井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ご近所の春一番ナナカマド

2018年04月11日 | 日記


ナナカマドの芽ぶき。バラ科ナナカマド属。
ナナカマドの冬芽、多くは混芽。先ず羽状複葉の葉を拡げ、枝先に複散房花序をつける。
葉が大きいからかその芽ぶきは大変ダイナミックである。
ナナカマドの赤い実は秋のうちに鳥に食べられることはなく遅くまで残るが、本格的な寒さにあうことでアクは抜ける。
芽ぶきのこの時期には、多くは果実の多く鳥に食べられ、果実の無くなった果穂が枝先に残って見える。
北海道では紅葉の美しさからナナカマドが大変大事にされ、旭川市、江別市など26市・町の「市の花」「町の花」に指定されている。札幌市では「市の木」ではないが街路樹の№1になっている。

ナナカマドの紅葉の美しさは本州の高山でも見られ、上高地の「三段紅葉」「5段染め」の主役となることで知られている。○段というのは、上は雪、下に常緑樹の緑、中間にナナカマドなどの紅葉、という色とりどりの様子を表すという。
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