イタヤカエデの仲間、葉の対比。カエデ科カエデ属。
左:イタヤカエデ 右:アカイタヤ 中央下:ハリギリの幼木
イタヤカエデの葉は普通7裂し葉身基部は心形、アカイタヤは普通5裂で、葉身基部は切り型凹まないことが多い。
イタヤカエデやアカイタヤ等の仲間は、葉の縁に鋸歯が付かないグループ、ヤマモミジやハウチワカエデなどは鋸歯が付くグループ、と言う形でグループ分けされる。
ハリギリの幼木の葉はイタヤカエデのよく似るが、ハリギリの葉には鋸歯があって、鋸歯のつかないイタヤカエデとは区別出来る。
イタヤカエデの鱗片葉。
新葉が伸び出して葉柄基部に托葉状のものが残るが、カエデ科には托葉は付かない。これは内側の芽鱗が伸び出して鱗片葉となったもの。托葉状の鱗片の先には、カエデの葉を小型にしたものがつくことがある。
イタヤカエデの虫こぶ。
フシダニの仲間がつくる虫こぶでイタヤカエデハイボフシという。
葉表にイボ状(球形)の小突起をつくり、中でダニが増えていく。
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