井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

コウモリソウ属の仲間のミミコウモリ

2012年03月06日 | 日記
仲間のヨブスマソウは「棒名」、モミジガサは「シドケ」、何れも人気の山菜である。



ミミコウモリの芽だし。キク科コウモリソウ属。
葉身を外巻きにしてすぼめた傘を拡げるようにして芽をだす。
ヨブスマソウの葉は三角状鉾形、モミジガサは掌状であるのに対して、ミミコウモリは腎形。ヨブスマソウ、モミジガサと違って山菜扱いされていないが、食べることは出来る。



ミミコウモリの花序と葉。
茎は節ごとに稲妻形に折れ曲がり、はっきりした稜がある。
葉身は腎形で基部は心形。葉柄基部は耳状に茎を抱く。
頭花は総状円錐花序で下向きに花をつける。



コモチミミコウモリ。キク科コウモリソウ属。
山地~亜高山に生えるミミコウモリの変種で、上部の葉腋にむかご(珠芽)あできる。
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