井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

鬼の名をもつアメリカオニアザミ1

2016年08月15日 | 日記


アメリカオニアザミの群落。キク科アザミ属。
全体に刺が多く「鬼薊(おにあざみ)」の名をもつ。
アメリカの名がつけられているが原産地はヨーロッパで、日本へはアメリカ経由で入ってきたという。



アメリカオニアザミの花。
アザミの仲間はと筒状花だけの花。
頭花は径4cm程で、総苞は壷形で総苞片の先は鋭い刺になっている。総苞には腺体がなく粘らない。
要注意外来生物に指定されているが、花そのものは結構美しい。
在来種にも「鬼薊」の名をもつものがある。茎葉などに刺が目立つが総苞は刺状にならない。オニアザミは北海道には分布しない。



アメリカオニアザミの葉。
茎は直立して上部で枝分かれする。
中国で「翼薊」と呼ばれるように。茎には刺のある著しい翼(ひれ)がある。
茎葉は羽状に中裂し、葉縁だけでなく上面にも1mmほどの刺が密生する。葉の基部は茎を抱く。
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