないのですが、清原果那さん主演だし内容も面白そうなので観ることにしました。葉室麟さんの時代小説を映像化した作品で、昨年BSプレミアムで放映された連ドラの再編集版です。

風早家に住み込みの女中として働き始めた菜々(清原果那)は、実は武士の娘。鏑木藩藩士だった父親が不正の濡れ衣を着せられ切腹したため、素性を隠して暮らしてるワケです。

折しも、父と同じように藩の不正を正そうとした風早家の当主・市之進(町田啓太)が罠に掛かって篭絡されちゃう。その首謀者は誰あろう、父を切腹に追いやった悪徳藩士=轟(北村有起哉)だった!

それを知ってしまった菜々は風早家を守るため、そして父の無念を晴らすために、剣の達人=五兵衛(松尾 諭)に手ほどきを志願し、懸命に剣の腕を磨くのでした。そう、相当な剣豪として知られる轟を、そのか細い手でぶっ殺すために!

そんな粗筋を聞けば燃えずにいられません。しかも菜々は、真っ向から轟に決闘を申し込み、立会人たちの前で正々堂々と勝負するんですよね。私だったら絶対、闇討ちしますけどw

そんなヒロインを清原果那さんが演じてる。観るしかありません。ほか、谷村美月、南沢奈央、濱田マリ、石橋蓮司、宇梶剛士、苅谷俊介、イッセー尾形、本田博太郎etc…といった豪華キャスト陣が脇を固めておられます。


☆『アリバイ崩し承ります』#01(テレビ朝日系列・土曜深夜枠)

テレビ朝日連続ドラマ・初主演!! 大躍進中の最旬女優・浜辺美波が1回5000円で“アリバイ崩しを承る”好奇心旺盛な名探偵に! プライド高きキャリア刑事・安田顕と難事件に挑む!! さらに成田凌が、大物国会議員を父に持つボンボン刑事として登場!!

“アリバイを崩す女×プライドを崩せない男” テレビ朝日の人気ドラマ「トリック」「時効警察」に続く令和版“新生凸凹バディー”が誕生する――(公式ホームページより抜粋)

最初からドラマ化を狙って書かれたに違いない大山誠一郎さんのミステリー小説を、まんまとドラマ化した作品。

昨年、NHKで浜辺美波さんが主演された『ピュア!/一日アイドル署長の事件簿』とよく似た構図と作風で、ヒロインから毒っ気を抜いて相棒役を(いま話題の東出昌大くんから)安田顕さんに替えただけ、と言ってしまえばそれだけの作品ですw

が、その『ピュア!』がすこぶる面白かったですから、これもなかなかイケてます。浜辺さんのキャラは毒があるだけ『ピュア!』の方が面白かったけど、そのぶん安田顕さんの濃い顔とキャラクターが埋め合わせしてくれます。東出くんも悪くはなかったけど、やっぱり安田さんの方が味があって面白い。

とは言え、基本はただ突っ立って謎解きするだけのドラマですから、観る本数を絞っていく中で、これは早々にドロップアウトせざるを得ません。主役コンビが魅力的なだけに残念です。ミステリー好きの方にはオススメしておきます。


☆『パパがも一度恋をした』#01(フジテレビ系列・土曜深夜『おとなの土ドラ』枠)

『忘却のサチコ』の阿部潤さんによる人気コミックを映像化した作品です。

ある日、3年前に死んだはずの妻(本上まなみ)が、塚地武雅の姿になって帰ってきた! 愛する妻を亡くして生きる気力を失ってた夫(小澤征悦)は、果たして相手が塚地武雅で立ち直れるのか!?w

死んだ恋人や家族が別人として甦る話も、男女の身体が入れ替わっちゃう話も、今やすっかり古典ネタではあるんだけど、その容姿が塚地武雅さんとなると、また話が違って来ますw

冒頭、全裸で『ターミネーター』そっくりな登場の仕方をする塚地さんに、まず爆笑w たぶん、最終回まで観てもこれ以上に笑える場面は無いだろうと思いますw

けど、妻を亡くして自殺しようとまでしちゃう小澤さんに、理屈抜きで泣かされちゃうんですよね。で、たとえ容姿が塚地武雅でも、その内面に亡き妻を感じて泣いちゃう小澤さんの姿に、また号泣。どうやら私はこういう設定に弱いみたいです。

