樹木の開葉のしかた、大きく2タイプに分けられる。
「一斉開葉型」は春にほぼ1年分の葉を開いてしまう。その代表はミズナラやトチノキなど。「順次開葉型」は文字通り1枚ずつ順次拡げる。その代表がケヤマハンノキなどハンノキの仲間、枝先から1枚1枚開いていく。葉を開くのを「開葉」といい、開いた葉を大きく拡げるのを展葉(てんよう)という。
ちなみに、葉は特別な例外を除き必ず茎につき、1本の茎とその茎につく葉をひとまとめにして「シュート」と呼ぶ。「苗条(びょうじょう)」という訳語もあるが、むしろ分かりにくい。