井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

シラカンバの翼果と果麟

2024年08月14日 | 日記


シラカンバの種子は両側に膜質の翼がつき「翼果」という。果穂には中心の軸の周りに多くの翼果が重なり、翼果と翼果の間に果麟が挟まりセパレーターの役割を果たす。
翼果は風に乗って遠くまで飛び新しいシラカンバ林をつくる。
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シラカンバの果穂

2024年08月12日 | 日記


シラカンバの雄花序は花粉を出したあとすぐ落ちてしまうが、雌花序は受粉後種子を育て多くの種子を持つ果穂となっていく。
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シラカンバの花後。

2024年08月10日 | 日記


開花期のシラカンバ、雄花序は太いひも状で花粉を大量にだす。本州の「春の花粉症」はスギ花粉が犯人だが、北海道ではシラカンバやハンノキが犯人となる。このとき雌花序は上向きに直立した状態で花粉を受けとる。
その花後、花粉を受け取った雌花序は種を作る過程にはいり、膨らみを増し下垂状態に変わる。雄花序は役割を終え枯れ落ちている。

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シラカンバの芽吹き。

2024年08月08日 | 日記


最初に雄花序が花粉を出し始める、下垂する褐色のひも状のものがそれ。やや遅れて円錐形の冬芽が開く。
枝先の物は普通葉と花を含む混芽で、2枚の葉の間から緑色の雌花序を立ち上げる。
枝先の1番目、2番目の冬芽からは2枚の葉の間から雌花序を立ちあげ、3番目の冬芽になって花序なしの葉2枚だけになっている。
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シラカンバの冬芽。

2024年08月06日 | 日記


枝先の棒状の2~3個は雄花序の冬芽で裸出して越冬し、春、真っ先に開花する。雌花序は円錐形の冬芽に2枚の葉とともに収められている。枝先の冬芽は普通雌花序を含む混芽。下の冬芽は葉だけの葉芽の可能性も。

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