でも、そこで泣けるのも、もしかしたら演じてるのが塚地さんだからかも知れません。この人にはそういう力が確かにある。冒頭で笑えたのも塚地さんだからこそだと思います。

これは意外とイケてるドラマですよ。今期、これより笑ったドラマも泣いたドラマも他にありませんから。

とは言え、次回以降も観続けるかどうかとなると微妙です。たぶん初回のインパクトを超える回はもう無いだろうし、観られる本数が限られてることを思うと、これもドロップアウトせざるを得ないです。

今期は不作かなと思ってましたが、なかなかどうして粒ぞろいかも知れません。ただ、私が大ハマりする作品は無さそうです。一番のお気に入りがアニメの『映像研には手を出すな!』っていうのは、実写派の私としてはちょっと寂しい状況です。

美脚画像は本上まなみさんと、小澤さんの一人娘を演じる福本莉子さんです。
 


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「2020年冬ドラマ」―4

2020-02-01 00:00:36 | TVドラマ全般










 
☆『心の傷を癒すということ』#01~#02(NHK総合・土曜夜9時枠)

阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者たちの心のケアに奔走し、日本におけるPTSD研究の先駆者となった精神科医・安克昌さんの実体験を原案とした、NHK土曜ドラマ全4回。

主人公に柄本佑、その妻に尾野真千子、父親に石橋凌、母親にキムラ緑子、親友に濱田岳、恩師に近藤正臣が扮するほか、趙珉和、浅香航大、濱田マリ、平岩紙、谷村美月、紺野まひる、清水くるみ、といった豪華キャスト陣が脇を固めておられます。

物凄くデリケートな問題を扱ってるので敷居の高いドラマになるかと思いきや、第1話は柄本くん&濱田くんによる青春ドラマ、そしてオノマチさんとの出逢いから結婚へと至るラブストーリーが描かれ、すんなりと入って行けました。

これは心理学とか災害とか人種問題とかを小難しく説いたりするドラマじゃなくて、あくまで安先生という1人の在日韓国人二世の生きざまを、必要以上に美化せず淡々と描写する、半ばドキュメンタリーに近いドラマなんですね。

それにしては奥さんとのなれそめがめちゃくちゃロマンチックでしたけどw、どこまでが実話なんでしょうか?

↑ 駅前の名画座で『東京物語』を観た安先生が、近くの席にいた女性から「あのシーンで原節子さんはなんて言ったんですか?」って質問される。ちょうどその時、電車の音でセリフが聴き取れなかったんですね。

で、答えられなかった安先生は、そのセリフを確認するため後日再び『東京物語』を観に行ったら、その女性も同じ回を観に来てた。で、二人して例の場面に注目してたら、日本の鉄道は時間に正確なもんだから全く同じ箇所で電車が通っちゃうw

その場はお互い苦笑して別れたんだけど、また後日、バス停でたまたま彼女を見かけた安先生は、乗らなくてもよかったそのバスに飛び乗って、彼女に声をかけるんです。「あのセリフ、分かりましたよ!」って。

映画好きが一度は夢見るようなシチュエーションです。その映画が『死霊のはらわた』とかじゃなくw、『東京物語』っていうのがまた何とも。

もちろん楽しいことばかりじゃなく、主人公が乗り越えなきゃいけない壁として厳格すぎるお父さんが立ちはだかり、精神科医という職業に対する偏見を思いきり振りかざして来る。メンタルヘルスみたいな呼称が市民権を得たのはごく最近のことで、このお父さんの態度は当時の我々一般ピープルを象徴してるんだろうと思います。

私自身、ちょうど'90年代後半から'00年代前半にかけてセラピストの人と親しくしてたもんで、精神治療に対する世間の風向きが変化していくのを肌で感じてました。そのきっかけの1つを作られたのが安先生ってことですね。

