井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・オオイタドリ2

2018年09月03日 | 日記


オオイタドリの葉。(左:イタドリ 右:オオイタドリ)
イタドリとオオイタドリの違いは草丈の大きさだけでなく、葉の形も違う。
イタドリの葉はオオイタドリと比べるとずっと小さく、葉身基部は切り形(フラット)であるのに対して、オオイタドリの葉は大きく、葉身基部は心形になる。
オオイタドリの葉裏は粉白色になるが、イタドリの葉裏は粉白を帯びない。
打ち身などにイタドリの葉を揉んでつけると痛みが取れる、そこから「痛みとり」→「イタドリ」の名になったという。
現在、オオイタドリの鎮痛効果や抗炎症作用を利用した「関節痛のための薬」が販売されている。



オオイタドリの巨大な葉。
図鑑などには、オオイタドリの葉は15~30cmと紹介されるが、この葉は新聞紙の縦の長さに匹敵する。およそ54cmある。



イタドリハムシ。
イタドリ、オオイタドリの葉を食べる甲虫の仲間。
成虫で越冬し、ある程度成長したイタドリ、オオイタドリに産卵する。孵化した幼虫はイタドリ、オオイタドリの葉を食べ育つ。
葉を食べられても、栽培種でないので害虫扱いされない。褐色と黒の斑紋、濃淡は個体差が大きい。





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