リュウキュウツツジ。ツツジ科ツツジ属。
キシツツジとモチツツジとの雑種とされ、多くの園芸種が作られている。
琉球経由で全国に拡がったところから「琉球つつじ」の名で呼ばれるようになったという。
白花が多く「白リュウキュウ」の別名もある。
リュウキュウツツジの葉。
リュウキュウツツジはエゾムラサキツツジ同様「半落葉低木」と言われる。
「半落葉」というのは、条件により落葉したり落葉しなかったりする樹木、或いは落葉する葉と落葉しない葉とが共存する樹木である。
リュウキュウツツジの葉には春葉(春につき先が尖る)と夏葉(夏につき先が尖らない)とがあり、春葉は秋に落葉し、夏葉は落葉せず越冬するとされるが、春葉が越冬するケースもある。
リュウキュウツツジの花。
花冠は径5cm程で、白色のロート形で5裂する。
上側の裂片には淡い黄色の斑点が入る。
花が大きく花つきもいいので人気の高いツツジである。