井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

強い香気をもつハッカ属の仲間

2011年10月30日 | 日記
シソ科は全体として香気のあるものが多いが、ハッカ属は別格で特に強い香気をもつ。



ハッカです。シソ科ハッカ属。
古くから栽培され、ハッカ油をとり、更に精製してハッカ脳(メントール)とする。西洋のハーブに対してニホンハッカ、和種ハッカと呼ばれることもある。
花は上部の葉腋に球状にかたまってつく。



ハッカ、花のアップです。
シソ科の花の多くは左右相称の唇形であるが、ハッカ属では花冠裂片がほぼ同大で、放射相称となる。シソ科では例外的な花である。
基本種の英名はペパーミント。



オランダハッカです。シソ科ハッカ属。
ハッカが茎上部の葉腋に球状の花序をつくるのに対して、オランダハッカは、茎上部に穂状の花序をつくる。
江戸時代にオランダから伝来したといい、葉の様子からチリメンハッカの別名もある。
英名はスペアミント。
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