第2話からはいよいよ震災直後の神戸が舞台となり、当然ながら痛々しい場面もたくさん出てくるけど、これ見よがしに泣かせようとするドラマとは全然違うから大丈夫。

ああ、あの時、避難所ではこんなことがあったのか、現場にいた人たちはこんな思いを抱いてたのかって、メディアが外側から見た印象だけで伝える情報とは違う、内側にいた人しか知り得なかった事実を知るいい機会になるし、今後の為にも我々は知っておく必要があるだろうと思います。


☆『エ・キ・ス・ト・ラ!!!』#02(カンテレ・木曜深夜枠)

関西ローカルで放映されてる30分枠の深夜ドラマです。いずれ他の地方局でも順次放映されていくと思うのでご紹介しておきます。

吉村界人くんが主演する『猟奇的な君を宇宙の果てまで追いかける』という変なドラマの制作現場を舞台に、その撮影に参加するエキストラにスポットを当てた作品で、各回のゲストが主役となるオムニバス形式。

間宮祥太朗くんがゲストの初回は見逃したんだけど、私が観た第2話は新婚ホヤホヤの橋本マナミさんがゲストでした。

平凡な主婦なんだけど趣味でエキストラのバイトをしてる橋本さんが、かつて自主映画のスタッフをやった経験から映像撮影のノウハウをよく知ってることを買われて、エキストラたちをまとめるリーダー役を任されます。

で、なんでも一生懸命に取り組む彼女は張り切りすぎて、番組のPR動画を自作して配信したら、それが炎上トラブルを引き起こし、主役の吉村くんが降板するしないの騒ぎにまでなっちゃう。

熱意が裏目に出て落ち込む橋本さんは、責任をとってエキストラを辞めるんだけど、なぜか現場に呼び戻される。聞けば例の動画がとある企業の眼に止まり、主演俳優のCM起用に繋がっちゃったもんで感謝されたから驚いた!

その企業とは、彼女のエキストラ業をバカにしてた筈の夫が勤める会社。そう、妻のピンチを救うために夫が根回ししてくれたのでした。

とまぁ、ちょっと出来すぎた話ではあるんだけど、30分枠で1話完結となるとショートショートみたいなもんですから、少々強引にでも「いい話」にまとめなきゃいけません。細かいツッコミは覚悟の上でしょう。

こういうドラマは筋よりも題材が見所ですから、エキストラというお仕事をどんな人たちがどんな気持ちでやっておられるのか、そこをメインに観ていけば良いのだと思います。

セクシーショットは、撮影現場でエキストラたちと一番コミュニケーションする立場にある、ADの役でレギュラー出演されてる水上京香さんです。


☆『ホームルーム』#01(MBSほか・深夜枠)

こちらも30分枠の連ドラで、現在はMBS(木)、チバテレ(金)、テレビ神奈川(木)、テレ玉(水) の各深夜枠で放映中。「千代」という漫画家さんがウェブコミックサイトで配信されてる連載マンガの映像化です。

『特捜9』の山田裕貴くんが高校のド変態教師に扮して本性を披露されてるということで、たいへん興味深く観させて頂きました。

が、これはちょっと引いちゃいました。女子生徒の着替えを覗いたり下着を盗んだりするド変態なら大いに共感するけど、本作の主人公はそういう変態とはまた違う変態なんですよね。

1人の女子生徒にターゲットを絞り、その子の椅子に接着剤を塗っておいたり等の陰湿なイジメを行い、自分がその窮地を救いに行って(つまり自作自演して)彼女からヒーロー視されるのを悦ぶという屈折ぶり。変態というより完全な精神異常者で、これは笑えません。

原作は怖いもの見たさの若い子らに人気があるみたいだけど、彼らが求めてるものが私にはサッパリ理解できません。主人公のやってる事はただただ卑劣で不快にしか感じないし、だからと言って彼が改心してマトモになってもつまんない。

ターゲットにされた女子生徒が実はドM体質で、エロエロな展開になって行くならまだ見所があるけど、今のテレビ業界で表現できるエロなんてたかが知れてるし、どう転んだところで面白くなるとは思えません。山田裕貴くんはいよいよこれからって時に作品選びを間違えましたね。

ポートレートは変態教師のターゲットにされた女子生徒を演じる、秋田汐梨さん。ほか、山下リオさんが保健教師役で巨乳をアピールされてます。

 
 

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