ネジバナの群落。ラン科ネジバナ属。
ネジバナは「最もランらしくないラン」と言われる。ランと言えば自然豊かな山道でも中々見つけられないのに、ネジバナは明らかに「人里の花」である。
ランの多くはラン菌との共生が必要だが、ネジバナは芝生地などの腐生菌と共生し、芝生地などによく姿を見せる。
ネジバナの花の巻きつき方1。
ネジバナの花は花茎にラセン状につき、捻じれるようにつくので「捩じ花」と呼ばれる。
その花の捻じれ方、左下から右上に巻きつく形でラセンを描く。この巻き方を「Z巻き」「右ネジ巻き」と呼ぶ。かつて、「右巻き」「左巻き」という言い方をしたが、上から見た場合と下から見た場合で右・左が全く逆になり、紛らわしいので巻きつき方の呼び方を変えている。
ネジバナの花の巻きつき方2。
こちらの花は②の花とは逆で、右下から左上へ巻きつく。こちらの巻きつき方を「S巻き」「左ネジ巻き」と呼ぶ。ネジバナの花には「Z巻き」と「S巻き」の両方がある。
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