井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

夏に咲き始めるアキカラマツ

2011年12月03日 | 日記
初秋に咲くカラマツソウというので「秋カラマツ」と呼ばれるが、夏には咲き始める。



アキカラマツの群落です。キンポウゲ科カラマツソウ属。
カラマツソウ属の仲間で、札幌周辺で一番普通に見られる。
花序全体が黄色く見え、花の色別に配列する図鑑では「クリーム色の花」に入れられている。



アキカラマツの花序です。
カラマツソウが白い複散房花序(丸っこい)であるのに対して、アキカラマツは黄色い円錐花序である。葉は2~3回3出複葉。
大きいものは150cmほどになり、カラマツソウなどの2倍近くになる。



アキカラマツ、花のアップです。
花弁はなく、4枚の萼片は小さく早い時期に落ちてしまう。白い花糸は細く、黄色い葯が目立ち花序全体が黄色く見える。
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